リテピ花写045 12月に咲いた春の花ホトケノザ 春の七草ではないよ
春の花が12月に咲いていました。
小さな花で、ホトケノザという雑草です。
春の七草に同じ名で呼ばれる黄色い花の
コオニタビラコとは違うので注意しましょう。
もっとも、毒はなく、花をとって根元から吸うと
蜜の味がします。
ただ、青臭くとても食べられないようです。
北海道を除く、日本全国に生えている雑草です。
日本以外でもヨーロッパやアジアに広く分布し、
北アメリカ、北アフリカにも生育地が広がっています。
その方法が、頭脳的というか、
(草に頭脳があるかな)
種子にアリが好きな物質を付着させ、
アリの巣まで運んでもらい、勢力を拡大しているのです。
植物は自分で動けないので、
本当に知恵を出して色々と工夫しているんですね。
感心します。
ホトケノザは、その葉の形が仏様の台座に似て、
階層的になっているのでサンカイグサ(三階草)や
元宝草、宝蓋草とも呼ばれています。
本来は、3月から6月ごろに咲くのですが、
温かいところでは冬でも咲くそうです。
たまたま、咲いているのに遭遇したのですね。
そういえば、斜面で日がよく当たっていました。
雑草は本当に生命力がありますね。
雑草でも花言葉があるんですよ、
調和や輝く心、小さな幸せなどです。
蓮華座の仏様を連想してつけられたようです。
悟りや信心でこころの安泰を得られるとよいですね。
信じる者は救われるとも言いますが、
それを悪用したり、排他的になるのは、
逆効果になるかもしれませんよ。
最近は、アイン・ランドの「肩をすくめるアトラス」のような
利他より、利己を主張する風潮がまた出てきています。
世界が相互につながって存在する現代では、
そのしっぺ返しのようなものの影響が大きいかも。
それこそ、
蝶の羽ばたきが嵐を起こすことにならないように祈っております。