違う、そこじゃない 〜マッサージチェアに敗北した日〜
先日温泉旅行に行きました。
なんやかんやあって、旅行らしい旅行は数年ぶり。しかも源泉掛け流しの温泉がある旅館ステイ!たった一泊ではありましたが、気分はそりゃもうウキウキウォッチング状態ですよ。
で、見つけましたよ宿の中に!
じゃ〜んっ!マッサージチェア!
これぞ温泉宿の醍醐味!!!
他に利用したそうな方がいらっしゃらないことを確かめ、いそいそと座っていざ!
全身コースを選択し、スタートボタンを押したところ、始まりましたよマッサージ!
おー、頭を揉み揉みしてくれる!ヘッドマッサージかぁ、こりゃいいな……と思っていたら、ん?何故かずっと頭を揉まれている。なんとなく長くない?ふと操作パネルを見ると、なんと今は首肩のマッサージタイムではないか!
実は私は低身長。ミニモニおばちゃんなんですの。ああ、私の背丈ではこのチェアは合わないのね……。で、標準タイプの方の首肩の位置が私の頭部!?どれだけミニマムなのよ私。
そこで、位置調整のボタンがあることに気付いた私。うりゃあ、下だ下!揉み揉み位置を下に、最も下にしてくれろ!
と、ボタンを高橋名人もビックリの高速連打したものの、揉み位置は僅かしか下がらず。いつまで経っても私の頭を揉みまくってくれるマッサージチェア。
違う!そこじゃない!私が揉んで欲しいのは首と肩!
操作パネルと格闘しつつ、姿勢を変えて座り直すも変わらないチェアさん!
同時にふくらはぎも揉んでくれていたのだが、これもまた短足な私には位置が合わず……。
ああ、もういい!もういいわ!ありがとうマッサージチェアさん……。
ポチっ。
全身コース、まだまだあったのだけど、途中停止ボタンを押して宿泊している部屋にすごすごと戻りました。
いや、分かっていたの。私が規定外の低身長だってこと。標準サイズじゃないんだから、マッサージチェアに合いづらいって。実は過去に敗北してる。
でもね、超久々の旅行だったから、ついはしゃいでチャレンジしちゃったのよ。
ありがとう、マッサージチェア。負けたよマッサージチェア。いや、別に勝負を挑んだわけじゃないけど。短い時間だったけれど、いい夢見させてもらったわ。
いつか背が伸びたら、また会おうね。(もう伸びない)
さ、カルシウム摂ろ。(だから、もう伸びない)