リテピ花写015 綿って、本当に綿がなっている。オクラもそっくり
暑い時期に花を咲かせる綿。
熱帯や亜熱帯が原産なので、当然といえば当然。
たまたま、隣に咲いていたオクラ。これも綿かと思いました。
花がそっくりなんです。
同じアオイ科ということで似ているのでしょうか。
世話している人に聞いたら、
咲く時期もよく似ていて害虫もどちらにも行くらしいですね。
よく見ると、花の形状の違いが分かりますよ。
綿は、7月から11月まで花と綿を鑑賞できます。
本当に白い綿が木になっているんですよ。
まさに綿花。
白以外に緑、青、茶色のものもあるそうです。
綿は人類文明の発祥と栽培が始まり、
今や81%が病害虫に耐性の持つ遺伝子組み換え綿になっています。
綿は紡績原料やふとん綿以外にも火薬やセルロイドの原料にもなり、
綿実油は食油、マ-ガリン、石鹸等の原料として利用されています。
人類に貢献してきているのですね。
そこで、花言葉は 「繊細」「有用な」です。
貿易でヨーロッパに木綿が伝わった中世、ウールに似ているので、
羊のなる木があるのだろうと想像したらしいのです。
木に生えた羊はお腹がすくと草を食べたそうです。
何ともおかしな想像ですね。
現にドイツでは、
木綿のことを木のウール(バオムヴォレ)と呼ぶらしいのです。
一方、オクラも栄養価が高く、人類に貢献しています。
原産地はエチオピアあたりです。
日本には明治初期に入ってきました。
名前はアメリカネリや単にネリと呼ばれていましたが、
今は全国でオクラと呼ばれています。
実はオクラは英語なんですね。
日本語的な雰囲気を持っていますが、分からないものですね。
紀元前から食べられていました。
夏野菜の一つですが、ハウス栽培など通年出回っています。
オクラは、刻んだ時に出るぬめぬめした粘り気は、
水溶性食物繊維のペクチンなどです。
ペクチンは、血糖値の上昇を抑制したり、
便通をよくする作用があります。
ペクチン以外の不溶性食物繊維も豊富に含まれ、
胃の粘膜保護、タンパク質の消化吸収を助ける働きや便秘を改善して、
大腸がんリスクなどを抑制するともいわれています。
β-カロテン以外にもビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンC、
カルシウム、葉酸、食物繊維などが豊富で、夏バテ防止、
便秘・下痢などに効く整腸作用などが期待できます。
オクラを1日2、3個生で、
またはスープや汁の具として食するとよいようです。
便秘気味の方、お試しあれ。
綿の花.本当に綿が木になるんですね。綿花とはよく言ったものです。