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電動吊り戸棚に関する注意喚起

最近キッチンの電動吊り戸棚が故障しました。原因は上げ下げを制御している基盤のゴキブリによるショートです。修理費は基盤の全交換と出張費+消費税で4.6万円。私はこういう単純な仕組みに高価な基盤など使って、故障したら追加費用がかかってしまう商品はキライなのですが、言っても耳を貸さない身内が購入したものなので、どうにもなりませんでした。

吊り戸棚はクリナップ製

で、せっかくなのでその経験談と対策を残します。似たような商品を使っておられる方の参考になれば幸いです。

キッチンにゴキブリはつきもの

上部に設置された基盤ボックス。

何が問題かと言うと、明日また運悪くゴキブリが修理したばかりの基盤ボックスに侵入しショートしてしまったら、同じ金額を払わなければならないということです。何回でも。これは確率的には低いかもしれませんが、商品としては致命的な欠陥です。クリナップには今後対策をとるようにと苦情を入れました。

正面。上部に1~2mmの隙間。赤丸はケーブル用の穴。

上部の隙間は小さなゴキブリなら侵入可能かもしれません。しかし出てきたのはもっと大きな中型のゴキブリでした。決定的に問題なのはケーブル用の穴が大きいため、ケーブルをはめても隙間ができてしまい、そこから侵入したものと思われます。

右側面にもケーブル用の穴。

そこで隙間を閉じるため、正面のケーブルを右側面のもう1つある穴に移動させました。こうすることでケーブルで穴がぎゅうぎゅうになり、完璧とは言えないかもしれませんが、隙間がある程度埋められました。

上部の隙間と穴をマスキングテープで塞いで終了。

正面のケーブルを移動させたことで穴が塞ぎやすくなりました。何も対策しないよりはマシになったかと思います。また画像には見えませんが、左下の黒い電源ケーブルの側にも1~2mmの隙間があるため、同じように塞いでいます。

注意

修理に来た工務店の方と話したのですが、隙間を塞ぐと基盤の熱が放出できなくなるのでやめたほうが良いと言われました。しかし見たところ基盤の熱を排気するための換気口は付けられておらず、内部にはヒートシンクすらありませんでしたので、熱暴走の心配は無いだろうと私の自己責任で判断しました。絶対に問題が起きないという保証はありません。PCのようにずっと稼働しているものではないので、恐らく大丈夫だと思いますが。