映画 ヴァチカンのエクソシスト 感想
公開日: 2023年4月14日 (アメリカ合衆国)
監督: ジュリアス・エイヴァリー
原作: ガブリエーレ・アモルト(英語版); (『エクソシストは語る』より)
原案: マイケル・ペトローニ; R・ディーン・マクレアリーチェスター・ヘイスティングス
クソコラを作りました。ご査収ください。
u-nextにてポイント消化しつつ自宅で鑑賞しました。
そういえば劇場公開当時(といっても8月ですが)、悩んだ末に踊るフジツボを選んでしまいました。ジャンルもメッセージも全く違いますが、圧倒的にエクソシストのほうを劇場で観たかったです。
ラッセル・クロウが法衣を着てウィスキーを飲んだり、おまじないを唱える様子が楽しめるいい映画でした。物語展開もいい感じに心がザワつくのでみんなもザワザワしてほしいな。
以下は「ヴァチカンのエクソシスト」のネタバレに触れる感想になります。本作はネタバレを知らないほうが絶対に面白いと思うので、これから見る予定の方はブラウザバック。
フィクションストーリーだと思ってみてたら、実在のエクソシストの手記が元になっているのでノンフィクションだった(途中で気づいた)のが一番のビックリポイントでした。
原作手記があるのを知らないとマジで負けるんじゃないかと思う仄暗い作り(神がいるのかがわからない作り)でよかったです。悪魔が激強すぎて、「え、これもしかして、エクソシストが負ける映画なの?うっひゃーー!!最高!!」と本当に鼻血出るくらい興奮してみていましたが、最終的にちゃんと勝ちました。
いや、まあ、そうなんだけど!いくら映画だからって、ローマ教皇は悪魔のせいで殺せないし、エクソシスト死んだら手記になってないですもんね。
また、更にビックリしたのは、中盤で「地下に葬られた謎」を解くシーン。舞台がスペイン異端審問のあった土地ということもあり、絡みがあるのは予想していたのですが、まさか、『スペイン異端審問は悪魔に乗っ取られたエクソシストが起こした』という展開で「マジくそプロパガンダだな」と大笑いしました。教会の隠蔽体質は罰しても神の地位は絶対に下げないあたりに好感が持てます。
いいね、いいよ、そういう歪んだ歴史修正は大好きだよわたしは!
キリスト教の神話はいわば「プロレス興行」みたいなものなので、異端審問の罪まで着せられて悪魔もやってられないですよね。
ラッセル・クロウがやると本当にいい感じに腹立たしくてチャーミングなキャラなのでギリギリ許せますけど、物語的には本当にヤバいこと言ってますからね、、、。結局、序盤のシーンで「悪魔尽きではない精神疾患者をもエクソシストが対処する」というのが繋がって、人の心に住む悪魔と本当の堕天使悪魔どちらも子羊の敵なんだでまとめようと、しているのか?
エクソシストの手記は未来の奇跡になりますので、フィクションとノンフィクションの狭間をさまよう感じはすごく好きでした。アモルト至上主義の過激派教徒が暴走し悪魔化するゴア映画とかも見たいところです。
全く余談ですが、ここ最近「ザ・ハント」や「オオカミの家」に続き本作と、豚がモチーフで出てくる映画を連続で観てしまいました。豚に呼ばれているのでしょうか。そろそろSM店に移籍しろという神のお告げですか?
今まで見たキリスト教映画の中でビックリした映画
サイン・オブ・ゴッドは面白いよ~!
みんな、もうダイナソー・ファイターはみたかな?素手で恐竜倒す、インディペンデントカンフーSF映画だよ🦕🦕🦕
最後まで読んでくれてありがとう。これからも、
suzukaの映画日記をご照覧ください。