ケニアのソーシャルグッドなブランド5選
こんにちは、アフリカ大好きりさぴょんです。
今日はケニアにある女性や子どもの支援をしている会社や団体販売している商品やブランドについて紹介します。商品のクオリティはかなり高く、一般的に販売しているブランドと引けを取らないばかりか、それ以上のものも。
ケニアに渡航した際にぜひお店に訪れてみて下さい。
Kazuri
Kazuri(カズリ)は、ケニアのクレイ(土)を使ったビーズを手作りしてアクセサリーを作っている老舗の会社です。現在は、Karen(カレン)にワークショップとお店を構えています。ナイロビの高級住宅街があるKarenですが、雇用されている女性たちは近郊のスラムから通っているということです。
【販売しているもの】ビーズを使ったアクセサリー
【活動場所】Karen
【設立年】1975年
【Instagram】https://www.instagram.com/kazuribeadske/
【行き方】Uberで行きましょう!
Karenのお店やワークショップは予約なしに訪問ができ、担当の方がいれば、女性たちが働いている様子を見学できます。ケニア山のふもとのエンブあたりで取れた土を使って、ビーズにしているというお話でした。
派手なデザインが多く欧米の方には人気のようです。日本人はもうちょっとシンプルなものがいいなと言う方もいるようですが、派手でアフリカっぽいものが好きな私はピアスやブレスレットを購入したことがあります。
Kenana knitters
Kenana Knittters (ケナナニッターズ)は、ナクルの近くのNjoro(ンジョロ)という地域で始まったビジネスで羊毛やコットンを使ったぬいぐるみを作っている会社です。地元の女性たちの雇用に貢献しています。
【販売しているもの】ぬいぐるみ
【活動場所】Njoro
【設立年】1998年
【Instagram】https://www.instagram.com/kenana.knitters/?hl=en
【行き方】
Njoroのワークショップ兼お店に行くのはハードルが高いです(笑)自家用車かチャーターした車で行くことをおすすめします。
〈マタツの場合〉※おすすめしません。
①ナイロビタウン→ナクル マタツで2時間
②ナクル→ンジョロ マタツで30分
※ナクルのステージでンジョロ行きたいと言えばマタツの場所を教えてくれます。
③ンジョロ→Kenana の入り口 マタツで10分
※ンジョロの街の人はKenanaを知っている人が多いので、教えてくれます。
④Kenana の入り口→Kenanaのお店 歩いて20分(結構遠かった。。。)
問題は、帰りです…。
Kenanaからンジョロに戻る時は大通りでマタツを待つことになりますが、周り通らないので、時間がかかります。
公共交通機関(マタツ)でKenanaに行く場合は時間に余裕を持って訪問して下さい。バックパッカーや元隊員さん以外はこの行き方はおすすめしません。結構大変です(笑)
Kenana knittersは、ナイロビのお土産屋さんでも沢山取り扱っているので、Njoroまで行かなくても良いと思います。こちらでも販売されているのを見ました。
Utamaduni Karenのお土産屋さん
Langata link Karenのお土産屋さん
Kenanaは海外でも販売をしていて、ビジネスとしてはとても成功している例だと思います。1998年にケニアでビジネスを始めたというのはすごいですよね。ネットもない時代に、ナイロビではなくて、ケニアの田舎で始めたというのもすごい。ぬいぐるみは可愛いのですが、どちらかというと欧米の人向けのデザインな気がします。動物の人形なのですが、アジア人好みの可愛さではないです。ぜひオンラインショップをみてもらって、私の言っている意味をわかってほしい(笑)
Ammani ya juu
こちらもケニアで老舗!創立年は書いてませんが、私がケニアに初めてきた2014年にはあったと思います。創設者のベッキーの想いから始まった団体です。
【販売しているもの】バック、ポーチ、洋服、アクセサリー、ぬいぐるみ、ベットシーツ、ベビー用品、生地等々なんでも。
【活動場所】Amani Chattanooga と呼んでいるようで、Riverside, Nairobiにあります。
【設立年】不明
【Instagram】https://www.instagram.com/amaniyajuu/?hl=ja
【行き方】ナイロビ市内なので、Uberで行けます。カフェも隣接しているので、ゆっくりすることができます。
彼女は自分のお金500ドルを借りて、自宅でプレイスマットの制作を始め、ホテル、イベント、地元の店で販売したのが始まります。そこから、現在の素敵な商品の数々ができてきたのかと思うと頭が下がります。Amani ya juuはアフリカンプリントを使ったバック、洋服、ポーチもありますが、オリジナルのプリント生地で商品を作っているのも強みです。オリジナルプリントはキテンゲとは異なり、優しい風合いを持っていて長く使えそうなイメージです。
Ubuntu
とある外国人2人が障害のある子どもを支援したのが、Ubuntuの始まりです!そして、商品販売だけでなく、障害のある子どもの支援をするセンターをMaai Mahiuという地域に持っています!9人の障害のある子どものケアセンターから始まり、子どもがケアセンターに行けたことにより、その9人の子どものお母さんが働く時間ができた!というストーリーで、お母さんたちど裁縫から少しずつ始めたという背景があります。
(Ubuntuは知っていたのですが、単なる雇用創出ビジネスだと思っていたら、障害のある子どもの教育やケアも実施していたこと、知りませんでした!!Ubuntuは私のロールモデルです!!)
Ubuntuは会社とNGOを両方やっているようで、The Ubuntu Life Foundationは、NGOとして、Maai Mahiuで活動しているそうです。行ったないので、訪問してみたいなと思いました!
【販売しているもの】バック、ポーチ、靴
【活動場所】Maai Mahiu
【設立年】不明
【Instagram】https://www.instagram.com/ubuntu.life
【行き方】店舗はないようです。Karenのお土産屋さんでも見つけれますよ。
Maai Mahiuのセンターに関しては、Goolge mapに出てきませんね。住所はウェブサイトにこのように書いてあります。Old Naivasha Road, Maai Mahiu, Kenya
Ubuntuは海外にも販売していて、ファンが多いようです。お土産屋さんでも良く見ます。ごりごりのアフリカデザインのバックとかでないので、普段に使いやすいと思います。マサイの女性を雇っているようで、ビーズのブレスレットも中心商品のようです。写真の靴は、145米ドルと結構高価ですよね。買ったことはないですが、手に取ってみたことはあって、縫製もちゃんとしており、底もちゃんとUbuntuのロゴ入りが使われていて、完全にあるオリジナル商品でした!
By her
新しいブランドでインスタとWhatsAppしかないので、正体不明のブランドです。ウェブサイトがなく、誰がいつ、どこで、始めて、どこで現在活動しているのかわかりません。誰かご存じでしたら、ぜひコメントで教えて下さい。
お土産屋さんやナイロビのバザーでは毎回出店しているお店です。
【販売しているもの】革製バック、ポーチ、パソコンケース、アップサイクルバック、ポーチ
【活動場所】不明
【設立年】不明
【Instagram】https://www.instagram.com/byherbags/
キテンゲと革を使った可愛い商品でセンスがいいと思っています!そして、アップサイクル商品も!リサイクルのデニムを使った商品も!
商品のセンスがいいので、ぜひ正体を知りたいところです!
最後に
以上、私が知っているソーシャルグッドな活動をしている会社や団体でした!本当に魅了的な商品を作っていて、ナイロビで行われるバザーでも出店していますが、”フェアトレード商品”としてではなく、普通におしゃれでかっこいい商品として競争力のあるものだと思います。
ここで注意書きをしておくと、私はこれらの商品が販売されているのは見ていますが、女性たちが働いていて適切なお給料をもらっているかどうかは確認できていません(そりゃそうでしょ。)。女性たちをエンパワーしていると書いてありますが、抽象的なので、わかりません。これはケニアのソーシャルグットな商品だけでなく、日本でも会社が広告で言っていることは本当なのか、どうゆう意味なのかは消費者の私たちが見極めないといけませんね。
気付いたこと!
私は知る限りでは、「女性」を支援している会社や団体のみでした。ケニアではまだまだ男女の格差が激しく、女性が仕事を見つけられなかったり、家庭内で、お金を使う権限がない等の課題が残っています。しかしながら、性別に関わらず、仕事がない人もいるので、このような支援が女性に偏っているということも、認識しました。国際協力は残念ながら、「女性」「子ども」が弱者として認識されて支援しやすいカテゴリーであることは、公の事実です。性別に限らず、生活を変える機会を得ることが難しい社会になる中で、「女性」というカテゴリーだけでなく、「若者」「障害者」「難民」「差別を受けている人」、そしてカテゴリーを取っ払って、ひとりひとりに向き合っていけたらいいなと思います。
私もお母さんの雇用を目指したビジネスですが、お父さんやおじいちゃん、性別に関わらず、障害のある子どもの家族が参加しやすいビジネスの場所を提供したいと思っています。それは、羊毛フェルトの商品を作ってもらうだけではなく、運搬を手伝ってもらったり、薪を運んでもらったり、関わり方は沢山あると思っています。
ソーシャルビジネスをしているケニアの先輩たちを参考にさせてもらいながら、さらに良いものを目指して、自分のビジネスにも反映させていきたいと思っています。
ソーシャルグットな商品は、私の会社でも日本で販売したいと思っているので、楽しみに待っていてください。