自分探しは20代自分なくしは30代。の話

どうも、リキッドです。

みうらじゅんさんの「ない仕事の作り方」という本を、電子書籍で読みました。これがとてもおもしろかったのです。
みうらじゅんさんは、「職業みうらじゅん」と言われるほど、独自の仕事の仕方を確立されている方です。

誰にも真似できないですね。

最初からある仕事をやるのではなくて何もなかったところに仕事を作り出す。
しかも、それが自分の大好きな事とリンクしているんですね。
本当にすごいことです。
興味があったらぜひよんでみてください!オススメです。


さて、その本の中に「自分なくし」という言葉が出てきたんです。自分というものをどんどんなくしていく。

僕は、最近になってこの考え方が「分かるぅ~」という感じになってきました。


僕の感じ的にですが、20代は自分探しをして、30代は、20代で探した自分をどんどんなくしていくという作業が必要なのではないかと感じるんです。


20代って、全員が全員ではないと思うのですが自分探しに没頭するのではないでしょうか?


あなたも経験がありますか?


考えてみると、「自分探し」って何をしているのでしょうか?
自分を探している以上は、自分というモノが見つかっていない状態なんですね。その自分を探している状態。

不完全な自分状態ですね。

だからこそ、完璧な状態を目指して、ある人々は旅に出たり、ある人々は仕事をやめたり、ある人々は誰かと別れたりするわけです。


つまりは、自分という不完全なモノじゃなく、完全な自分というものを探している。この過程で、いろいろ悩んだり、また、答えが見つかったり、また悩んだりするわけですね。


そして、いつか完璧な自分である「本当の自分」に出会うわけです。
はじめまして、こんにちわ。っていう具合に。

人間誰でも、完璧でありたいみたいです。

それで、この完璧な自分について二つ問題点があると思います。


一つは、そもそも、完璧な自分なんてモノがいるかどうかわからない事。
もう一つは、仮に完璧な自分が見つかったとしても、完璧でありつづける事はできないであろうということ。

あるか、ないか、どこにあるかもわからないモノについて探して、それでいて、見つけたら見つけたで、その先はイバラノ道が待っている。

どちらにしてもしんどいですね。

完璧な自分。これってしんどいですね。

何がしんどいか?自分自身に騙され続けることがです。

完璧な自分。つまりは、現状の不完全な自分が起こしていることは、自分が完璧な自分になればきっと解決されるだろう。

こんな風に思ってしまうんです。

これは、今は不完全な自分だけど、未来には完全な自分がきっと見つかり、その時にはすべてうまくいくだろう。

こういうことですよね。

つまりは、今の自分からは目をそらし、架空の自分を見て納得しているという状態ですね。夢を見ている状態だとも言えると思います。

これは、例えると、ドラマを見て、「あぁ、自分もこうなれたらなぁ~」という状態に似ています。

この架空の自分像がはっきりとしていればしているほど、ドラマと現実の区別がつかなくなってしまいます。それで、いつまでも、今の自分は置いてきぼりになってしまいます。

これじゃまずいと、心のどこかではうっすら気づいているのに、気付かないふりをして、自分を騙している。

これはしんどいことです。

そこで、僕は自分を探すのをやめました。
代わりに、最近は、自分をどんどんなくしていく事にしています。

自分をなくす。理想の自分をなくしていく。そして、今の自分をちゃんと見てあげる。

こういうことが、少しづつできるようになってきました。33になって。それで気づいたことは、理想の自分をどんどんなくしていくと

「今、自分には何ができるか?」

が見えるようになってきます!

そうなると、すごく楽になります。だって、もう自分をだまさなくてもいいんですから。

理想の完璧な自分なんて見なくていいんです。
不完全で、頼りなくても、そこにいるのは、自分自身なんです!

それに気付けば、不完全なままでも、何かの役に立てるとわかります。

不完全な、そのままの゙自分゙でも
きっと、誰かの、何かの役に立てるど信じる゙ことができる。


それを本当の「自信」と呼ぶのでしょう。

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