【しごとのルール】03-04.反対するときは、必ず代替案or代替案を考える時間をもらう
喉まで出かかった言葉・反応を一旦、ぐっとこらえよう。
相手の話を聞くとき、相手の話が終わってないのに、みなさん、「ん?」「それって・・」とか言い始めちゃったりしませんか。
無意識的にやってしまう、ほんのちょっとしたことですが、これ、気をつけたほうがいいと思っています。
相手は、多かれ少なかれ、何か伝えようと話してくれているわけで、そこで、否定的な反応が感じられると、どんどんトーンダウンしてしまう。
怖いのは、それが積み重なると、トラウマになって、「あの人に話すと何か言われるから言わないでおこう」となって、せっかくのアイデアの卵や気づきの機会が減っていって、知らぬ間に「老害」なんて思われてしまう。
仕事がやりやすくなったなぁ、と思ったら、危険信号かもしれません。
意見を言うことは大切で、親切心から言っていると思うのですが、その後、相手からのコンタクト、減ってませんか?
さて、本題。
話を聞き「切る」、ことは大前提として、もし「ちょっと違うな」と思った時、どうすればいいか。
それが「反対するときは、必ず代替案or代替案を考える時間をもらう」。
これ、絶対意識した方がいいです。
あと、伝える順番も、受容→肯定→提案(代替案)→肯定→質問。
「なるほど。」(肯定)
「◯◯という着眼点、すごく面白いね。」(肯定)
「ひとつ気になるのは、◯◯。ここを◯◯にしてみたら、もっと良くなるんじゃない?」(提案(代替案))
「そしたら、◯◯がもっと活きると思うよ。」(肯定)
「どうかな?」「追加の時間が必要になっちゃうけど、できそうかな?」(質問)
あと、話を聞きながら「これはまずいぞ」と思いつつ、すぐに代替案を考えられない時は、考える時間をもらう。
「なるほど。ちょっと頭の整理をしたくて、少しだけ待っていただけますか?」
時間がかかりそうな時は、
「なるほど。少し気になる点があるのですが、考えがまとまらないので、少し時間をもらえますか?追って連絡させていただきます。」
「反対」と堂々と表明することは、なんだかカッコいいいイメージがありますが、現実の場合、デメリットの方が多い気がします。
否定されたいと思いながら話している人、たぶんいないですよね。
即座に否定する(話の途中でするのは最悪)、これだけは絶対しないように気をつけましょう(自戒)。