【美術館】出光美術館 物、ものを呼ぶ展 行ってきたー

東京都 出光美術館「物、ものを呼ぶ」展に行ってきました。
お目当ては伊藤若冲の鳥獣花木図屏風。
観てみたかったのでとっても楽しみ。

江戸絵画の華

鳥獣花木図屏風、入ってすぐにどどん!と展示されてました。

色が鮮やかー

升目描きがなんとも不思議な気持ちになります。
右隻が象をはじめ、珍獣たち(実在しない伝説の動物もいます。)
左隻が鳥たち
やっぱり、若冲は鳥好きなのか。鳥びいき。
実際、鳥ってびっくりするくらいカラフルな種類がいて、自然にあの配色になる事に驚きます。
孔雀とか美しいですものね。

若冲の絵のなかでも動物大集合で、ポップで楽しい気持ちになる絵ですね。宇多田ヒカルのサクラドロップスのMVに使われている絵です。やっぱり脳内再生されました。観れて良かったー

酒井抱一の風神雷神もありました。
こちらもとっても色鮮やか。

12ヶ月花鳥図
9月が好きでした。月とススキってなんか良い。


きらめく自然

若冲と同時期に活躍していた池大雅と与謝蕪村の山水図屏風がありました。
蕪村の俳句好きなので、あのおおらかな感じが
蕪村の絵にも現れる気がして良いですね。
若い頃は南画は渋いのであまり興味無かったですが、年取ってくるとちょと良い気がします。
(若い時も周りよりは渋いの好きでしたが…)

調和の美

文字と絵の調和のコーナーです。
正直、書には興味無かったはずなのに、グッときた書がありました。
伝 小野東風 継色紙
正方形にひらがなで和歌が書かれているのですが
なんとも軽やか。
表装も、なんとも素敵でぜひ床の間に飾りたい!
床の間ないけど。
だんだん渋いものにも興味が湧いてくるもんですね。

都市の華やぎ

最後のコーナー
江戸名所図屏風
洛中洛外図の江戸版みたいな。
書き込まれている人物は2000人以上!!
活気ある江戸の人々の声が今にも聴こえてきそうです。こういう絵はずーっと観てしまう魅力があります。

楽しかったー

9階からの眺め、雨でした。

出光美術館は帝国劇場の上にありますが、帝劇ビル建て替えのためしばらく休館されるそう。
行ってみたかった美術館だったので休館前に来る事ができて良かったです。
新しくリニューアルされてもまた行きたいですね。

お土産コーナー

図録と仙崖の書レプリカをゲットしました。

鑑賞後、鳥獣花木図屏風について調べていたら
なんと、静岡県美術館が所蔵している樹花鳥獣図屏風公開されます。
2025年1月24から公開の石崎光瑤展で展示されるそうです。
鳥獣花木図屏風観たら樹花鳥獣図屏風も観てみたいですね。

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