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【ウィーン留学】夏休みが終わる前に反省と近況報告

お久しぶりです。
目標であった記事更新頻度を達成できておらず、自分の怠惰さを感じております。

もうすぐ夏休みが終わり後期セメスターが始まります。その前にこれまでの反省とどの分野でどの程度成長できたか自分のために記録するとともに、ウィーンだけでなくヨーロッパ留学を考えている人にお役に立てればと思い執筆します。

私の留学でやるべきことは大きく5つである

前期はホームシックや食が口に合わない、寮が汚い、言語の壁が想像以上に分厚いなどの事情で体重が7キロ減少する羽目になりました。そのせいもあって多くのことを同時並行で頑張ることがどうしてもできず、反省が多いです。ですが、夏休みに一度日本に帰国して自分を俯瞰した時に、この5つを頑張っていこうということで落ち着きましたので、前半戦の反省と今後の目標を記します。

①語学

英語:少しずつ上達している実感がある

何が何でも英語が話せなければどうにもならない環境に身を置くことで、少しずつ実践的な会話力がついてきたなという実感があります。

前期の間は、寮で隣になったジョージア出身の友人と毎週末出かけてお互いのことをたくさん話しました。
就活や人間関係のストレスが積み重なった時に「愚痴ってもいい?」と言ってすらすら愚痴が口をついて出てきたときは、ブルーだった気分が自分の英語の上達の実感で霧散してしまったほど。

しかし相手によっては英語の話すスピードが速すぎて全然聴き取れなかったり、緊張してうまく英語で表現できなかったりします。大学の授業は専門用語も多くて録音を何度も聞き返さないと復習が進まないほど。

英語は文法・単語力ともに一定のレベルに達していますし、英語で会話できる友人を見つけて会話練習をしつつYoutubeを活用して実践的な英語力向上を目指したいと思います。

ドイツ語:もう少し実践的な会話をしたい

完全初学者の状態で渡欧したため、伸びしろは大いにあったものの英語で何とかなってしまう状況に甘えあまり上達しませんでした。それはもともと英語を上達させる目的が先行していたことが大きいかと思います。
日常生活を送る上で必要な買い物や挨拶などはドイツ語を用いますが、友人と込み入った話をするときなどは全て英語でした。

しかし、ウィーンで生活しているとやはりドイツ語への思い入れが曲がりなりにも大きくなっていくもの。後期ではより実践的な会話力向上のために、Pimslurと単語の参考書を用いた毎日学習を取り入れようと思っています。

それに加え、毎週ウィーン大学の日本学科で行われている飲み会やタンデム会には必ず参加して、実際の会話を通しドイツ語力を鍛えたいです。

目標としては、「法学部の授業で出会い仲良くなったオーストリア出身の現地学生とドイツ語で会話する」です。
ウィーン大学の初回授業で右も左もわからない時に、わざわざ私に声をかけ様々なことを手取り足取り教えてくれたり、何かと気にかけてくれる本当に素敵な方に出会いました。(私と仲良くなったことが少し関係しているかもしれませんが、)なんと10月に日本に2,3週間ほど旅行に来てくれるそうで、本当に嬉しいです。
普段は英語で会話をしているため、是非この方と込み入った話をドイツ語でしたいです。

②法学部の授業

選択と集中

お恥ずかしい話ですが、前期セメスターでは履修科目をめちゃくちゃ絞りました。

しかし、これはこれでよかったなと思っています。やはり日本語で授業を取るより数段ハードルが高いため、他のことを同時に頑張る必要がある以上「選択と集中」が求められます。勉強したい分野を明確に絞って深く勉強する作戦は大いに有効です。

したがって、後期は3科目に履修を絞りました。これらの科目を好成績で取りきることを目標とします。

③就職活動

滑り出しは順調なので、後はモチベーションと効率勝負

まず近況で言うと、内定を一社からいただくことができました。さらに数社サマーインターン経由の早期選考に進ませていただいています。したがって順調ではあるのかなという実感はあります。

前期の間はスキマ時間を全て就活に充て、自分でもよく頑張ったなというレベルで模擬面接やES推敲、Webテスト勉強を回しながら本番に臨んでいました。毎日5時間程度は就活に時間を割いていたはずです。

そうして16社程度のインターン参加権を手にし日本に帰国しまして、インターンで出会った友人とも仲良くさせていただいています。

しかし、留学生としては反省すべきだと思っています。今私が優先して頑張るべきはどう考えても外国語と現地の授業だろうと。

どのレベルの企業まで挑戦するのかまだ悩んでいるところではありますが、がむしゃらに頑張る時期は終わり効率的に就活PDCAを回す段階に入ったのかなと思います。

ありがたいことに内定をいただけたので、「ここに就職したっていいじゃないか」と肩の力を抜きつつ引き続き友人と協力して就活をしていければと考えています。

第一志望の企業

私が留学する中で「海外でも活躍できる可能性がある企業がいい」と思うようになり、社風・理念に非常に共感できる企業と出会いました。

あとは企業理解を深め「御社に入りたい」という熱意を伝えるだけだと思い企業研究しています。

最終的な進路がどうなるかはまだわかりませんが、こういった目標企業ができると留学でやりたいことが明確になるものです。

④アルバイト

現地でのアルバイトは断念

留学前は「絶対現地のレストランで働いてやる!」と息巻いていたものの、生活のことで精一杯で挑戦ができませんでした。結局日本のオンライン塾講師・チューターをやることに。

しかし良い習慣ができた

しかし、これが今では良い選択だったと感じています。
第一に、時差が7時間遅れということで早ければ朝6時、遅くとも朝9時から勤務ができるため、朝方の習慣が身につきました。
第二に、チューターを担当するときは空き時間が多く、就活や勉強を進めることができます。その間もお給料をいただけるため、効率的にタスクを終わらせることができています。このアルバイトをしていなけれは就活もここまでうまくいっていなかったかもしれません。

9月から一念発起してウィーンのレストランにアルバイト面接を受けに行ったのですが、残念ながら残り4か月では雇えないとこのことで断念しました。

学部4年生でやりたいことができました。そのためには資金をためておく必要があります。したがってアルバイトを週5~6のペースでやりつつ貯金をしなければなりません。

空き時間でタスクを完遂させ、バイトが終わったら飲み会やタンデムに出かけるという形でメリハリのある充実した日々を送りたいです。

⑤一人暮らし

前期の寮では生活が大変だった

円安が進行している昨今、とにかく安い寮をと思い家賃428ユーロのところに入寮しましたが、とにかく不便で不潔で大変でした。ストレスで食事をとるのが2日に1回という月もありました。

まず、キッチンが1フロアで共有。使い方が汚い人が多かっただけでなく、使いたいタイミングが被った際に思うように使用できなかったり、自分の部屋から調理用具を持ち出すことが地味にストレスで、すぐに食事がとれなくなってしまいました。マクドナルドがお気に入りの夕食になるのも時間の問題でした。

そして水回りも共用。潔癖まではいかなくとも汚いのに抵抗が少しでもあればストレスの原因になります。こちらも使用タイミングが被ることが多く、つらかったです。(4か月一緒に過ごしたジョージア出身の友人とは非常に仲良くできていたのでまだよかった方です。)

さらに洗濯機が歩いて5分かかるところにあり、1回3.5ユーロとなかなか高額。乾燥機も30分1ユーロかかります。

このようなストレスと戦うくらいなら、将来社会人になった自分に負担してもらおうという発想で優良アパートに引っ越すことを決心しました。

後期からは本格的に一人暮らしを開始

いわゆる1Kアパートメントです。家賃は690ユーロと痛い出費にはなりますが、その分とても快適に過ごせています。

まず、キッチンが部屋にあることで自由に料理ができ、食事がとれるようになりました。そして週に1回のクリーニングサービスがあるため、念入りに掃除をする必要がありません。さらに洗濯機はすぐに行ける距離に設置してあり、1回1.6ユーロ。乾燥機は無料です。

私は日本にいた頃実家に住んでいましたので、いよいよ本格的な一人暮らしが始まったとワクワクしています。このような環境であれば生活力を身に着けるチャンスもあるでしょう。ということで、自炊や掃除など、生活周りの能力も身に着けていきたいです。

まとめ

もともと日本にいた頃からバイトにサークルに旅行にいろいろ奔走するタイプでしたが、それでも今のこの「5つのやるべきこと」をすべてやりきることがいかにハードなことか、今から戦々恐々としています。しかし、これらの目標を残りの4か月ですべて達成できたなら、私は間違いなく一皮むけた姿に成長できているはずです。

私は中学生の頃から京都が好きで、今の大学に入ってからは毎年清水寺に足を運んでいます。そこでは必ず絵馬に目標を書くのですが、今年日本に帰国した時にはこう書きました。

「人との縁を大切にしながら、やるべきこと・挑戦したいことをひとつひとつこなして、また一年後ここに来る時はひと回り成長できていますように。
Ohne Fleiß, kein Preis」

目標が達成できるよう精進します。

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