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滅多に起きないことにテンションが上がった話

京都に住んでいる。
自分で選んだのではなくたまたま生まれ育ったのが京都。
京都市内を点々として、今は市内の端くれで「そこは京都市とは言いまへん」と誰かに言われそうなところに住んでいる。
京都市は盆地で、夏は暑くて冬は寒いと言われるが実際にそう。(この字面だけ見るとどの地域にも当たり前のことを言ってるけど)
京都の冬は寒いけど雪はあまり降らない。
降っても積もることはほとんどない。
市内と言ってもそこそこ広いので同じ市内でも雪が降って積もるところはあるにはある。
なのでわたしの住んできたところの話。

今、雪が降っている。
雪が降ってることに気付いてから写真を撮りまくっている。
雪があまり降らないので雪が降ってる写真を撮ったこともほとんどなくて、雪が降ってるところを写真に撮るのは難しいんだなぁなんて思いながら何度も撮っている。
これに似たことが前にもあったっけ。
湯呑みのお茶に茶柱が立ってるのに気付いて、上から少し斜めからと茶柱の立ち具合に納得のいく画角を探して撮りまくった。
先日も、半年ぶりに行った鴨川の橋の上から川面すれすれを飛ぶかもめの群れを見つけて写真を撮りまくった。
鴨川で鴨じゃなくてかもめを見たのは初めてだった。
変わりばえのしない毎日を過ごしてるけど、次は何の写真を撮りまくるのだろう。
変わりばえしないと思っていても小さな何かは起きている。
滅多に起きない小さな何かに気付いてテンションが上がった。ってそんな話。

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