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手紙を書くってほんとに気持ち良い

現代ではスマホのフリック入力やPCのタイピングで「書く」ことが大部分を占め、手書きで文字を「書く」ことは殆どなくなった。そんなペンを持たない日々に慣れた私たちにとって、手紙を書くことは本当に疲れる。100文字書いただけで利き手と腕がじんじん熱くなり、続きを書くためには丁寧にマッサージしてあげる必要があるくらいだ。

だけど、手紙を書くことは気持ちが良いことだ。送り宛の人との思い出を頭に浮かべながら、今伝えたい内容を書いていく。スラスラ出てくるときもあれば、言葉の表現をこっちにするかあっちにするかと迷い込むことも多々ある。そうやって相手への気持ちを紙の上に創りあげていく。頭でイメージして手を動かしているからこそ、書き終えた後の達成感はとんでもない。ふうっと一息ついて缶ビールをプシュッとやりたいくらいだ。

受け取る人だけじゃない。手紙を創造する書き手も同じかそれ以上に気持ちが良いもんだ。


400字エッセイ書いています。


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