片付けは「喜び」のエネルギーでやりたいのだけど…我が家の試行錯誤は始まったばかり
リスナー&事務局のひろみです。
我が家は、夫は物が極力少なくてすっきりしているシンプル生活好き。
私は過去の思い出と共に物への執着も強く、捨てられないうえに整理整頓も苦手なタイプ。
そして、小2の娘は私に似て、やっぱり物が捨てられない方で、片付けも苦手。
娘の異母兄たちは、小さいころからごそっと父親に捨てられた記憶が生々しくあるせいか、1人部屋を持っている今は、ぐちゃぐちゃになることもあるけど、あるタイミングで自分で一掃する、というのが身についています。
さて、ある休日、突然(我慢に我慢を重ね、見るに見かねていたのかもしれませんが)、リビングの娘スペースについて、夫が「今日は部屋を片付ける、要らないものは捨てる」と言い出しました。
「あー、きた」とがっくし _| ̄|○ の娘と私。
でも、今回は少しこれまでと違うことがありました。
以前は、娘に「これ、要る?」訊くと「みんな要る」と答え、そのたびに「いや、これはもういいでしょう」とほぼ無視して、ばっさばっさと捨てていた夫ですが、
今回は、まずはじめに
「お父さん、西側の窓から富士山や夕日を見られるように、まずカーテンをスムーズに開けらえるようにしたい。出窓のぬいぐるみやパズルをどうにかしたらいいと思うんだ」
「ソファーはゴロンと横になったり、座ったりしたいから、この上にある人形や学校のものをどけよう」
と、自分の希望とやってほしい事柄が具体的に伝えられました。
これならとりかかりやすいかも、ということで、娘も渋々モードではありましたが、協力しました。
(「お父さんがやったら20分で終わるよ。あっという間に片づけちゃうから。」という言葉に「自分でやらなければ、ごっそり捨てられる!」という危機感が増した、というのが本音だと思うけど…)
いろいろ溜め込んでいたので(なんせソファーは座れない…)、やることは明解なようでもそれなりに時間はかかり、また、片付けながらつい見だしたり、遊びだしたりする娘に「まず、ここ、やってしまおう」と発破をかけ、予想通り、夫のリクエスト範囲はだんだん広がり、なんとか勝手に捨てられないよう、私も援護射撃をしながら約1時間かけて終了しました。
それでも、その後、出かける用があったので、午前中は丸つぶれ…
そこで、「ほらー、窓が見えてスッキリするね。気持ちいいね。ソファも広いよ。これを月1回やれば楽だよー」とやたら高めテンションで喜び表現+リクエストしてくる夫に
「確かに気持ちはいいけど…」と喜び半分ありながらも、釈然とし切らない娘と私。
「こっちも休日の過ごし方の予定や希望があるから、今度からその日、突然言わないでほしい。月1回やるのはいいとして第一何曜日とか決めよう。」
とリクエスト返しをして、実際そうすることにしました。
さらに、夫には取るに足らないように見える娘のおもちゃやガラクタたちも本人には思い入れがあること、今回はさほどなかったけど、以前のように勝手に捨てられると自分自身が大切にされていないように感じるので、やめてほしいこと、を翌朝、伝えました。
それを聞いても夫は、月1回これを繰り返せば、その時は思い入れのあったものも段々薄れていくに違いない、という期待感でいっぱい。
確かにそういうものもあるだろうけれど、必ずしも夫の希望通りの分量がそうなるとは限らない。
みんなで住む家だから、みんなの心地よさを共存させたい。
誰もが我慢や妥協ではなく、「それぞれの喜び」から自分もみんなも、安心で快適な空間を作っていけるように。
私が、自分の想い強めに乗せながら、さも娘の代弁のように話すのではなく、それぞれが自分の想いを自分の言葉ではばかりなく伝え合い、受け止め合うことができるように。
共生する仲間としての歩みは、まだ始まったばかり。
(間取りを考えると、いずれ近い将来出てくるであろう、子供部屋希望への対応はどうしたらいいのだろう…いっそ、わたしが一人で別にアパート借りて住みたい、と正直思っているのだけれど…まずは心地よい共生をもう少し模索してみる)
(2022年2月7日の記事より)
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