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Photo by
inagakijunya
エレベーターとのあくなき戦いの話
わたしのようにいつも何かに追われている人間は、エレベーターの扉が開いたらすぐに乗り込みたい。
住んでいるマンションにはエレベーターがついていて、我が家はマンションの最上階なのでいつもエレベーターを使う。
買い物から帰って来て1階のホールでエレベーターを召喚する。
到着したエレベーターがその扉を開く。
と同時に間髪入れずに乗り込もうとする。
‥‥と、
ガガッ!
「うわっ!」
肩がエレベーターの扉にぶつかってしまった。
ここ最近、何回かに1回、エレベーターの扉が開く時に
開き終えますよー。
と見せかけて、その手前で一瞬引っかかって止まるフェイントをかけてくるようになった。
それに気付いてからもずっとエレベーターを使ってはいるのだが、フェイントをかけられるのは何回かに1回なのでついつい忘れてしまう。
ある日、それは起きた。
1階のホールからエレベーターに乗り込み、自分のフロアに着いて扉が開く。
と同時に、いつものようにフライング気味の一歩を踏み出した。
ガガッ!
ガシャン!
フェイント扉に思いきりぶつかる。
その途端、
ピーピーピー!
「今すぐ下りてください!」
‥‥‥!!
人生で初めてエレベーターに怒られた。
怖かったよぉぉぉ(泣)
以来わたしは、エレベーターの扉が最後まで開き切るのを確認してから乗り下りするようになった。(痛い目にあって学習しました)
エレベーターの点検は毎月されているのに、扉が何回かに1回しかフェイントをかけないのでまだバレてないのかもしれない。
次の点検時、業者さんにバラしてやろうと思っている。