under_the_leftさんに教わる鍵盤楽器のコード弾き(#under和音会) part II
その後、だいぶ経ちました。書いていなかったのは、割と当たり前のことを学ぶ事になっていて、他の一般的な記事を読んでもらえればいいだろうという感じがしたからです。ですが、面白い飛躍がありましたので、書いておこうと思います。
レベル4 メジャーとマイナー
根音、パワーコードと進んだので、三度の音を入れることに進みました。その時に、半音下げるとメジャーコードからマイナーコードに変えることができますね。ここまでくると転回をやりましょうとなりそうですが、underさんはむりに転回を押しつけてきません。たぶん、しばらくはこのままで行くみたいです。
(underさんによる註1)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
カデンツの応用としてコード進行の話が進むまでは、分数コード等で指定が無い限り転回は扱わなくて良いと言う考えでした。 あるいは少し先読みできる余裕ができないうちは、考えてもたつくくらいなら指が飛ぶ事になっても見たコードを押さえられた方が良いかなとも。
(註はここまで)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここからしばらくは実践編に入りました。
カラオケが使えるかも
ある晩、VRChatでunderさんの居た和音会の開催されるワールドに入ってみたら、実践編でした。「カラオケで歌えるくらいよく知る曲を(初見でも)やろう」とのことです。まず歌える曲を選んで、コード表をネットで調べます。例えばU-フレットを使うと簡単に見つけ出せます。
それで、underさんはみんなに「その場で曲の伴奏をやってください」とのこと。なんとなくはできました。このときに偶然に気が付いたのはカラオケ音源が役に立つのではということでした。つまり、知った曲でもYouTubeでそのまま聴くともちろん主旋律が入っているわけです。それに対してカラオケはもともと伴奏だけです。ということは、伴奏を真似やすいです。リズムもこういう風に演奏しているのかが、生でわかります。
(underさんによる註2)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1つ目の注釈の通り、とりあえずコードを鳴らすができるようになってるかのチェックのつもりで初見演奏を吹っ掛けました。
速い話が抜き打ち小テストでした。
伴奏のパターンがぱっと思い浮かばないと言うのは和音会参加者だとlitalitaさんが最も詰まっている部分でした。
最も、弦楽器で参加している面々はそこは普段から「ストロークのパターン」として習得する事が求められているので
リズムを気にできる余裕が出て来た鍵盤楽器参加者の壁、と言う事で集中的に皆でじっくり考えてみようの時間をとりたいと思っています。
(註はここまで)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
このカラオケを参考にして伴奏を練習するのはとても効果的でした。
耳コピをしよう!
このあたりからちょっと #under和音会 は脱線をし始めます。楽譜を見て弾いてるピアノ弾きは耳コピが苦手です。曲を聴いても「ドレミファ」には聞こえません。
これももちろん訓練で、簡単な曲から聴き取れるようにしていきます。先ず「調」を決定するのがややこしくて、最初のコードが一致している昭和の曲はいいのですが、そうではない曲もあるので大変です。
耳コピは未だに、できた!という感じがしませんので、また書きます。
アドリブをしよう!
さらに脱線をしてアドリブをする事になりました。コード弾きと関係なさそうですが、でも私は耳コピもアドリブもできないので、これらとコード弾きは繋がっているはずです。どれかが上手になると相互に上手になっていくはずです。
以前にもアドリブは適当に弾けばいいんだよとか教わりますが、その適当ができないですよね。underさんはとてもいい動画を紹介してくれました。
T-SQUAREとかシートベルトにいた本田雅人さんが語っています。最初は根音だけでいいんだよと言い始めます。そしてその次は5度上げた音をいれましょう、ってつまりパワーコードですよね。ちょうどunderさんがコードで教えてくれたときと同じです。アドリブも同じなんですね。ただ本田さんが凄いのは根音だけでも曲にしてしまうことです。それはとにかく強弱やリズムが素晴らしいからです。ピアノは減衰音系なので、一度音を出してしまうとコントロールできませんが、サックスはそれから強くしたり極端に弱くしたりすることができます。
最終的には、いわゆるヨナ抜き(4度と7度の音を抜く)とかペンタトニアック(4と7の2音を取り除くと残りは5つつまりペンタになる)とか言われる音は適当に弾けばいいと言われるようになります。
OKですよ。ここまでは確かにどこかで聞いたことがあります。でも実際にやりなさいというと「心のバリア」があって自由に弾けるとはとても言えません。なんででしょうね? 分かりますか? 「心のバリア」って。適当に弾けばいいとか言われるけど、とっても恥ずかしいし、何を弾いていいか分からないですよ。ヨナ抜きで弾けば良いというところまで分かったけど、やっぱりうまくいきません。もっといえば、気持ちよくない。ああ、楽譜通りに弾くのがどれだけ簡単だったか!
その後、一週間ほどしてunderさんはとてもいいアドバイスをくれました。それは左手の伴奏は録音しておいて、それを再生して右手でアドリブだけを弾くようにしたらいいということでした。これは、実に画期的でした。これだけで「心のバリア」を乗り越えて、なんか適当に弾くことができました! なんででしょうね? たぶん、左手と右手の役割がとても異なっていて同時に弾くのが難しかったのだろうと思います。しばらくこの方法でアドリブになれたら左手で伴奏を演奏するのをやりたいと思います。
これも考えてみると、アドリブって単音楽器がメインですし、underさんもそれを想定しているところがあります。でも私はピアノ弾きだから、単音で弾くなんてやっていない。いつも伴奏と主旋律は左手と右手で同時に弾くわけです。だから右手だけでまずやってみようというアドバイスにたどり着いたの、偶然かもしれないけどとても理にかなっています。
(underさんによる註3)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
under_the_leftは自称ウィンドシンセがメイン楽器なので、鍵盤で両手で同時にやろうとしている事に気が付いて無かったと言うのがオチです。
(註はここまで)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして、アドリブがなんとなくできると、その小節毎のコードにある音は当然のことながら使いやすいということが分かるわけです。音がぶつからないから。おおお! アドリブで弾くというのはコードで弾くというのと合流しますね。ふふふ、予想通りの展開で嬉しいです。
今後のこと
今はコード進行のことをいろいろと解説してもらっていますので、そのうちそれをまとめます。でも、気になっているのは、最初にunderさんが示したレベルは、レベル5, 6と続いているのです。でも最近は脱線が多いせいか、本線に戻っていない気がします。そちらの話も期待しています。
謝辞
今回もアドリブの時の「心のバリア」を取り除く方法を教わることができて、とてもとても飛躍がありました。感謝申し上げます。
under_the_leftさんにはこの文章を事前に読んでいただき、チェックをいただきました。また今回は注釈を入れていただきました。ありがとうございました。
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