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美肌のために。レチノールは男女問わずに注目してみて!

綺麗な肌だと、周りから若く見られて嬉しいもの。これは女性だけでなく、男性だってそうでしょう、きっと。

鏡を見るのだって、ツヤツヤでピカピカな肌の人ならば、余計な勇気もいらずに怖さなんかもない(?)ことかと思います。

現役薬剤師の私もそんな羨ましい肌になりたいひとりで、様々な化粧品の有効成分パワーを授かりたい……と日々、成分リサーチを行っています。

そもそも綺麗な肌って?

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さて、冒頭で「綺麗な肌」と言いましたが、具体的には多分、下記のような状態を言うと思います。

 □シワがない
 □シミがない
 □ニキビ、ニキビ跡がない
 □ハリがある
 □キメ細かい
 □血色がいい
 □肌荒れしていない

……などなど。欲張って挙げていったらキリがないですね。

少なくとも、できれば上記のうち3つはおさえておきたい、と、個人的には感じます。

今回はその3つ(3つ以上かも)にアプローチする成分、「レチノール」についてお話しします。

レチノールって、何?

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レチノールとは、実はビタミンAのことなんです。ビタミンは美肌に欠かせないもの。ここで代表的なビタミンの働きをおさえておきましょう!

ビタミンC
 →美白、傷も早く治す
ビタミンB2・ビタミンB6
 →皮脂のバランスを整える
ナイアシンやパントテン酸(ビタミンBの一種)
 →肌の代謝をサポート
ビタミンE
 →肌の血行促進、酸化防止

これから紹介するビタミンA=レチノールにも、美肌に大切な働きが詰まっています。

レチノールの働き

さて、『Liruu』というサイトにて、レチノールの働きを下記のように紹介しました。

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出典:【効果解説】シミ・シワ予防と改善に!レチノール配合化粧品9選

驚くことなかれ! レチノールという成分には、こんなにも美容効果があります。

シミ、シワ、ニキビ、たるみ、肌の修復といった、もはや万能なのではないかと思わせるほど肌にいい働きがあります。

現在日本においては、シワ改善を目的としたレチノール入り薬用化粧品が資生堂から販売されています。

(詳しい商品紹介は記事をご覧くださいね)

シワを目的にレチノール入りの化粧品を使用していると、知らず知らずのうちにこういった嬉しい美肌効果が目に見えないところで行われている可能性があるのです。

レチノールと、その仲間

ビタミンA誘導体の種類

出典:【効果解説】シミ・シワ予防と改善に!レチノール配合化粧品9選

ところで、ビタミンAであるレチノールには、いくつかの仲間が存在しており、その仲間が化粧品に使われていることもあります。

酢酸レチノールパルミチン酸レチノールはよく化粧品中に含有されていますが、効果の面ではレチノールの方が上でしょう。

実は、さらに欲を言うとレチノールよりもレチノイン酸の方が効果が大。海外の薬局では塗り薬として販売されていたり、日本においても美容皮膚科でオリジナルに調合していたりします。

しかし、効果もさることながら、皮膚への刺激や炎症といった反応が強く出る可能性があるので手始めに使いたいのは、やはりレチノールといったところでしょう。

シワには、レチノール、ニールワン、ナイアシンアミド

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レチノール以外にも、シワを改善するための有効成分は現在、下記3種類あります。

 □レチノール(資生堂)
 □ニールワン(ポーラ)
 □ナイアシンアミド(コーセー)

※ 各成分、メーカーが特許を取得しています! 気になる成分がありましたら、メーカーも気にして化粧品を選んでみてくださいね

個人的には、やはりレチノールの守備範囲が広いのでまずは最初に試すべき!と思っていますが、やはり成分には肌に合う合わないがあります。

ニールワンやナイアシンアミドといったそのほかの有効成分も知っておくと、シワという敵に立ち向かうには大切かと思います。

知識でもっとキレイになれる

今回はレチノール(ビタミンA)についてお話ししました。

美肌づくりのために化粧品をローテーションしていても、以前使っていた化粧品とは異なるアプローチで綺麗になるには、成分について知っておくことがひとつのキーポイントだと思います。

LiruuやLiruu公式noteで、少しずつ美容成分の知識を貯金して、賢く綺麗になるお手伝いをさせていただきたいと思います。

文/二宮恵子(薬剤師、化粧品成分上級スペシャリスト)

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