クソデカ蕩尽会場としてのマインクラフト
ジョルジュ・バタイユの「呪われた部分」を読んでいる。「人間のエネルギーが抑圧されてバーっと弾けるとだいたいロクなことにならないよね。生産性とか気にしないで、(なるべくハッピーに)エネルギーの無駄遣い(蕩尽)しようぜ!」みたいなことが書いてあり、うんうんと思いながら読んでいる。
そんな中、友人から「マインクラフトおもろいよ」と聞いてダウンロードしたり色々動画見たりした。
「マインクラフト、名前は聞いたことあるけど何やってるかよくわかんないな~。なんかカクカクしたグラフィックのやつでしょ」くらいの認識だった。
脳内イメージはこれ。
しかしマインクラフトについて色々調べていくうちに認識が変わった。
これはクソデカ蕩尽会場だ!!!
例1 佐山県
謎の理由で7年くらい日本っぽい都市を作り続けてるらしい。なんで!?
マインクラフト内に存在する“架空都市”、7年がかりのプロジェクト「佐山県」とは?
https://magazine.cainz.com/article/28253
例2 ジーザス・ドーナツ
何か作ってもすぐ壊されるめちゃくちゃ荒れてるサーバーで、クソデカキリスト像を短時間で建て、その後自分で壊したらしい。なんで!?
【マイクラ】世界で一番荒れている無法地帯サーバー「2b2t」の最も美しい建築物。【Minecraft】
ブロックの量や配置へのこだわりなどに執念が感じられて、「狂気が輝いている!」という感じがとてもいい。自分はマイクラプレイヤーとしてはまだ移動すらおぼつかないくらいの初心者なので、しばらくは他人の建築やプレイを見て回ることになると思うけれども、人の狂気がふらっと覗けるのはいいことだなあ。
人間の資本が増えます。よろしくお願いします。