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プロや常連客などの意見を丸ごと反映させたボードゲームはどうなるのか? 《3》

こんにちは!
前回はフィードバックの続きとボードゲーム用紙幣についてお話しましたが、毎度読んでいただきありがとうございます!!(前回の記事はこちら。)

今回はボードゲーム内のカード制作に焦点を当てていきます。創作活動をされている方には、今回も興味深い内容になると思います🤗

どうぞお付き合いください!


テストプレイ時のカードの評価

結論から言うと、とても好評でした。特に、アニメ風のイラストではなく、アート寄りの絵を使った点が珍しく、「次回作もこのまま突き詰めていくのもありじゃない?」とお褒めの言葉をいただきました。

狙い通りです。(後付け

本当はたまたま題材がオークションでイラスト自体が現存する有名な絵画や画家をオマージュして描いたため、噛み合いが起きて評価をいただけたのだと思います。

ただ、コスト面ではかなり悪かったです🤑アニメ絵と違って厚塗りで描いています。それなのにカードのサイズ、デザイン変更、PV用のイラストに調整etc…本当にお勧めできません😇

制作にあたって

作品のイラストは抽象的なものから写実的なものまで色々あります。混在してもなんとなく統一感があるようにはしたいなぁという感じでした。

今回は絵だけですが、オークションといったらもちろん壺などの物もあるわけで…。悩んだ挙句、絵だけにすることにしました。テーマを「動物」「花」「人」「ホラー」などのシリーズに分けて、ゲーム進行と統一感を意識しました。

さらに統一感を出すために、ブラシと使用色も統一しています。

お世話になったブラシはこちら、Nathan BrownさんのUltimate Brush Toolbox🖌まず名前がいい。究極のブラシツールボックス†。使用感もめちゃくちゃ良かったです。紙幣の方でも使わせていただきました。

次は資料集めに活用したサイトです。

お世話になったサイトはこちら、Google Arts & Culture。世界中の芸術作品が超高画質で閲覧できます。筆の塗り痕まで見えちゃいます。なんと無償

ほんとにいい時代に生まれたと思います。おかげさまでデジタルでも本場のそれっぽさを表現できたと思います。

いざ制作1

画質は5000×8000px,350dpiで描いています。紙幣同様、限界を挑んだせいで途中で録画とデータが吹き飛びました😇。全て紹介するのは難しいのでUltimate Brush ToolboxのUltimate味をふんだんに使ったものをピックアップします。

明言するのは大人の都合でできないため、真珠の絵画をリスペクトしてこちらは描きました。想像上の人物の顔を描いた「トローニー」と呼ばれるジャンルで、特異な衣装と光の表現を描いて、崇高な美しさを描くことでそれっぽさを出しています。

ということをテストプレイ時に説明したのですが、「伝わらないと思うけどいいと思う😊」という感じでした。良ければOK!😊

現実と同じように描くためにレイヤーを極端に少なくしています。今回使ったブラシはリアルな絵の具の混ざり具合も表現できるものだったので最高の出来栄えになったと思います。Photoshopの加工機能もあまり使わないようにしています。

いざ制作2

不気味な絵画で有名な画家の雰囲気を見よう見まねてこちらは描きました。ごりごりの宗教的な絵を書こうと思ったのですが、宗教的な理由で一部販売禁止されたTCGなどの事例があったため、マイルドな怖さに調整しました。

こういう絵は描いた本人の内面世界が描かれるといったお話があったりします。安心してください、これ怖すぎないかな?グロすぎないかな?とプレイ中のことを気にしながら描いた感じなので、あまり深読みしても何も出てきません笑

こちらもレイヤーを極端に少なくしています。勢いで筆を動かしたのもあって、油絵具特有の伸びを利用して、引き伸ばしながら塗りました。不気味な感じが表現できたと思います。ナイスUltimate。

次回予告

今回はカード制作についてお話しさせていただきました。なんかNathan Brownさんの回し者みたいになっちゃいましたね。本当に素晴らしいツールです。

次回もカード制作の続きかプロモーションビデオあたりでお話しできればと思います。

楽しみにお待ちいただけると幸いです!

【お問い合わせ先】
LITF.studio
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