患者同士
「はじめまして」の人たち同士で一部屋で何日も過ごす。慎重派な私としては、かなり警戒する状況ですが、不思議と今回の入院では自然に過ごせている気がします。それは、同じ経験を乗り越えてきた、という「同士感」があるからだと思います。今回は放射線ヨード治療を受ける人だけで同室でしたが、みんな甲状腺全摘を経験しています。(放射線ヨード治療は、甲状腺全摘していないとできないため)自分と同じ経験をしている人がこんなにいたんだ、と心強く思いました。
また、洗面所などで首にガーゼが当たっている人と一緒になると「手術後、大変ですよね…私も全摘したんです…」と、思わず声をかけてしまいます。自分の辛かった日々の事を思い出すと、少しでも力になりたくて、ひとことふたことですが、話しかけてしまいました。
総合病院での入院は、状況が異なるかもしれませんが、専門病院での入院の良さを感じました。