老害をゆるすな!
某TV局の前社長の無能ぶりポンコツぶりにはほとほと呆れ返った。
被害者から、直接被害の報告を受けたにも関わらず、そもそもその事案をコンプライアンス室に図ることもなく「被害者のプライバシーの保護と安全と自然な現場復帰」を盾に、視聴率欲しさと不祥事隠しのために、加害者には一切の調査をすることなく、加害者をTVに出演させ続け取引を継続した。
「加害者が居る」会社に出社をすることが困難であると、被害者が懇願しても何もせず、あまつさえ被害者が「病名を公表すること」を止めてもいたそうだが、これのどこが被害者に寄り添った姿勢なのだろうか。
今思えば被害者と擬せられる女性が、入院中からSNSで発信を続けていたのは会社に対する抵抗であったのである。
日本の報道史最大の恥として今後語り継がれるであろう、TV局による静止画記者会見において、被害者に対して掛ける言葉を聞かれ「まぁ活躍を祈りますとしか…」と吐き捨てる始末。この一言だけでも被害者のことなど考えていなかったと断じざるを得ない。
どの口で「社員の皆さんを守ります」などと言ったのか。怒りを超えて虚しさすら募る。
2回目の記者会見では「願わくば彼女に直接あってお詫びしたい」などと、社長を辞任してなんの力を持たない、会社と関係のないただの一般人になった男に、今更謝られたところでなんの意味もない、ということすらわかっていないであろう、無意味な自己満足発言を繰り出す始末。
被害者が1年以上の苦しみの末に退社を申し出たとき、一切謝罪もしなかった厚顔が、このセリフを今になって吐く憎らしさといったらない。
この無能に輪をかけて、複数の女性と不倫や手つなぎデートなどを写真週刊誌に撮られるなど、自らの欲望にだけは誠実だったお爺ちゃんが、性被害者の対応をしたということが最大の間違い出会ったことは明白である。せめてこの男に人の心があったなら、被害者女性に寄り添った対応ができていただろう。もう辞めた爺に何を言ってももはやなんの意味もないが、この男がやった醜態のすべてこそが老害であると指摘しておきたい。
知名を越えた男が、娘ほどの若い女性に懸想し本人の意思に反して「腕を上げるなどの暴力ではない『以外の暴力で』」尊厳を奪い、古希を越えた無能の老害権力者が、被害者の、力なきものの声を無視し、握りつぶした。それが今回の事件で起きたすべての根幹だ。
だが、被害者女性の静かな戦いはとてつもなく大きなムーブになり、確実に、そして恐るべき成果を上げている。
これほど大きな問題を起こしても、政府には放送局に指導をする仕組みすらなく、免許を取り消す条項もなく、そもそもこの問題を解決しようという姿勢もない。放送局という国民の資産である電波をタダ同然で使うくせに、自ら自浄しようともしない特権団体に対して、なにもできずただ指を咥えて見ているだけだ。
なんとなれば石破首相の娘がこのTV局に勤務しているという話まである。
この期に及んでも何もしない自民党と、連立する公明党ではなく、
それ以外の党に投票する以外に、明確に政治を変える方法はない。
我々ができる戦いはたった一つである。投票に行くことだ。