リテピ花写047 情熱で寒さにも勝つ 寒い冬に頑張るバラ
情熱のバラ。
寒い冬でも咲いていました。
花の女王、バラはその姿かたちが
素晴らしく均整がとれ、香りもよいので、
花の世界に君臨しています。
春のバラは、陽光を満喫するかのように
瑞々しい花びらやつやのある葉っぱを
自慢げに、その美を競っているようです。
でも、今は冬。
寒さが厳しい冬に咲くバラがありました。
寒さの中、打ち震えるでもなく、
その美を寒風に見せびらかす。
女王の心意気か。
実はバラには咲く時期により、
4月から6月に年に1度だけ咲く一季咲き。
夏から秋にかけて思い思いにちらっと咲く返り咲き。
15℃以上の気温で繰り返し咲く四季咲き。
の3タイプに大きく分けられます。
なるほど、それで、寂しく咲いているバラを時々見かけるのですね。
春のバラは生気にあふれています。
秋冬のバラは、暑い夏を耐え、涼しくなるとつぼみをつくり、
花のサイズもやや小ぶりに、花の数も少なくなります。
でも、花の色が濃くなる傾向があります。
春のバラのように咲き誇る雰囲気はありませんが、
一輪一輪、孤高の美を発散しているようです。
バラは美しく、撮影の対象になることも多い花です。
でも、写真を撮るのは、非常に難しい花だと思っています。
花自体が美しいので、そのまま撮らされるというか、
誰がとっても同じような形で美を発揮してくれるのですね。
何ら工夫しなくてもきれいに撮れるので、
ある意味、面白みがないというか、
自身の実力不足を痛感させられるというか、
ほとほと困ってしまう被写体なんです。私にとっては。
と言いながら、春になればいそいそとクロスバイクに乗って、
バラ園に向かうでしょう。多分。
春に、代り映えのしないバラの写真が掲載されたら、
行ってきたなと思ってやってください。