【レディース】暑くても、考えることをやめるな![後期リーグ第1節レノファレディース-スフィーダ備後府中]
9月14日。
9月となったがまだまだ残暑が色濃い。キックオフ時間が15時と設定されたこの試合も、蒸し暑い空気の中で開催された。
会場となったきらら博記念公園は敷地が大きく、
全体が回遊でき木々が並んだ道を歩ける。
車の中で想定のフォーメーション表を書いて、
覚悟を固めて猛暑の散歩道へ向けて歩き出す。
レノファレディース側のゲートフェンスには各選手の後期リーグへ向けての手書きメッセージが貼り出されており、写真に収めた。
今日は、ピッチを俯瞰できる一番中央の位置へ。
太陽が雲に隠れて少しだけ風が吹く。
ここからレノファレディースにとって怒涛の1ヶ月が始まる。
緊張感を感じた。
レノファ山口FCレディースメンバー&フォーメーション
この日は伊藤さくらが欠場となり戎谷亜美が左へ。
右にはプレッシングFWの福本純子。
中盤はボール奪取能力の高い田中萌と小川真名美が入り、
右に磯田尭那が入った。
この試合も守備時は右のサイドハーフ、
磯田が下がり目を取り4バック気味にシフトする。
対するスフィーダ備後府中は4-4-2を採用してきた。
キックオフ
引き算スタート
試合の入りこそ福本の球際の粘りから新井が受けて、再度右を使う福本に差してのシュートや、新井が前に出たキーパーの頭越しのループなど、悪くはない入りかと思われた。
しかし8分、スフィーダはGK大宮司晴菜のゴールキックを中盤で取り切り、手数をかけずゴール前へ運び、まさに秒殺。
まだ相手のリズムや呼吸を把握しきれない時間に、さらりと決められてしまった。
レノファレディース 0 - 1 スフィーダ備後府中
しかし、失点はしたものの、前期リーグでは6-0で下した相手。相手も成長しているだろうが、こちらも成長している。
許容できる範囲での失点だろうというのが会場全体の雰囲気に感じたし、筆者もそういう思いだった。まだ先は長い。
しかし、そうはならないのがサッカー。
だから面白いのがサッカーだ。
スフィーダの圧縮
スフィーダは4-4-2の3ラインを保ちながら、ラインを高く設定して中盤を圧縮する、ソリッドなスタイルで試合を運んだ。
ビルドアップしようと思えば狭いボランチのところでひっかり、ロングフィードでウラを狙ってもオフサイドにかかる。
だんだんと攻め手が見つからなくなって、センターバックで回しても出しどころが見当たらない、そんな状況になってきた。
15分にはスフィーダのショートコーナーでスタートし、受け手のクロスがファーサイドの微妙な位置に上がり、なんとかかき出してクリアというピンチも起こった。
そういえば、スフィーダはリーグ全体でも得点と失点のバランスが平らなチームで、21得点22失点。周南公立大には2-1で勝利しており、数字上、大きく崩れない印象のチームだ。
コンパクトなサッカーで相手のスペースを奪って行き、1点差でものにするような試合運びは上等だろう。
中継点、なし
時間が経つにつれ、狭い中盤を嫌ったレノファはウラに抜けたい選手とディフェンスに残る選手との前後分断が起き、ロングボールを蹴ってもオフサイド、というシーンが目立ってくる。
この辺りは、プレッシャーがかかる中で高いラインを維持し続けたスフィーダを褒めるしかない。
どうにもこうにも打開策が見つからない中、主審は35分を過ぎたあたりで試合を止めた。飲水タイムは取られていなかったが、暑さを考えてクーリングブレイクを取ったのだった。
40分からのキックオフ
不幸中の幸いか、ここからレノファが動き出す。
41分、右サイドに大きく張った磯田の元へボールが供給されると、シンプルなクロス。ファーサイドで待ち受けた新井が押し込み、同点。
レノファレディース 1 - 1 スフィーダ備後府中
さらに44分、中央の浅田が左のウラに蹴り出し戎谷の飛び出しを誘うと、戎谷はライン際でクロス、今度はニアで、新井が豪快に蹴り込み逆転。
レノファレディース 2 - 1 スフィーダ備後府中
サイドを使った攻撃から新井に合わせる、シンプルな攻撃が効果を生み、一気に逆転しハーフタイムとなった。
後半開始
浅田梨花、小川真名美の献身
前半のうちにスコアをひっくり返したレノファは後半はさらにギアが上がる。
48分にはボランチの位置まで下がってきた浅田が右のウラを狙い福本が決定機。浅田は前半からポジションを移動しながらパス引き出そうとしてきたが、後半はそれがうまくハマるようになり、自在に相手選手が面倒を見られない位置を取って歯車を回し続ける。
ボランチの小川真名美も、前半は奪い、奪われで苦労していた感はあったが、後半になって相手の立ち位置が乱れてくると「寄せて、取る、出す」小川らしいプレーで中盤の底を支え、マイボールの時間を増やし続けた。
ただ、まだ追加点とはいかない。
55分、中盤を田中萌から、作陽戦でのゴールが記憶に新しい西山ひとみに代えそのままボランチに入れた。
55分 OUT MF8 田中萌 IN MF13 西山ひとみ
技巧、そして両目が開いた大砲
前半沈黙していた左センターバックの米川も53分には左サイドでタテ関係の戎谷といい連携があり、さらに西山が投入された直後の55分には、ウラへの抜け出しを図った西山へと良いフィードを送る。
チーム全体が活性化し始めた。
60分、右サイドでの突破をケアされバックラインまで戻したボールを、DF山本芽依がダイレクトで前線の新井へ。新井は2人のDFに絡まれつつも先に触り、振り切ってファーを打ち抜く。
「攻撃に絡みたい・ゴールを決めたい」と話していた山本の一瞬の判断と、新井の泥臭くゴールを狙うスタイル、このコンビネーションが生んだゴールだった。
レノファレディース 3 - 1 スフィーダ備後府中
後半に入り徐々に守備に綻びを見せてきたスフィーダだったが、綺麗な3ラインのバランスも崩れていってしまい、空間が出来始めた。ここからはゴールラッシュ。
弾は切れることはなく
62分、大きく空いた左サイドで待ち受けた戎谷にボールが回ると、今度はジリジリとゴール方向に侵入。オフサイドの間合いを図って新井に出し、新井は余裕を持ってGKの股を抜く技ありゴール。
レノファレディース 4 - 1 スフィーダ備後府中
スフィーダは2枚がえで立て直しを図るも、レノファの横幅一杯を使った攻撃になかなかスライドが間に合わない。
73分、惜しいシーンを多く作った福本はFW11番中丸花凛と代わった。
ちなみに花凛は「はなり」と読む。
73分 OUT FW9 福本純子 IN FW11 中丸花凛
直後の75分、左に開いた西山のクロスは一旦はクリアされたものの、中央ペナルティエリア外に残っていた浅田の下に転がると、思い切って振り抜いた左足のミドルはインターゲット。惜しくもGKのパンチングに阻まれたが、そこにいたのは新井優紀。これで5点目だ。
このゴールは各選手のポジショニングの動きが面白いから、ぜひ動画を見てほしい。そして半分は浅田の得点としてほしい程、いいミドルだった。
レノファレディース 5 - 1 スフィーダ備後府中
飲水タイムも選手に取ってはちょうどいいブレイクだったようで、84分、新井が前線で奪ったボールを素早く繋いで再び左サイド、フリーの戎谷へ。
手を挙げた新井の元へシンプルに供給したクロスをGKが出て阻みかけたが、GKの前に出てきたのは新井の頭。
豪快にダイビングヘッドを決めた新井優紀は実に6点目、戎谷亜美はこの日3アシストとした。
レノファレディース 6 - 1 スフィーダ備後府中
最後のひと味
ここでレノファは3枚がえ。
西山を1列上げて、ボランチに寄せてつなげる津永佳琳、左サイドに左利きでチーム唯一のユース出身石原桜、そして3バックの中央に、怪我から戻ってきたキャプテン大賀玲那を入れた。
キャプテン、おかえりなさい。
84分
OUT FW10 新井優紀・MF15 戎谷亜美・DF3 藤原瑞季
IN MF14 石原さくら・MF20 津永佳琳・DF5 大賀玲那
アディショナルタイムには、新井がいなければと、ピッチ中央フリーで受けた西山とタテ関係に居た浅田が即座にパスを要求、西山も相手DFラインギリギリに張った浅田の足元に綺麗なパスをぴたりと付け、GKとの1対1を冷静に浅田が決め切った。
レノファレディース 7 - 1 スフィーダ備後府中
まだ終わらない。
石原が大賀に落としたボールを左に開いた米川が受け、米川が受けた瞬間にタテへ走り出していた石原へ。
ウラへと走り込み、DFを振り切って蹴ったシュートはふんわりと、GKの伸ばした手を僅かに掠めてファーにループが来まる。
アップルパイはもう出来上がったが、さらにシナモンも追加。
このゴールが石原桜、トップチーム昇格後の初ゴールとなった。
これがラストプレー。
後期リーグのスタートは8-1の快勝となった。
試合終了 レノファレディース 8 - 1 スフィーダ備後府中
敗退となったが前半には綺麗な3ラインの組織的な守備でレノファに対抗したスフィーダ。スフィーダ側エリアで、ひとりスネアドラムとスティックを手に選手を鼓舞していたサポーターの方には拍手を送りたい。
レノファレディース選手監督インタビュー
(強調は筆者による)
レノファ山口FCレディース 赤嶺将太監督
ー今日は入りのところで失点、クーリングブレイクまでは苦労したが、その後すぐに得点しペースを掴めた。その辺りも含めて試合全体を振り返ってどうだったか?
「前半は間違いなく今年ワーストのゲームだったと思う。クーリングで落ち着かせて、ある程度自分たちの方向性を定められたのは良かったが、ゲームの中で自分たちで流れを変えることができれば良かったなと思う。
後半は自分たちの良さを出せた。ただ、まだまだ攻撃のクオリティは上げなくてはいけない。(全体としては)及第点かなと思う。」
ー前半うまくいかなかった理由としては?
「気温もあるし、アップもあるが、アップの前からの準備も含めて、試合に入れるメンタルやコンディションに程遠かったのかなと思う。
ゲームの中で、最初の決定機を決められない、なんでもないようなところで焦ってミスして失点までもっていかれるというのは、入りが悪かったというよりもっと前の段階の問題かなと思う。」
ー話が前後するが、先週悔しい敗戦があり、その後メンタル・モチベーションの部分も含めてコーディネートしてきたと思うが、準備に関しては監督として、ある程度自信を持って送り出せる形はできたか?
「悔しい試合ではあったけれども、それを引きずってなかった。
切り替えて、むしろより引き締まった、現実を突きつけられたような感じだったので、そういう面ではゲーム前はそんなに気にはしていなかったが、ゲームに入ってからはなかなか、そこが整理できていなかったのかなと。」
ー後半からはリードしてどんどん得点した。両ウイングが幅を取り、フリーになってチャンスを作るシーンが多かったと思うが、意図したところだったか?
「相手がコンパクトだったので、自ずと外がフリーになるというのはあったと思うし、自分たちがやろうとしているスタイルとしてもそこは使いたい部分。ただ前半そうだったが、そっちにも持っていけない、相手が守っている所でプレーしてしまう所はまだまだ。全体がそれを意識して見られるかの部分だと思う。」
ー悪い時間帯、前後分断のような、DFの選手とウラに抜けたい選手とが分かれることがあったが、その部分はなくしていきたいところか?
「何か負荷がかかってそういう風になったというわけではなくて、『自分たちがどうやって変えていくか?』というメンタル面の影響が大きく、そういう風になったのかなと思う。クーリングブレイクでは、戦術や相手ではなくそういう(メンタル面の)ところを引き締めて送り出した。
そういうことがないゲームにしていきたい。そこから修正できたのは最低限良かったのかなと思う。」
ーこれまで監督の話を聞いてきて、監督が具体的にを落とし込むよりも、選手も考えてほしい、選手主体での物も持って欲しいというイメージがある。
監督としてのサッカー観や指導者としての感覚の部分はどうか?
「どうしても選手がやることだし、ピッチの中と外では気づくものが違うので、ある程度選手たちが自発的にやりながら、外からの見え方と擦り合わせて、伝えられることは伝える。
ただやっぱり、勝敗は選手たちが握っている。
『勝ちたい』という気持ちは選手たちが一番強いと思うので、やりたいスタイル・プレー、掴みたいスコアというのは、選手たちが自発的に(考えて)やって欲しいなと思うところです。」
FW 10番 新井優紀選手
ー今日は6得点の大活躍だった。ここ1ヶ月ぐらい、孤立していたりチームの犠牲になってさばいていたりしている部分が多く、あまりゴールに迫る余裕がないのかなと感じた。今日の試合はどうだったか?
「皇后杯の予選などは相手が強い中で、それまでに比べて良いボールがあげられない状況が多かったので、(今日は)立ち上がりはあんまり良くなかったんですけど、後半になるに連れてみんながどんどん放り込んでくれたので、自分はもう『触るだけ』『走るだけ』でした。」
ーいい形になるまでちょっと時間がかかってしまった。そのあたりの悪い時間帯はプレーしていてどう感じたか?
「立ち上がりでの失点は、チームがあんまり良くない方向に行ってしまうし、最初に1対1の場面で外してしまってそれも責任を感じていました。
ただ、それがあったからこそ、自分が絶対点を取り返さないと思っていたので、最初良くなかったけれど、その分の挽回はできたんじゃないかと思います。」
ー来週の後期リーグ、さらには入れ替え戦予選と続く。ストライカーとしてエゴイスティックに、味方にはこうして欲しい、こうしたら自分は活きるという部分はどこか?
「やっぱりサイドからクロスを上げて貰ったら、足でも頭でも突っ込めるので、中に放り込んでもらったら体張って貪欲にゴールを目指すのが自分のプレーだと思っているので、リーグ戦も入れ替え戦も、点をとって勝てたらなと思います。」
FW 18番 浅田梨花選手
ー前半、失点してからクーリングブレイクまではうまくいかない時間だった。この辺りを振り返ってどうだったか?
「(少し考えて)前回負けてから、立ち上がりのところは集中しようと言ってたんですけど、相手の立ち位置だったり、入れ替えだったりの部分の認識が、自分も含めて良くなかったなと思います。場所や立ち位置が良くなかった。あとは前からのプレッシャーが、もう一段強くいかないといけなかったなという感じです。」
ー同点ゴールが決まって一気に逆転し、後半も良かったが、うまく行った要因や変われた部分は?
「右サイドが前半途中から活性化しているのは分かっていたので、相手が嫌なところを徹底的に突くべきだし、シンプルに、相手が嫌なことをやり続けようという認識がって、飲水の時に監督からすごい喝を入れられたので(笑)、自分たちももう1段ギアを上げて、優勝するためにやらなきゃいけないので、そこは熱くいくところもたくさん出さなきゃいけなかったですけど、立ち位置変えたのと、右サイドをもっと活性化させたかったので、そこはうまくハマったなと思います。」
ー立ち位置の変更は具体的には?
「相手のボランチの裏がすごく空いていたので、そこにボールを通して背後を(狙う)というのと、個人的には、左サイドをいつもやっているけど、ちょっと右側に移動したり、右側の活性化にのためにちょっと立ち位置変えようかなとか、模索しながらやったんですけど、うまく相手の嫌なところに立てたかなと思います。」
ーボランチの位置まで下がってのウラへのフィードなど、気が利くポジショニングができていたと思うが?
「それは試合前に、今日の自分の課題として臨んだところだったので、見てもらえてて良かったです」
一同「(笑)」
「最近は左サイドの伊藤さくら(選手)を気持ちよくプレーさせるために、脇役を徹底しようと思っていたんですけど、それだけではなくて、相手が嫌なところだったり、(面倒を)見られない立ち位置を取りたりしたかったので、今日は低めに落ちてでも、相手が嫌だなと思うところを取り続けようかなという部分を課題に思っていたので、良かったです。」
ーゴールシーンについて、GKとの1対1は絶対決めてやるという思いだっただろうが、(アシストした)西山選手とのイメージの共有はできたか?
「ありますね。西山選手上手いので(笑)。持ち方も上手いし、ある程度見られてるだろうなと思っていたので、あとは、バックステップ踏んで、相手のライン間に立とうと意識して、上手なので、信じて走りました」
一同「(笑)」
MF 15番 戎谷亜美選手
ー前半はいい流れがなかったが、後半に入ってからは幅を広くとってフリーで受けられ、新井選手への良いアシストもあった。自分のプレーの評価は?
「自分で仕掛けられるところはもっとあったと思うんですけど、もっと自分からゴールに向かうプレーを増やしていけたらもっと良かったのかなと思います。
結果的にアシストできたところは良かったかなと思います。」
ーできればカットインからのシュートなども?
「そうですね、ただ相手がそこまで食いついてこなかったところもあったので、ゴールに遠い、外で受けるシーンが多かったので、そこでクロスという判断になったのですが、もうちょっと良い形でゴールに向かっていけたら良かったかなと思います。」
ー元々は中盤をやっていたということだが、ボランチなどもやりたいなという気分にはなる?
「サイドに出て、余裕を持ってボールを持てるなという部分はあります。
それにボランチをやっていたからこそ、見えるところもあるのかなと思います。なのでサイドはサイドで楽しいです(笑)」
MF 14番 石原桜選手
ー今日は途中出場で、ラストプレーでゴール。結果が出た部分はどう思うか?
「最近途中から試合に出られるようになってきて、ゴールは自分も取りたいなと思っていたので、今日のゴールはホントに、嬉しかったです。」
ーファーサイドにループで決め、かなり技ありのゴールだったが、GKの位置も確認してか?
「(GKの位置を)確認して、ニアに打ったつもりだったんですけど(笑)、まあ良い感じに入ってくれたので(笑)。運も味方してくれたかなと思います。」
ー今シーズン初得点ということだが、トップに昇格して初得点だったか?
「そうですね!
(ここでサポーターの方から『初ゴール?おめでとう!』の声)
ありがとうございます!」
ーこれから中盤で出ることや、ゴールの機会もあると思うが、サポーターのみなさんや、レディースの試合にまだ来た事がないみなさんに向けてひと言お願いしたい
「自分はトップ昇格した身なので、みなさんに期待して頂いているのは自覚しているので、その期待にちゃんと結果で応えられるように、頑張りたいなと思います。応援よろしくお願いします!」
MF 13番 西山ひとみ選手
ー今日は途中出場でボランチに入ったが、自分自身で得意なポジションは?
「サイドバックもサイドハーフもボランチもフォワードもやってきていて、得意というより、出られればどこでもいいなと思ってます。
どこで出ても、ドリブルやボールを持つことが得意なので、どのポジションでもそれが出来たら良いな、と思ってます。」
ー今日はボランチに入って、ウラへ飛び出す意識を持ってプレーしていると感じたが?
「今日は相手のラインが高くて、FWがずっとオフサイドにかかっている状況で、すごいマークに付かれていたから『2列目から飛び出した方がオフサイドにかからないし、FWがオフサイドでも、2列目が触ったら行けるかな?』というので、2列目から飛び出すようにしてました。」
ー実際どうだった?
「相手GKが結構前に出ていて、そこを外さないと通らないなという印象はあったんですけど、通った時は毎回結構大きなチャンスになっていたから、良かったんじゃないかな、と思います(笑)」
ー来週以降も重要な試合が続く。サポーターもそうだが、まだレディースを見た事がないという方にも向けて、メッセージを頂きたい。
「(少し考えて)私たちのチームは、女子サッカーは普及していないかもしれないけど、より多くの方に見て頂くために、日々仕事と両立しながら頑張っているので、ぜひ、見に来て頂けたら嬉しいです!」
最後になりましたが、写真撮影されたボランティアスタッフの皆さま、お写真をありがとうございました。
以上