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リテピ花写007 武士に愛された星 気品と従順 桔梗

私の好きな花の一つが桔梗。
青紫の星形の花びらが、気品があってなんとなく格好いいのです。

武士もこの桔梗を好んで、家紋にいろいろとデザインされました。
あの明智光秀の家紋も桔梗です。

花言葉は「永遠の愛」「変わらぬ愛」「気品」「清楚」「誠実」「従順」などのように武士好みですね。
ただ明智光秀は京都本能寺で信長に謀反を働きました。
愛が変わったのですね。

万葉集にも出ている「あさがお」は桔梗のことだといわれています。
日本では和を感じる花として認識されていますが、
原産地は、中国、朝鮮、日本などの東アジアです。

韓国でも、トラジと呼ばれ、根は漢方の薬剤として、
また山菜のように食され、歌まであります。
根に鎮咳、去痰、排膿作用があるサポニンを含んでいます。
昆虫にとっては有毒なので、
彼岸花のように自分で自分を守っているのです。

日本では秋の七草のひとつで、秋の季語になっています。
ちなみに、七草は、女郎花(オミナエシ)、薄(ススキ)、
桔梗(キキョウ)、撫子(ナデシコ)、藤袴(フジバカマ)、葛(クズ)、
萩(ハギ)で、「おすきなふくは」と覚えます。

ついでに、春の七草は七草粥にして無病息災を祈ります。
秋の七草は、見て楽しむもので、薬用など実用的な草花が選ばれています。

夏に咲く、紫や青の桔梗は、風水で仕事運を上げる花とされ、
ツキのないものを排除してくれるそうです。
家紋にしたくなりますね。

つぼみは紙風船のような形をしていることから、
英語ではバルーンフラワーと呼んでいます。
江戸時代から品種改良が進み、様々なものがありますが、
野生のものは絶滅危惧種に指定されています。
野山で見かけたら、大事にしておきましょう。


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