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リンドバーグの救済を通して伝えたいこと【note出張版】
こんばんは、旭山リサです。
今回は、WEB小説サイトで連載してる【リンドバーグの救済】をご紹介したいと思います。今回新たに作成したPVがこちらです。
リンドバーグの救済
— 旭山 リサ@ 第5巻🦋ポリス・ラ・ポール発売中 (@Lisa_Asahiyama_) August 23, 2022
作品紹介PVを作成しました!
動画で使用したイラスト、背景素材、楽曲の詳細は【スレッド】に掲載しております。
ノベルアップ+▼https://t.co/5czCysHm8X#ノベルアッププラス
アルファポリス▼https://t.co/lFFqbvz3U8#アルファポリス
♪音楽を鳴らしてね😉 pic.twitter.com/yHfKCHf51c
キャライメージイラストは【Picrew】の【五百式メーカーさん(iwose様)】を使用しています。
■【五百式立ち絵メーカー】 iwose様
■【五百式青年メーカー】iwose様
こちらのメーカーさん【商用利用、加工(加筆)】もOKという、大変親切なメーカーさんです。有り難すぎて拝まずにはいられません。感謝!
PV楽曲にはこちらを使用しました。
■かぼちゃの大群:Make a field Music様
■涼風薫る宵 :蒲鉾さちこ様
使用したフリーのイラスト素材、動画素材はこちらから。いつも本当にお世話になっております
■イラストAC様
https://www.ac-illust.com/
■pixabay様
https://pixabay.com/ja/videos/
■Pexels様
https://www.pexels.com/ja-jp/videos/
元々私はチャットノベリストだった時から、挿絵や宣伝カードを作るのが好きでした。(Picrewで作成したイラストや、ACグループのフリー素材を利用する際は、その都度〝利用規約〟を確認しています)。
自分で作るばかりで、他者に作成してもらったことが一度も無かったのですが、戦友の池田クロエ氏が、本作の為に紹介カードを作ってくれました!
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桜色と紫色で文言が違います。
ミミ版、アルフレッド版で意識して下さいました。
クロエさん、本当に本当にありがとうございます!
池田クロエ氏▼note リンク
池田クロエ|店主 物書き|note
作品にこめた気持ち
私は普段「まえがき」や「あとがき」をあまり長く書きません。伝えたいことは、作中にギュッと詰め込んでいるので、長々と語っては蛇足になってしまうのではという恐れがあるからです。
ただ今回は少しだけ、noteで語らせてもらいたいと思います。
今回は自裁(自殺)がテーマの1つですが、その行為を誘発・助長・ほう助する意図は無く、今後も「創作において人命を尊ぶ姿勢」は変わりません。
というのも私の身近には2名ほど、縊死及び事故による窒息死で命を落とされた方がいるからです。
心理学を勉強する傍ら、小説を書きながら死生観について度々問いを繰り返して参りました。心理士の資格を得ても、その答えは見つかりませんでした。おそらく一生問い続けていくと考えます。
その中で最も疑問だったのは「自殺は罪なのか」ということ。苦しみ抜いて生きた故人の心を思料すると、私はそれを罪と言うことに抵抗があります。自ら命を絶つ行為は間違っていますが、計り知れない事情を抱えていたであろう故人を責めることなど到底できないからです。
罪を裁くといえば。「リンドバーグの救済」本編の中でも書きましたが、流行りの小説の「断罪イベント」という言葉に苦手意識があります。
私は以前、身に覚えの無いことで「おまえのせいだ」「出て行け」と居場所を失ったことがあります(詳細は申せませんが、医療上のインシデント)。
絶望に伏した瞬間、流行りの小説の「断罪イベント」という言葉が頭をよぎりました。「これはイベントなんかじゃない」と。この状況を「イベント」と呼べるのは「断罪現場をゲームのように傍観できる者と、加害者たち」である、と。濡れ衣を着せられた人間は、たとえそれが「ゲームの中の出来事」だとしても「イベント」という言葉は使わないと思うのです。
主人公ミミの前世は、自殺した中学二年生の少女の生まれ変わりです。
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ミミも絶望し、自殺の因縁を繰り返そうとします。
魂の底から絶望している彼女を救済してくれるのは誰だろうか。
ミミを救うのは、惜しみない愛情を注いでくれる第三者だろう。
そこで登場するのが国教会司祭アルフレッドです。この物語の舞台は異世界なので「神父、牧師」どちらを使うことにも抵抗があり、本作では「司祭」に致しました。モデルにした英国国教会の司祭は結婚できます(作中にもコラムを掲載しています)
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そして「夫に、ただ愛される」だけではなく、彼女自身が「自分を愛すること」に目覚めなければなりません。
ミミの心には「前世と現世、自裁に臨んだ行為は間違っていた」という罪悪感が根付いています。
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ミミが「罪を裁かれるのではないか」という恐れに区切りをつけ、「同じように理不尽な苦境」に立たされた時に、毅然とした態度で前を歩く姿にこそ、私の伝えたいことが詰まっています。
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ここまで長文失礼しました。
「リンドバーグの救済」は2つのサイトで同時公開しています。
2023年11月追記▼コミカライズ化になりました!!
お読みいただけたら幸いです。
なんと【ノベルアップ+様】で【月間👑恋愛部門1位】をいただきました。
誠に嬉しく思います。
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皆様のご愛読と応援、とっても嬉しいです!
本当にありがとうございます。
本日から【4章】がスタートします。今後とも続きを追っていただければ幸いです。重ねて感謝申し上げます。
旭山リサ
2022.8.23(火)
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