リンドバーグの救済【小説版】単行本化のお知らせ
リンドバーグの救済〈第3幕〉を最後までお読みいただき誠にありがとうございます。
昨年の十月から〈第3幕〉の連載を開始したので、まるまる1年経過しました。
昨年十一月にはコミカライズがスタートし、今年の十一月を以て〈完結〉となります。
コミカライズは〈全十五話〉で完結となりますが、小説の方はまだ続きます。
最初は【三幕構成】だった本作ですが、気付いたら超長くなり、なんと【全7巻〈予定〉】の巨大長編になっておりました。
これをWEB連載し続けるのは正直しんどい。
私自身が連載途中に「急性肝炎」で入院してしまった、というのも理由の一つです。
急性肝炎になったあと、一つ良かった(?)ことがあるとしたら、お酒のCMを見ても「美味しそう」と思わなくなったことです。あんなに蟒蛇だった自分はどこへやら。
お酒は飲めなくなりましたが「豆乳」は美味しそうに感じます。豆乳は肝臓にとても良いそうです。私と同じ酒好きの皆さん、豆乳を飲みましょう。
★小説版の権利について
さて、ビーグリーさんとコミカライズの契約を結ぶ際、私は「著者に原作小説の出版権がある」ことを確認しておりました。ビーグリーさんというのは「まんが王国」の運営会社です。
「コミカライズが始まっても、小説の連載はWEBで続けてOKですし、なんならご自分で書籍化してもOKですよ」
と許可をいただいていました。まんが王国編集部さんのコンテンツは「電子単行本化」が基本なので、自分の書いた原作小説は「紙の本でも電子でも販売したい」とこの一年考えながら、ちまちま準備を進めておりました。
満を持して大発表!
「小説を単行本化します!」
担当編集様を通して「ビーグリー法務」から正式に【確認と許可】を取っていただいた上での出版ですので、どうぞご安心くださいませ。【自費出版】ではなく【個人出版】という形になります。またAmazonで販売する本には【ISBNコード】がつきます。
今回の【個人出版】は2つの形式で出します。
〈Amazon Kindle〉をご存じの方は多いことでしょう。この〈Kindle〉の〈紙本版〉だと思ってください。〈POD〉というのは〈Print On Demand〉の略称で、注文があった時に本を刷るというシステムです。その為、いつ頼んでいただいても「できたてほやほや新品」の状態で読者様の元に届きます。
★ 小説の表紙と中身について ★
実は【小説版の表紙】を【rito.先生】に発注したかったのですが、ビーグリー法務曰く
「不可能ではないけれど、コミカライズで使用したキャラデザインを他の出版物で使用するとなると、契約内容を一部変更せねばならず、事務作業が煩雑」
とのご説明を受けました。キャラデザ自体は私が五百式メーカー(iwose様)で作成したものを元にしています。
他の絵師様に「五百式メーカーで作成したイラストを元に、小説版の表紙を描いてください」と発注することも視野に入れましたが、やはり私は【rito.先生】の絵が大好きですし、ビーグリー様のお手を煩わせるのも恐縮なので断念しました。
「コミカライズの作画担当者様に、小説の表紙を発注したい! PODで原作小説を出版したい!」
と願い出た原作者は前例が無く、後にも先にも私だけだったそうです。
rito.先生に、小説版の表紙を描きおろしていただけたら最高でしたが、残念ながら叶わなかったので、この際思い切って「海外文学風のフォトジェニックな表紙」にしちゃえばいいじゃない、と切り替え、Canva様でデザインを練り練りしました。そうして出来上がった1巻の表紙がこちら!
十一月十五日【金曜日】に【POD:紙本】【Kindle:電書】の二形態で発売スタート!
既にAmazon販売ページにて【予約】を承っております。
WEB公開分から加筆修正を加えた箇所がございます。また購入特典として【書きおろしの短編】を3つ封入しました!
書きおろし1■チャールズの短編
書きおろし2■ダーシーの短編
書きおろし3■パメラの短編
WEB公開版では分からなかったダーシーの物語や、パメラが「夜にのぞき見たリンドバーグ夫婦の様子」などもうかがえます。「チャールズ出生にまつわる秘密」もほのめかされますので、ぜひ書きおろし短編をお読みくださいませ。
第2巻以降は準備が出来次第、刊行いたします。1ヶ月もしくは2ヶ月の間隔で、無理せず、夜更かしせず、豆乳をグビグビ飲みながら、刊行を続けます。
第1巻~3巻、外伝の4冊の書影がこちらです。
春夏秋冬でイメージを作りました。こちらは販売前のイメージです。また販売後も、PODの表紙はデータの差し替えが可能なので、私の気分次第でイメージチェンジするかもしれません。
4巻以降も物語は続きます。
出版ラインナップは以下です。
1巻~3巻にはそれぞれ「書きおろしの短編」を封入します。
4巻~7巻は全て「書きおろし」で出版します。
そのうち5巻~7巻は、ミミとアルの子どもたちの物語です。
最終話でお名前が発表された「テレジア・ヴェルノーン」と愉快な仲間たちが活躍します。もちろん親となった「ミミ、アル、チャールズ」もがっつり登場します。子煩悩のチャールズにもぜひ注目してください。ミミとアルの子どもを我が子のように溺愛します。
ミミとアルの愛娘の名前は、リジューの聖テレーズ〈テレジア〉のお名前にあやかりました。リジューのテレーズの奇跡は「薔薇の雨が降る」と伝えられています。ジャンヌ・ダルクに次ぐフランスの守護聖人です。
お写真をご覧の通り、とっても美人のシスターです。
教会博士の称号を持つリジューのテレーズが残した言葉は、どれも本当に美しく、慈愛と優しさにあふれています。
「彼女は自分の心を花々で飾ることにした。一つ一つの小さな自己放棄が花として数えられた。愛の行いもまた花として数えられた〈リジューの聖テレーズ:小さい花の物語 の本文より抜粋〉」
ミミとアルの娘には「聡明で心の美しい御姫様になって欲しい」と願いをこめて、世界中で愛されるシスター・テレーズの名前の功徳にあやかることにしました。
さて【第4巻:ブロンテの救済】では【3巻の続き】が描かれます。最終話で、ナンシーに赤ちゃんテレーズを預けた後、ミミ達が「建国祭に出かけるシーン」の続きです。
少しネタバレしてしまうと、建国祭でミミとアル、チャールズの命を狙う事件が発生します。オスカルも活躍しますので是非読んでください!!
各巻ごとに出版が近付きましたら、こちらの作品ページでもその都度ご連絡させていただきますので〈完結〉設定はまだしません。
エピソードの更新〈ご連絡〉をチェックしていただけたら嬉しく思います。
ここまでお読みいただき本当にありがとうございました。
ご縁ある全ての読者様に感謝を捧げます。
旭山リサ
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