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Liskの用語が変わるよっていうお話
お久しぶりです。こんにちは。万博おじです。
Lisk SDK v6.0.0 や Lisk Core v4.0.0 のベータ版が出て、Liskのインターオペラビリティも現実味を帯びてきた今日この頃。
皆さんいかがお過ごしでしょーか。
今回はLiskの用語が変わるよっていうお話です。
はじめに
Liskの情報を頻繁に追っている人なら以前Lisk公式がこんなツイートをしていたのをご存じなのではないでしょうか?
3/ With the Lisk Platform launch comes a change of terminology from Delegated Proof of Stake (DPoS) to Proof of Stake (#PoS).
— Lisk (@LiskHQ) February 1, 2023
The main motivator for this terminology change lies in the way the protocol has evolved over time.
Learn more on our blog:https://t.co/jupKFm6JXk
簡単に言うと「PoSの用語に合わせることにしたから!」ってことですねw
上記のツイート内で紹介しているブログはもちろんのこと、先日リリースされたSDK v6 ベータ版のドキュメントにもv5からの変更点ということで記述があったので「noteのネタゲット」ということです。うん。
公式ブログ
https://lisk.com/blog/posts/dpos-to-pos-terminology-change
SDK v6 ドキュメント
https://lisk.com/documentation/lisk-sdk/v6/references/migration.html#terminology-changes
用語の「これ(v5)まで」と「これ(v6)から」
1. Delegated Proof of Stake (DPoS)
これからは Proof of Stake (PoS) と言います。
??????
いきなり意味不明すぎて万博おじも混乱しましたが、用語としてはいちいちDPoSと書かないよって言うだけで、コンセンサスアルゴリズムはDPoSであることには変わりありません。
かなりPoS寄りになるLIPsがSDK v6に盛り込まれてますがそれは別のお話。
2. Delegate
これからは Validator と言います。
おお、Ethereumっぽい。
PoS用語にするってことはこの辺変わるよね。うんうん。
ちなみに、
Active Delegate は Active Validator に
Standby Delegate は Standby Validator に
Delegate Weight は Validator Weight に
なります。
> commulabは日本で活動しているLiskのバリデータです。
3. Vote
これからは Stake と言います。
うんうん。株や仮想通貨触っている人なら聞きなれた単語だよね。
ステークホルダーとか聞くよね?そのステーク。
ちなみに、
Voter は Staker に
Voting は Staking に
Self-Vote は Self-Stake に
Unvote は Unstake に
なります。
> 「投票してください」は「ステークしてください」に変わるんやろか…
4. Forge
これからは Mint と言います。
NFTとかやってると「ミントする」とかよく聞くよね。
日本語訳すると鍛造とか鋳造とかForgeもMintも似たような意味になるしどっちでもいいけど「ミント」って語感がカワイイヨねw
ちなみに、
Forging は Block Generation に
Forging node は Validator node に
なります。
> いや、そこは Minting とか Minting node ちゃうんかいwww
5. Blockchain application
これからは Web3 application、Blockchain application、Lisk app または app on Lisk と言います。
なんのこっちゃ…
と思うかもしれませんが、Lisk上で作成されたものを Lisk app または app on Lisk と言い、Liskに限らずブロックチェーン上のアプリケーション全体を指す場合は Web3 application や Blockchain application って言うってことですかね。
6. その他
Network ID → Chain ID
Module reducer → Module method
Module/Plugin action → Module/Plugin endpoint
Application event → RPC event
Non-forging node → RPC node
Lisk SDK を使って Lisk app を作成する開発者の方はこれら用語に関するコーディング周りも変わっているのでドキュメントは必読ですわよ!
おわりに
読んでいただきありがとうございました!
公式アナウンスやドキュメント類などでPoS用語に合わせていくということなので「そういえば変えるって言ってたな」程度で頭の片隅にでも置いておいてくださいw
Liskウォレット内の用語も変わるかもしれませんしねー。
万博おじでした。
おしまい。
万博おじがメンバーのLiskのバリデータ commulab もよろしくね。
note:https://note.com/liskcommulab/
サイト:https://liskcommulab.jp/
アドレス:lsk5tyhc6tw76ybwwzt9vcefy3gryjvprkcj329tw
※そういえばcommulabのサイトがしれっとリニューアルされてたの気づいた人いますか?www