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リテピ花写070 ネジバナ 花はねじれても心はひとすじ雑草ではなく小さなラン 一期一会の連続に感謝

適度に湿っていて、日当たりのよい低草地によく生えている小さな花。
クネクネとらせん状にねじれて咲いているネジバナ。
可愛いですね。
よく見ると小さな花はランなんですね。

日本や中国、韓国が原産といいますが、広く世界中で咲いています。
万葉時代から愛でられ、歌にも詠まれ、
花言葉は思慕。
あなたと逢うことがなかったら、こんなに恋しく思うだろうかという
思慕の思いを詠った万葉集の歌から付けられたそうです。

ネジバナはクネクネとねじれながら

クネクネとねじれているのはそんな女性(男性もか)の思いを
あらわしているのかも。
中にはねじれないものや、右巻き、左巻き、途中でにじれ方が
変わるものなどもあるようです。
思慕する気持ちが揺らいでイヤイヤと
体をねじりながら訴えているような感じですね。

白い花もあり、園芸愛好家には好まれているようです。
どこにも咲いているようですが、それが結構、見つけるのが難しい。
もともと寿命が短く、新しいものが生育し短期間で世代交代を続けており、知らないうちに完全消滅するなど、自生状況が安定しないようです。
咲くときまで、ねじれているようですね。

ネジバナを見つければラッキーかも

ということは、見つけた時はラッキーなんですね。
一株だけ植えると枯れやすく、
いくつかの株や相性のいい苔とか芝生と植えてやるとよく育つそうです。
ねじれながらも寂しがりや、
皆とワイワイつるんでいないと育たないなんて、
まるで人間の子供のようですね。

苔や芝生と相性がいいのは、適度な湿気があるからでしょう。
ということは、水辺の低い草の生えているところを探せば、
見つけることができそうですね。
でも、雑草として刈り取られてしまうこともあるそうですから
なかなか厄介。

昨年、四葉のクローバーの群生地?をたまたま発見。
わぉ、何とラッキー、良いことがいっぱい起こりそうだなと思いました。
ところが今年になって、雑草がきれいに刈り取られ、
その群生地もきれいになくなっていました。
何と罰当たりなと思っても後の祭り。

そんなこともありましたので、ネジバナにまた会えるかどうか。
植物も花も人も生きとし生きているもの皆一期一会。
季節ごとに毎年同じ場所で会えるなんてある意味で奇跡かも。
ネジバナが千年以上も前から代を重ねて咲いてきたなんて考えると
さらに愛おしさが増してきます。
コロナ禍で中止されていた各地の祭りが復活してにぎわっています。
それまで毎年行われるのが当たり前だったのが、
いろいろな条件がそろった奇跡の連続だったのですね。
つくづく、その時その時を大事にしていきたいですね。
写真はありがたい。
撮った瞬間の姿をそのままの形でずっと見せてくれるのですから。

ネジバナは小さななランの集まり

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