NeosVRにおけるご褒美、CDFTをもらった!

この記事は NeosVR Advent Calendar 2021 の16日目です。昨日はうすたびさんの「3Dペンで滝を作る(NeosVR)」でした。いい記事でした!

はじめに

まず最初にCDFTとは何かというと、Community Developer Fund Token(コミュニティーデベロッパー基金)の略です。これはNeosVRにおける活動に対するご褒美の仕組みです。随分と前にオレンジさんがCDFTについて記事を書かれています。

この記事は、実際に申請書を書いて提出して、CDFTをもらいました!というものです。

Medraさんからのダイレクトメール

ある日、Medraさんから「CDFTに申込みしたことある?」ってdiscordのダイレクトメールで連絡がありました。Medraさんは毎週日曜日の13時(夏時間)14時(冬時間)から行なうCreator Jamや、9月に行なわれているMMC(Metaverse Maker Competition)を主催しているNoesVRでの重要な方です。私はそれらの活動に参加して、主に通訳をやっています。Medraさんの英語を拙いですが日本語にし、日本人と外国人の間に立って、お手伝いしています。Medraさんはこの活動を高く評価してくれて、CDFTに申請すべきだと言うわけです。

私はNCR(Neos Credit: Neosでの仮想通貨)とKFC(Kompletely Fake Credits: ゲーム内通貨)はよく聞いているので知っていますが、CDFTって何だろう状態でした。オレンジさんの記事を公開されたその当時に読んだはずですが、そのことも完全に忘れておりました。もう一回CDFTのページを読み直しました。ふむふむ、活躍に対してご褒美をもらえる仕組みがCDFTなんだ。

Medraさんは、litalitaはNeosの中で通訳とかで活躍してるのだから、CDFTに申請してきちんと対価をもらったらいいとアドバイスしてくださいました。なるほど外国人だと活躍にはそれに見合うご褒美があるというのが当たり前のようです。日本の文化としては、自己主張するのは憚られます。目立つことはできるだけさけて、評価というものは周りの方が自然としてくれるという感じです。この話もMedraさんは理解していて、日本人は文化としてあまり主張しないのだろうけど、まずはlitalitaからやったらいいとのことでした。

確かにそうですよね。Neosに対する日本人コミュニティーの貢献と言ったら素晴らしいものがあると思います。いろいろなイベントにワールドにガジェットに、様々な貢献をしています。しかしCDFTで対価をもらったか? CDFTの話を周りでしても、申し込んでもらったよという話を聞いたことがないです。これはやはり日本の慎むべしという美しい文化なのだろうと思います。

いえいえ、ここは私がCDFTに申し込んで、その顛末を書くべきです。

申請書を書く

2021年11月28日に私はMedraさんのアドバイスに沿って、CDFTの申込み書を書きました。Neos WikiにおけるCDFTの解説には下記が審査の観点になるようです。 
1. そのコミュニティメンバーはどのくらいの価値をもたらし、何人の人々に価値をもたらしますか?
2. 彼らの努力はどのくらいの期間ですか?
3. 彼らの貢献は何人の新しいユーザーを引き付けますか?

うーん、難しいですね。いつもの日本人の癖がでて、私は別にたいしたことをしていないし、もっと活躍している方々は大勢いるからって思ってしまいます。

そこを、外国人になって、堂々と自分がしたことを主張することにします。
1. 通訳をしている。Creator JamやInterviewでお手伝いしてる。
2. ラジオ体操に毎日出て、tweetしている。
3. オレンジさんの毎週火曜日22時から行なう初心者案内デーのお手伝いをしている
4. 2021年8月に完成したNeos Festa3のスタッフをして広報活動をした。
5. 技術解説文書を16本、NeosVRJP-Techbookに載せた。
どうですか? これでCDFTをもらえると思いますか? かなり弱いと思いませんか? このくらいのことだったら誰でもやっていませんか?

VR世界ってみんなすごい人たちばかりで素晴らしいです。ちょっと自分のやっている活動を振り返ったらこのくらいのことはやっているはずです。絶対、あなたもCDFTに申し込めます! 今回のNeosVR Advent Calendar 2021だって凄い記事ばかり! 皆様、申込みしましょう!

この活動集の前に「はじめに」の部分を書きました。つまりMedraさんに勧められたこと、日本人はあまり申し込みをしていないから私が申請してCDFTをもらったら必ず記事を書いてみんなに申請してもらうことを付け加えました。

また「将来計画」としてVRChatで行なっている #VRアンサンブル研究会 の様子を載せました。現在はYAMAHAのSYNCROOMをつかって、VR上でアンサンブルをやっているけど、きっとNeosVRでやったら面白いことがおこるだろうと主張しました。

もちろん英語で書くわけですが、今は機械翻訳がとても優れているので、機械翻訳を使うことで、伝わる英語を作文することはそんなに難しくないです。具体的には、下記の様な方法でかなりいい英語を得ることができます。
1. 日本語で書いてみる。
2. 英訳する。
3. できた英訳をまた日本語訳してみる。
4. なにか変な日本語になっているようであれば、そこを英訳しやすい日本語に置き換える。
5. 2から4を繰り返す。

こうやってできた申請書です。とっても恥ずかしいですが、この程度でいいのだということを伝えるのがこの文書の目的なので載せます!

申請書提出

申請は下記のGoogle Formから行なうことができます。ちゃんと日本語訳されています。いかにNeosが日本人を大切に思ってくれているかということが分かるかと思います。

これを使って必要事項を書き込み、先ほどの申請書はネット上においてそのリンクを貼り付けておきます。ここから申込みをするとGoogle Formで受け付けたというメールがすぐに返ってきます。

ちなみに他の方を推薦するためのフォームもあります。

結果を待つ

さて、数日してもなんの音沙汰もありません。私はきっとNeosVRのメッセージで連絡がくるに違いないと思っていました。Medraさんに聞いたら、ここのところKarelさんは支援者にNCRを分配するのに忙しいから、もしかしたら1ヶ月かかるかもしれないねと言われました。うーん。

でも、勝手に振り込まれるかも知れませんよね。ですが、数ヶ月前からNeosVRのsteam版はNCR, KFC, CDFTは表示されなくなりました。NCRとKFCは NeosVRのホームページ にログインすれば分かります。でもCDFTは分かりません。CDFTを知るためには、ここからスタンドアロンビルドをダウンロードして動かします。そうすると表示されるそうです。

突然ですが、Advent Calendarってご存じですか? 冒頭でも紹介しました。12月に入ってクリスマスまでの期間に日数を数えるために使用されるカレンダーのことです。Neosの日本人コミュニティーでは、銀鮭さんがNeosVR #1 Advent Calendar 2021を作って下さいました。これは何か記事を書いて公開しましょうという活動です。つまり毎日誰かが書いた記事をプレゼントで読めるという素敵な企画です。私も、うすたびさんに誘われたので12月16日に入りました。もちろんこのCDFTの顛末を書くためです!

それで本日12月9日になってあと一週間でCDFTが来るのかどうか気になってきました。

ご褒美がきた!

さきほどのスタンドアロンビルドをダウンロードして動かしはじめました。そして懐かしのNCR, KFCの表示をみるとその下のCDFTに0でない数字が入っていることに気が付きました。うわ! きた! 教えてくれればいいのに! 1ヶ月はかからなかったよ! 本当にきた!

いくら入っていたかって? うーん、ちょっとそこまではここでは書けないです。会ったらお話ししますので、聞いて下さい。えっ! こんなに! という数字でした。

こんなに高く評価されるなんてちょっとビックリ、というが正直な感想です。Neosチームって私ぐらいのプレーヤーについても評価をしてくれるのだと、とても感謝しています。であれば、なおさら日本人コミュニティーのメンバーの誰でもCDFTに申請しておかしくない活躍だと信じています。

まとめ

この記事ではNeosVRでの活動に対するご褒美であるCDFTに申請して、具体的にCDFTをもらうことができたということを書きました。

日本の文化として、自分から自慢したり、主張したりするのは、慎み深いことを尊ぶ精神から憚られます。しかし、日本の常識は世界の非常識で、世界のスタンダードからすると、何か活動したら対価をもらうというのは当たり前に行なわれています。実際にNeosではそのような経済圏を確立しようとして様々な工夫をしています。

この活動に対して対価がもらえるというのが、NeosVRという仮想空間、メタバースで行われているということが凄いと思いませんか? もうちょっと背伸びすれば、もうNeosVRで働き貢献して対価をもらい、リアルの生活を支えることができる……かも知れません。

litalitaはなんかうまいことをやって儲けやがったって言われるかもしれません。でも私の意図しているところは、これだけ日本人コミュニティーのメンバーがNeosVRで活躍しているのだから、ときどきCDFTに申請して対価をもらったらいいということです。つまり、あのlitalitaですらもらえたんだから、当然私(たち)ももらえるはずだって、思っていただくことです。そして、Neosにおける私たちの活動がますます活発になり賑やかになることを心から期待しています。

私なんてなにもしていないって思うかもしれません。そういう方は私に相談してください。申請書の準備のお手伝いをします! きっと何かやっているはずです。ちょっと工夫すれば活動や成果をまとめることができます。お手伝いさせてください。英語を書くのが大変ですか? 私がお手伝いします。機械翻訳をしてちょっと修正すれば、もうできあがりです。

この記事がきっかけでCDFTに申し込む方が増えて、Neosがますます発展することを願っています。

謝辞

もちろんMedraさんに大感謝です。Medraさんに言われなければCDFTのことは完全に忘れていました。いえ、CDFTが話題になったところで申請するものとは絶対に考えていませんでした。Medraさんのおかげで踏み出すことができました。ありがとうございました。感謝申し上げます。

参考になるページ

Neos WikiにおけるCDFTの解説ページ

明日のアドベントカレンダーはとりとりさんの「かんたん次世代VRメタバースNeosVR」です。どんな記事になるのか楽しみですね!

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