![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/166904819/rectangle_large_type_2_3c86c1d5c1819491cd55d71cc7b5066b.png?width=1200)
Photo by
aoi_soryu
第一巻光の王ウィル・ラ-編2
光の王編2 鳥変化の呪文 光の王は剣で対抗する。 「舞い降りて、風、華開いて、光。」 闇姫の鞘が黒い光をまとっている。 「な、な、な・・・・・。」 デーモンが後退りした。 「近づけないだろ。もう、私の敗北はない。」光のプリンスが勝ち誇った顔をする。 「私の名はウィル・ラー。神獣グリフォンを扱っている。光の剣の所有者だ。」 デーモンは小さく笑う。 「フ、勝負は終わってないぞ。闇天化、黒魔の光、七の火。」 デーモンは唱えた。黒い玉がウィルを襲う。 「光世界、ブレイブーソード3の光。」 ウィルは剣を振り、自分の身を護る。 「は、速い。何て速いんだ。次元が違う。」二人の魔法攻撃は見えないくらい、速い。 聖なる光、そして、幻術 ウィルは光魔法、幻の光を使う。辺りが明るく、白く包まれていく。幸せで、何でも出来る感じ。鶴が舞ってダンスしている。何度も、何度も。鶴が皆、デーモンを向いている。鶴の群れがクチバシを尖らせて、円を描くようにデーモンを取り囲む。デーモンを襲う。 もう避けられない。 「や、やめろー。」 デーモンは逃げようとする。でも逃げられない。不安にかられる。 嫌な夢をずーっと見続けている感じ。目を開けられない。開けようとしても開けられない。次第にデーモンはデーモンでないような、 怯えたヒヨコみたいになってきたところで・・・・。 パチッ。指を鳴らした。パチッ。 「幻術よ!戻れ!」ウィルは言った。光が消えていく。剣をデーモンの額にくっ付けた。 「最後に言いたいこと、何かある?」 「強すぎだろ。」デーモンは倒れる。ウィル、勝利。