7月27日は「世界頭頸部がんの日」
私が経験したのは、「甲状腺乳頭がん」というがんです。甲状腺がん経験者の人の情報を見たり聞いたりすると、「おお!お仲間!」と感じていたのですが、より大きなくくりがあることを知りました。
それは「頭頚部がん」というカテゴリー。
具体的には、「頭蓋底部から下、鎖骨より上の顔や首の領域」だそうで、鼻や口腔、喉、甲状腺などにできるがんを表すそうです。私は自分と同じ甲状腺がんの経験者の方を「お仲間」と認識していましたが、舌がんや咽頭がんの方も同じカテゴリーだったとは!なんだか急にお仲間が増えたようで、心強い気持ちになりました。そして、7月27日は「世界頭頚部がんの日」だそうです。世界中の「頭頚部がん仲間」は、いったい何人くらいいるんだろう…
そんな中、とある芸人さんのnoteを見つけました。お笑いトリオ「ななめ45°」の岡安章介のnoteです。岡安さんは昨年、下咽頭がんが見つかり治療されているとのこと。「頭頚部がん」というカテゴリーを知った直後だったこともあり、「おお!『頭頚部がん』仲間だ!!」と嬉しくなってしまいました。
当然がん種が違うので、私と治療内容は異なるのですが、家族に病気のことを伝える時の不安や、入院中に感じたことなど「わかるな~~」と共感できる内容がたくさんありました。
また、病気に関わる内容のため、当然シリアスな内容も多いのですが、さすが芸人さん、ユーモアがあって思わず笑ってしまう部分もたくさん!「入院感がハンパない」自分のパジャマで妄想の翼を広げたり、聞こえてきた同室の患者さんと看護師さんのやり取りにヒヤヒヤわくわく(?!)したり、期待値が上がり過ぎた昼食の炒飯に衝撃を受けたり…と、入院生活のリアルを感じる記事がたくさんありました。
私自身も、一番大きい経験となった甲状腺の全摘手術の入院中であっても、24時間ず~~~~っとしくしく泣いている訳ではなかったし、面白いことや笑っちゃうことが1つもなかったか、というとそんなこともありませんでした。(もちろん、患者さんそれぞれの状況は異なるので、あくまでも私個人の経験ですが。もちろんずっと辛い方もいらっしゃるはずです。)がんの治療のリアル、入院生活のリアルをすごく感じたnoteでした。これからも続けて読みたいnoteがまた一つ増えました。