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清粥小菜 迪化街(てきかがい)の朝ごはん

旅の思い出 台湾 朝ごはん編

初めての台湾旅は秋。その前の夏中かけてリサーチし、一日毎の予定を小さいノートに書き込みました。

台湾朝ごはんの定番、豆漿の人気店は、たまたま、ホテルのすぐそばだったから、開店前から並びました。おいしかったけど、その数倍感動したのが、お粥の朝ごはん。

迪化街、永楽市場そばの「清粥小菜」。

おかずのオーダーの仕方がわからなかったけど、どうやら、これください、と指さしすればいいみたい・・・迷う。どれもおいしそう。お店の人は、「豚肉の炊いたん」がお勧めだと言ったけど、直感で選んだのは、「大根の炊いたん」と「あぶらげの炊いたん」。
これが、どちらもよく味が染みていて、おいしい。

帰国後、舌が忘れないうちにと、大根をいつもより薄く切り、ガラスープベースに、少しだけおしょうゆとお砂糖にみりんで炊くと、けっこう近い味になりました。

お粥の朝食後、迪化街から慈聖宮へ。途中、「漁師網バッグ」と呼ばれているトートバッグのお店を通りかかったとき、まだ開店準備の品出し中だったから、やり過ごして、慈聖宮をお参りし、大きな道路を渡って、台湾茶店で買い物して、また、網バッグのお店に戻ったら、日本のご婦人たちの大群でたいへんなことになっているじゃないですか。

『しまった。さっき、遠慮せずに、もう見せてもらってもいいですか?と聞けば、一番乗りでゆっくり物色できたかも』と、後悔先に立たず。お店の奥にある台所用品も見たかったけど、とてもそんなことは許されない混雑で、自分用とお土産用のバッグを数点選び、どうにかこうにか、レジにたどり着き、目の前のランチョンマットらしき巻物を、それでも、「これ、ランチョンマットね?」と確認してから、支払いを済ませ、また、もみくちゃになりながら、店の外へ。ふうー。

次に行ったら、お菓子の型とか、木の食器とか、人と商品をかき分けながら、厚かましく、じっくり吟味したい。

ところで、台湾でいただいたおいしいものたちのお味は、どれも、予想していたより薄味で、ふだん、自分で作っている味、つまり、母や祖母の味に近く、勉強になりました。

お粥の店、「清粥小菜」は、朝ごはんの時間帯以降は、担仔麺のお店に変わるそうで、お昼前にまた通りかかったら、確かに、別の看板が出ていました。

好好台湾
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