旅に求めるもの、求めること

おそらく、僕が旅に求めていることは「非日常」なので、旅先の条件とかは特にない。強いて言うなら旨いものが食べたい。地元の名産である必要はなく、地元民に愛された店である必要もない。旅先で感じる「あれ食べたい、これ食べたい」を満たしてくれたらそれで充分。

宿泊先もこだわらない。基本的には旅に出る前に宿を予約するので、宿のグレードは予約する際の自分の気分とお金に対する意識に依存する。ただ、できるだけ朝食バイキングが付いているホテルは避ける。というのも、朝食バイキングの満足感が、食べすぎたという罪悪感にいつも僅差で敗北するからだ。旅先で朝っぱらから気分をマイナスにしたくない。

食べ過ぎなければいいと言う人に稀に遭遇するが、彼らは朝食バイキングを経験したことがあるのだろうか。朝食バイキングを腹八分目で去れた人にお目にかかったことがない（絶対いると思う）。

それでも「朝食無料」の文言にはいつも目が留まる。

400字エッセイ書いています。