オタ活とスキャンダル -Singin' in the Rain-
オタ活をしている上で避けて通れないのがスキャンダルです。
オタ活をしている人でスキャンダル経験0という人はほとんどいないのではないでしょうか・・・推し本人にはなくてもグループのメンバーに発生して影響を受けることもあるし。スキャンダルにも色々種類があって、内容とその時の自分の状態で受け入れる時もあれば受け入れられない時もあります。
今回はK-pop至上最大のスキャンダルと言われている2014年6月のオープンカー事件とその翌月から始まったベッキョン初のミュージカルSingin' in the Rainについて書きたいと思います。
※注:当時のチケット状況の内容がメインです。オープンカーについて知りたければ別のところでお調べください。
当時私は初めてのEXOのソウルと香港のコンサートに行き、次ミュージカルと上海のチケットを手配している真っ最中。
そんな中Dispatchの情報を見ました。
派手に遊んでたとかでもなく、相手が一般人のファンとかでもなく、まぁ単純に熱愛なのでしょうがないなという感じでしたが・・・
みるみるうちにミュージカルのベッキョン出演の日のチケットが大量にキャンセルされていきました。
とりあえず初日のチケットは高く買ってしまっていたので、そのまま観ることにしました。
ベッキョンが相手役の女性に「君がいればファンはどうでもいい」みたいなセリフを言うシーンがありましたが、オープンカーとリンクして失笑が起こっていました。
ベッキョンも自業自得ですがあの空気感でよく演技を続けられたなと。
初日は満足して帰ってきましたが、まだまだキャンセルチケットは出続けていて、そこで見つけてしまったんです。
千秋楽、最前、ドセンのチケットを。
(Kpopではマッコンですね。けどあえて千秋楽と呼ばせていただきます)
以前香港の記事で私はK-Popにハマる前は日本のミュージカルを主に観ていたと書きました。
なので千秋楽最前ドセンがどれほど価値のあるものかめちゃくちゃわかっていたし、これが余ってるのが信じられなかった。
誰も買わないのなら私が入ってもいいですか?と一応心の中で皆さんに確認し(誰にも届いてないけど)、購入させていただきました。
その時の座席からの視野が今の私のアイコンにしている画像です。(開演前に撮影しました)
これがまさにひとつ前の記事で書いたようにオタ活は縁と運が第一だと思う所以です。
もし私がデビュー当時から追いかけてそろそろ疲れも出てきたなという状態だったら・・・オープンカーに耐えられなかったかもしれません。
もちろん諸々の匂わせと撮られたのではなく撮らせたのでは疑惑が嫌でしたが、新規でまだエネルギーが十分残っていたからこそうまく受け流せて別界隈で長年憧れていた場所のチケットも手に入ったのかなと思います。
今はもうこの時から10年が経ちました。
結果として私はベッキョンのファンを続けて大正解だと思いました。
ただこの正解というのは全ての人に当てはまるわけではないです。
どんなに推しのことが好きでもずっとファンを続けていたら本当に色んなことが起こり、精神的にすり減ることも多いし、肉体的に疲れることも多いです。
自分が弱ってる時に何かモチベーションが下がることがあっても無理に耐える必要はないと思います。
耐えて続けてるからといって良いファン、耐えられなくて辞めてしまったから悪いファンということでもないです。
もし辞めてしまってもその後に絶対その時の自分に相応しい出来事が起こると思うし、推しや今までしていたことに執着するのではなく、ぜひ自分のその時の状態と合わせて自分が一番良いと思う選択をしてほしいです。
そしてさらに新規は何かと謙遜されがちですが、新規の時のパワー・勢いはその時にしか出ない力なので、本当に大事にしてほしいと思います。
今回は特にノウハウはありませんので有料エリアは無しです。
最後にミュージカルの感想を。
何度も書いていますが私は日本で結構な数のミュージカルを見ていました。
それと比べてベッキョンのShingin' in the Rain.
めちゃくちゃ可愛い。歌うまい。表情豊か。
けどカメラ探しすぎ。笑
もちろん公演中は撮影禁止です。
けどマスター文化があるのでたくさんの人が大砲を持ち込んでいました。
ベッキョンも本編中はさすがに演技に集中してましたが、カーテンコールになるとずーっとマスターのカメラを探して目線を送ったりところどころ不自然に止まったりして、カメラ意識してる。
日本のミュージカルだとこんなことあり得ないからびっくりでした。
でもこういうことをしてるからこそ、あの綺麗な高画質写真があがり、マスターがそれで広告出したりグッズを作り、それを見た人がファンになる。
アイドルのプロですね。
千秋楽ではこの状況で公演をやりきったことで泣いてしまい途中歌えなくなってこぶしで太ももを叩いて喝を入れて最後まで歌い切ろうとしてたのが感動的でした。
当時ベッキョンもミュージカルは初めてだったしこれ以降ミュージカルの仕事はやってないので、今もしやれば全然違った洗練されたものになっていると思いますが、当時はデビュー2年目の若手で初々しい姿が観れたので私としてはとても満足しています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。