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マクベス論2

柄谷行人「マクベス論」より その1。シェークスピアは「現代」(或いは彼にとっての同時代人)についてどんな診断も指南も与えはしなかった。だが、それは彼が時代の混乱なら混乱をどこか超越的な視点から見るかわりに、その混乱をリアリティとして疑わなかったことを意味する。それ以外に「生きた時代の本質」などあるか。
(自分) いきなりシェークスピアでしたが、柄谷が言っているのは、時代を評論家風に語るのではなく、自分もその渦中にいた、自分の生きた時代であると語った、ということかと思います。柄谷行人「意味という病」より

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