コロナワクチンを打ってきました
まだまだ先だと思っていた、自分自身のコロナワクチン接種。しかし家族の勤務先での職域接種が始まり、「職員の家族」として思ったより早く打ってもらうことができました。
昨年甲状腺乳頭がんの手術と放射線ヨード治療を終え、現在経過観察中の私にとって、「接種すべきか、すべきでないか」は気になる所。
国立がん研究センター中央病院のサイトにある「がん患者さんに対する新型コロナウイルスワクチンの接種について」を読むと、私の状態はワクチンを打っても問題なさそうではあったのですが、2回目のワクチン接種と予定している検査のための食事制限期間が重なりそうだったこともあり、念のため、病院に電話をして確認してみることにしました。(せっかく食事制限していたのに「ワクチン打ったらだめなんですよね~もう一回食事制限やり直しです~」な~んてことになったら泣くに泣けないので…)
電話口で自分の診療券の番号を伝え、自分のカルテを見てもらいながら、医師から「接種して問題ないですよ」という回答をもらえたので、ホッと一安心。食事制限期間とかぶっても問題ないとのこと。良かった!早速ワクチンの予約を済ませて、指摘された日時に接種会場へと向かいました。
職域接種会場では、接種をしに来ている人も多かったのですが、案内担当の人もかなりたくさんいて、スムーズに運営されていました。書類の受付→医師の問診→ワクチン接種→会場での待機(待機中に次回の予約)→接種済みの書類の手続き→終了、という流れでした。私の場合、ワクチン接種の注射の痛みは全くありませんでした!(上手な看護師さんにたまたま当たったのかもしれませんが)思わず看護師さんに「全然痛くありませんでした!ありがとうございます!!」と熱くお礼を言ってしまったほど。むしろ、帰宅後や翌日に感じた筋肉痛のような痛みの方が気になりました。
ワクチン接種の流れの中で一番気になっていたのが、医師の問診。あらかじめ記入する予診票には「現在なんらかの病気にかかっていて治療中ですか」という項目があり、私は「甲状腺乳頭がん 経過観察中」と記載していました。これは、根掘り葉掘り聞かれたりするのかな?せっかく行ったけど、「いや~主治医に確認してきてください」なんて帰されたらやだな~と、ちょっと警戒しながら、問診ブースへ。現在の状況、日頃飲んでいる薬、主治医にも接種問題なしと言われたことを伝えた所、「はい、大丈夫です」とすんなりOK。1つだけ病気持ちだったからかな?と思ったのは、「接種後の会場での待機時間を、念のため30分にさせてくださいね~」と言われたことだけでした。(通常待機時間は15分のようです)
問診コーナーでは「医師に相談がある人」と「相談がない人」のレーンが設けられていました。私は「相談がない人」レーンに並んだのですが、何らかの不安を抱えて会場に来た人が、不安を解消した上で接種に向かえるのはとてもいいな~と思いました。(全ての接種会場で同じシステムが取られているかはわからないのですが…)
コロナ禍でがんの治療は、コロナ以前よりも患者さんに負荷がかかっているように思います。ただでさえ、がんについての不安があるのに、コロナ感染するのでは?!と通院そのものが不安になったり、入院中の面会が禁止されたり、コロナの治療が優先されて手術が延期されたり…などなど。ワクチンを受けたい人が全員ワクチンを受けられて、少しでも不安が少ない状態で病気の治療に向き合える日が、1日も早く来てほしいな!と思いました。