ネイルができる幸せをかみしめる
甲状腺乳頭がんの手術のため入院した時。事前に配付された「入院の手引き」の中に「入院前にネイルは落としてください」の一文がありました。私は入院前にネイルはしていなかったので、特に問題なくそのままスルーしていたのですが「がんの治療に関係なさそうだし、入院中気持ちが落ち込みがちだから、爪がきれいだと気分があがるのにな~。なんでダメなんだろう?」なーんて思っていました。今回、ネイルができない理由をあらためて調べてみました。
手術時に血液中の酸素濃度を測定するためのモニターを装着したり、爪の色で状態を観察したりするからネイルは不可、とのこと。なんと!手術や治療を安全に進めるために必要なことだったんですね!!ネイルをしてはいけない理由がよくわかりました。
ここ何年もネイルをする生活からは遠ざかっていたのですが、最近、足にペディキュアを塗るのが楽しいな~と感じるようになりました。素足になった時に爪がきれいな色だと、気持ちが明るくなります。単純に「きれいで嬉しい!」という気持ちと同時に、「…ペディキュアが塗れている…私は今は閉ざされた病院の中に入院しているわけじゃないんだ!私は自由だ!!日々の生活を目いっぱい楽しもう!」という想いがやってきます。今の私にとっては、ペディキュアは自由と健康の象徴になっているようです。これからも色々なネイルを試しながら、自由な生活を満喫したいと思います。