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雪の断章 レビュー

雪の断章を読了しました。
胸が締め付けられてきゅんとして暖かい気持ちになりつつも寂しさ悲しさで切なくなる作品でした。
読み終わりには涙を流しました。
孤児でつらい経験をした飛鳥をずっと育ててくれた祐也と史郎。次第に芽生えてくる恋心。それを真っ直ぐに伝えることの難しい関係性。
切ない生い立ち。複雑に絡み合い、死も関係してくるストーリー。心の死と身体的な死を、法を持って捌ける捌けないの話のところはグッと考えさせられる悲しい部分でした。
出会った人との冷たい関係や暖かい交流と雪の切なさが温度感で心に訴えかけてきて、面白く読み進めることができました。最近愛を感じることがなくて、恋愛もののドラマとか見てもなんか作り話って感じがして、チープというかなんというか受けつけられなかったんですが、これは愛を感じてドキドキしました。
愛が芽生えるって素敵だなって思いました。
また何か物語読みたいな^ ^

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