ビリンバウが張れない。
多分、カポエイラでもやってるんじゃなかったら、知らない楽器。ビリンバウ。
あ、でも、ナナ・ヴァスコンセロス知ってる人はいるか。フュージョン聴いてた人とかだと、パット・メセニーからナナ・ヴァスコンセロスを知ってビリンバウを知っている人がいるのです。
こんな楽器。
そして、これがねえ、演奏する前に自分で張らないとならないやつなんだ。木の軸をたわめて、鉄線を引っ張って引っ掛けて。
あ、そうそう、ビリンバウ、張り方は「こうやります」って見せてもらったのと、毎回の練習前に先生が張ってるのを見てるけど、教わったっていう感じじゃないですね。大体そんな感じのが多いんだカポエイラ周りのことって。
もうねえ、つらい。手が痛い。そして、うまくいかないとテンションが戻ってしまってやり直しになるのだ。
で。私が考えたのが、「手袋しよう……」だったのです。皮の手袋して、それでテンションをかける。そうじゃないと掌にうっすらと、まめができるんだよ。
……今は手袋なしでも張れるようになりましたが、それでも手が痛いのは変わらないです。
んで。調律ができない。耳で覚えて調律して!って言われるのですが、一回張ってしまわないと音が出せない。そして、「あ、低い」とか思ったらもう一回張り直すしかない。
だもんで、めんどくさくなってまあまあこんなもんか……という音で弾き始めることに。よくないのはわかってんだけどもさー、一回張っちゃったビリンバウをギュッと握ってテンション変えてるのとか時々見かけるんだけど、あんなの私の手でやったら、鍼灸師の手を壊すことになってしまうだろうなあ。
で。見様見真似で演奏することになります。Toque (トーキ。リズムの種類のこと)も、子供らみんなが叩いているのを聴いて見様見真似で覚えただけ……な気がする。教わったのって、ひょっとすると数回じゃないのかな。
そしてよく使っているToqueがどんな名前なのか、ちゃんと区別したのが先日のことだったり。もう出来上がっているキャリアの子供達に混じって練習を行うと、周りみんなが知ってるから、教わりはぐってしまうという。
この間、ブラジリアン柔術でもそれがあったんですな。三角絞めを全く履修していないというのが発覚(苦笑。そしてキムラアームロックの要件をやっと確定的に知るなど。……周りみんなが知っている超基礎なので抜け落ちてしまったりするんですね。
それでもビリンバウ弾けるようになったし、BJJでマウントポジションも取れるようになった私はえらいと思ってます。自画自賛。