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リテピ花写011 友情と献身的な愛 アルストロメリア

ユリのような小さな花が、
小さな花壇に植えられていました。
英語で「友情」と「献身的な愛」を花言葉に持つ、
アルストロメリアです。

アルストロメリアは、
実は人名に因んでいるのです。
分類学の父と呼ばれるスウェーデンの植物学者、
カール・フォン・リンネが、
南米で採取した種に親友の名前を付けたのです。
厚い友情と献身的な愛から想像すると、
親友は美しい女性だったのかな。

南米(チリ、ブラジル、ペルー、アルゼンチン)原産と聞けば、
花の姿形もなんとなく情熱的な雰囲気を感じます。
「ペルーのユリ」とも呼ばれています。

日本ではなぜか、「ユリズイセン」(百合水仙)と呼びます。
水仙とは花の形も咲く季節も違うと思うんですけれどもね。

開花期は5月から11月まで。
世界中で交配、品種改良が行われ、
今や100種類以上にもなり、
結構長い期間咲いています。
花壇でも1本の茎に3つの花が順に咲き、
次々と1か月以上も咲きます。
切り花も2週間以上も持ちます。
そんなわけ日本では
「持続」「エキゾチック」「気配り」などの花言葉があり、
また花の色により、「幸い」「凛々しさ」「小悪魔的な思い」もあります。

日本に伝わったのは、
1920年代いうことですが、そこまで流行らなかったようです。
時代が世界恐慌や戦争の時代に向かっていたせいでしょうか。

コロナと戦争が早く終焉し、
世界の人々にとって平穏な日々が訪れますように。
アルストロメリアの花を持って友情と人類愛を育みましょう。

暑さにもめげず、けなげ アルストロメリア

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