体幹機能ってどうやって見んの?
皆様ごきげんよう!
最近、録画したまま放置されていた夏期アニメの視聴に忙殺されているbusonです。初見の方、はじめましてよろしくです。
今回は以前投稿した『体幹』についての記事が10スキを超えたということで、記念として『体幹機能』の簡易的な評価方法についていくつかシェアできればと考えています。
では早速行きましょう!
○立位での体幹(中心部)の軸圧と重心偏位の評価
【被験者】身体の前または後ろで軽く手を組み、脚を肩幅ぐらいにダラ~んと開いて楽に立ちます
【検査者】握り拳を作って被験者の手の平に置き、垂直に力が加わるように体重をかけていきます
【判定】前後どちらで実施しても姿勢の崩れが見られなければ、重心位置の偏りなく体幹中央部での力の伝達が効率良く行えていると言えます
【ポイント】
・被験者は力を抜いてただ立つだけを意識します
⇒無意識下での反射的な反応を確認するため
○立位での体幹(左半身・右半身)の軸圧評価
【被験者】肩幅ぐらいに脚を開いてダラ~んと楽に立ちます
【検査者】手の平を被験者の左右いずれかの肩の上に置き、垂直に力が加わるように体重をかけていきます
【判定】左右どちらで実施しても姿勢の崩れが見られなければ、体幹の左右両側で力の伝達が効率良く行えていると言えます
【ポイント】
・被験者は力を抜いてただ立つだけを意識します
・検査者は、被験者の肩甲骨(上角)から坐骨結節まで力を真っ直ぐに伝えるイメージで体重をかけて下さい
○中腰姿勢での体幹(上部・下部)の連動性評価
【被験者】脚を肩幅ぐらいに開いた状態で股関節・膝を軽く曲げ、踏ん張りやすい姿勢を作ります
検査者の外乱刺激に負けないように身体全体を使って押し返します
【検査者】被験者の肩や股関節、関節の移行部(頚胸椎・胸腰椎・腰仙部)などに対して前後左右様々の方向から可能な限り大きな抵抗を加えます
【判定】いずれの関節部・外乱方向でも姿勢を崩れずにその場に留まることができれば体幹を大きな一つのユニットとして安定して力のコントロールができていると言えます
【ポイント】
・被験者は股関節の屈曲を軸にして体幹を一直線(胸腔・腹腔・骨盤腔の傾斜角度を合わせてそれぞれが平行となるよう)に保ちます
○体幹屈筋群の筋出力を指標とした上半身と下半身の連動性評価
【被験者】胸の前で両手をクロスし、両膝を立てるか開排位で床に座ります
【検査者】被験者の両肩に手を当てて可能な限り大きな力で抵抗を加えます
【判定】いずれの方法でも姿勢を崩さず上半身を起こしたままでいられれば体幹屈筋群が協調して働いていると言えます
【ポイント】
・被験者は体幹が直立位となるように意識します
いかがだったでしょうか?
今回紹介したものは自分もたまに臨床で使うことがあるスクリーニング検査です。
一般の方でも簡単に遊び感覚で『体幹機能の見える化』や『トレーニングの効果判定』ができるツールなので良かったわ活用してみて下さいね♪
では今日の日はさよならノシ