医療事務として働く事(暗黒時代)
私は20代前半まで
スーパーやコンビニなど、所謂接客業の仕事をしてきました。
とある日、身内が医療事務の仕事を始めた話を聞き
普段から接客業の忙しさや平日休みなどに不満を持ちながら働き続けていた為
医療事務の仕事話を聞いた時は、医療は人の健康の役に立つ、定休日もあるし、周りからも尊敬の目で見られる!カッコいい!!と感じた事を理由に
病院に医療事務として転職をしたことがきっかけで始めました。
私は高卒でずっと接客業をして来た為
特別な資格も経験もなく、すごく苦労して勤務先の病院見つけました。
その為、勤務形態もパートナー社員(所謂、長時間パート)でしたが
採用された時は凄く嬉しかった事を覚えています。
ですが、喜びも束の間、その病院働くことは未経験の自分には辛い事の連続でした。
その病院の医事課には同年代(20代前半)の女性が多く、新卒で入社した彼女たちは正社員での雇用でした。
そんな中、パート雇用の自分は制服も中々譲渡して貰えず、ずっと白衣を着て仕事をしていました。
仕事でも、医事課の中でも重要な仕事の役割である、レセプトや健康診断に関する事など正社員に全て任せられ、毎回会議にも出席出来ず
(私は毎回、電話番として残される)
そんな中、殆ど仕事も教えて貰えず、雑用、電話応対、患者様対応などを1人行ってきました。
(周りの仕事ぶりを見て覚えてというスタンスの病院でした)
ボーナスや仕事の話など社員同士で盛り上がっている中
自分はいつも1人取り残された虚しい気持ちでいっぱいでした。
また、周りに同じようなパートナー社員で働く人も身近におらず、相談する上司は1人居ましたが多忙な人で、中々話をする機会もなく
こんな仕事ばかりじゃ、医療事務に転職した意味がないのと常々感じていました。
同年代が正社員で活躍する中、自分の雇用形態はパートであり、尚且つ仕事も任せて貰えない、なんでこんな環境で働いているんだろう…と虚しく感じる日々。
悔しかったら正社員で雇って貰えるように仕事を頑張ればいいと思われるかもしれませんが、そこの病院はいくら頑張っても新卒以外は正社員での雇用はない病院でした。
なるべく明るい気持ちで仕事をしたくて、仕事前には好きな音楽を聞いて気持ちを盛り上げたり、業務中で学んだ事は全部メモを取ったりコピーしたりして
周りに聞く人も、教えてくれる人も中々居ない中、自分なりに努力を続けてきましたが
自分は医事課の中でもパートで格下に見られている為
同年代の同僚からは見下す態度を取られ続け
チクチク嫌味や罵倒も日常茶飯事
資格職である、看護師からの直接的な誹謗中傷や圧力などが続き
(休憩中や仕事の行き帰りなど、業務中じゃない時も嫌味や悪口を言われ、これが一番応えました)
我儘で傲慢な患者さんの対応
(生活保護の人が多い、所謂、治安の悪い地域だったので、そういった方が大勢いました)
数年経つ頃には、心が疲れきってしまい、次第に転職を考えるようになりました。
もちろん、嫌な事ばかりではなく、病院でくる患者様には「いつもありがとう」と声をかけてくれたり、私に会うのが楽しみで通院してくれていると言って下さる方もいて、それが病院勤務の間の心の励みになっていました。
すぐに辞めなかったのは、3年間は同じ職場で働かないと経験として認めて貰えない
こうなってしまうのは、自分の努力が足りないからだと感じていたからです。
転職活動をして、一般企業に内定を頂いた時は、これで苦しみから逃れられる!と嬉しく思ったのも事実です(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
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