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最近プレイしたゲームの感想あれこれ⑩

2024年もあっというまに4月ですね。
年がら年中ゲームばかりしているので基本的に出不精なんですが、4月だけは毎年桜を見に行ったり催事に行ったりと春の陽気につられてあちこち出歩くことが多いです🌸🍒
今月は8本のゲームを遊んだので感想を書いていきます!


①メルヘンフォーレスト

プレイ時間:96時間(本編クリアまで/EXダンジョン未攻略)
不思議な住人たちが集う森の中で暮らしている女の子・メルンがダンジョンの奥深くを目指して戦うダンジョンRPG。

ゲームは全三部構成になり、第一部は薬師のおじいさんのお手伝いとしてフィールド内を探索しながら薬の材料を集めるお使い形式で進行し、コミカルな演出が多く全体的にほのぼのムード。

メルンちゃんと愉快な森の仲間たちによる
ほのぼのコメディな第一部。

一転、第二部からは森に突如現れたダンジョンに潜って深層を目指すRPGパートに切り替わり、幽霊や怪物が徘徊する不気味なダンジョンを進んでいくことになり「第一部のほのぼのさはなんだったんだ…?」と疑問を覚えるレベルで温度差が激しい。
第三部からはダンジョンが広くなり、様々な仕様変更によって難易度が跳ね上がり、モンスターもさらに不気味に…と気付けばメルヘンでもフォレストでもなくなってるけど全体を通して見ると三部が1番面白かったです。

戦闘はリアルタイムで敵の動作を見つつ攻撃・防御・回避の中から適切なコマンドを選択するシステムになっていて、
特に相手が通常攻撃を行うときにタイミングよく防御することで発生するパリィは強力な奥義の発動やアイテムの使用が可能になるといったメリットがあり重要性が高く、相手の攻撃をいなしつつパリィを狙うのが基本的な戦い方になります。

一転、"死"の色が唐突に濃くなる第二部。
これは同じゲーム…?

ストーリーはやや納得のいかない部分もあり正直にいうと私には刺さらなかったのですが物語が進むごとに雰囲気がガラッと変わっていく様子はとても新鮮でした。あとメルンとロゼッタ(仲間キャラ)がかわいい。
第三部で刻一刻と減っていく食料ゲージを見つつ進むか退くかジリジリ探索を進めていくのはとても楽しく、不便な部分は概ね対策が用意されているので諦めなければいつか必ず突破口が開ける感じも良かったです。

ダンジョンで回収した遺物を鑑定してくれる
仲間キャラクターのロゼッタ

レビューを読む限りもとはアプリで配信されていてその時は難易度高めだったようですが今作でかなり緩和されたらしく、チュートリアルなどもしっかり用意されているのでダンジョンRPGをあまりやらない人も触りやすいと思います。

②Open Roads

プレイ時間:5時間
引越しの片付けの最中、偶然にも祖母の秘密の手紙を見つけてしまった主人公・テスと母・オパールが謎の真相を突き止めるため2日間のロードトリップに出かけるナラティブADV。

フィールドを探索して見つけたものについて母親とあれこれ話し合いを重ねていくことで少しずつストーリーが進んでいき
3Dのフィールドと2Dアニメで構成されたアートスタイルが特徴で、1960年代(だったはず)のレトロな雑貨やフライヤーが点在する生活感のあるマップは見ていて楽しい。

引っ越しの荷造りの最中に
亡き祖母が隠していた秘密を見つけてしまう。

ストーリーについては「車の中でくつろいだり、ラジオをいじったり、お母さんとおしゃべりしたりして、なつかしいロードトリップの雰囲気を満喫。」という説明があったので、いわゆるCOZYな雰囲気のゲームなのかなと思っていたら予想外に展開が深刻でびっくりしました。

物語は祖母・ヘレンが亡くなったことから始まるのですが、祖母は借金の代わりに家を抵当に入れていたので母娘は引っ越さなくてはならないという既に大変な状況である上に
オパールは離婚していて元夫に対して不満もある、金銭面の不安もある…という感じなのでついさっきまで冗談を言っていたと思いきやこの辺りの話になると急速に雰囲気がピリッとし始めたりする…。

祖母と家族に隠された真相を知るため
母のオパールと旅行へ出発。
しかし、その旅は順風満帆とはいかず
時にはピリピリしてしまう場面も。

テスとオパールは決して仲の悪い親子ではないけれどお互いに触れられたくない・相容れない領域に入った瞬間にトーンがスッと下がる様子がなんともリアルで、ハリウッドスターによる演技(当然ながらめっちゃ上手い)も相まって2人とも人間味のあるキャラクターとして描かれていたと思います。

一方、ロードトリップを売りにしている割に車に乗っている時間が短くあまり印象に残らないこと、3Dのクオリティに対してアニメーション部分が雑(いくつかのアニメーションを使い回していて口パクもないので浮いてる)なことが少し残念なポイントでした。
でもテスとオパールによる会話劇はハラハラしつつもなんだかんだ好きで、ジョークはクスッと笑える部分も多かったです。

思った以上に"何か"ありそうな祖母の過去。

最後まで見るとこれはどちらかというとオパールの物語だった印象が強く、二人共この短い旅のことをこれから先もずっと覚えていて折に触れては「あの時はああだったよね~」と笑って話したりするんだろうなと思えて、大団円とも言い難い…けれども読後感は良かった!
過去を追いかけているように見えて、その実は未来に進むための話だったんだと思う。
現在ゲーパスでも配信されているので気軽に遊べます🚗🍂

③Sophia the Traveler(旅人ソフィア)

プレイ時間:4時間
赤毛の女の子・ソフィアが愛犬&愛オウム(?)と共にヴェネチアの美しい街を巡る『ウォーリーをさがせ!』チックなアイテム探しゲーム。
最初にこの作品を見かけたのは去年辺りのNEXTフェスだったと思い、そこからずっとリリースを楽しみに待っていた作品です。

ゲームの内容はシンプルにマップの中から指定されたキャラクターやアイテムを探していくものになり、なんといってもイラストがとっってもかわいい!
細部までみっちり描きこまれたカラフルなヴェネチアの街とその中をちょこちょこと動いているキャラクターたちがのどかでかわいらしく、動く絵本のような賑やかな画面を眺めているだけで楽しい。

ソフィアと一緒にヴェネチアの街を旅しよう

マップが広大になるにつれてアイテムを見つけ出すのも一苦労になりゲームとしての難易度もちょうどよくて◎。
ヴェネチアだけじゃなくてもっと色んな場所を旅するソフィアたちを見られたらいいな。ぜひシリーズ化して欲しいです。

④Botany Manor

プレイ時間:4.2時間
19世紀のイングランドを舞台に、植物に対して並々ならぬ情熱を注ぐ主人公・アラベラとなって生態が解明されていない植物の謎を解明し図鑑を完成させていく謎解きADV。

希少性の高い植物を集めたハーバリウムを
完成させるのがゲームの目的。

ゲームは全5章構成で章ごとに1~4つの植物の生態を解明していくステージ制となっていて、極めて限定的な環境下でのみ生息するため存在が知られていない・身近にあるもののその特性を知られていないがゆえに大雑把に"雑草"と見なされてしまっている…といった
様々な理由により十分な研究がなされていない植物の種を鉢に植え、広大な邸宅内に点在する多数の資料を元にその植物がどういった環境であれば発芽・開花するのか突き止めていきます。

ステージの広さに対して植物ごとに資料が置かれている範囲が大まかにまとまっているのであまり動き回る必要がなく、
謎解きの難易度はかなり優しめでキレイな景色と幻想的な植物たちの姿を眺めて楽しむリラックス重視の内容だと思います。
物語が進むと軽快なBGMが流れ出す演出がアラベラの心情を表しているようで好きでした。

多くの資料の中から植物と関係するものを
特定し、研究を進めていく。

一方、『19世紀のイギリスにおける女性の社会的地位』というのがこの作品の根幹のテーマとしてあるようで
当時女性は家庭に入るものという考えがあった中で結婚せずひたすら植物の研究に打ち込むアラベラの姿は奇異に映ったらしく
これまで彼女が周囲からどう扱われて、そして何のためにハーバリウムを作ろうとしているのかという背景が徐々に見えてきます。
と言っても色んな資料から何となく分かるというレベルであくまで物語を補強する要素の1つという印象を受けました。

どこまでも鮮やかで美しい
フィールド内を歩き回るだけで癒される

そういった社会情勢もあって、アラベラの願いの全てが叶った訳ではなくとも確実に一歩踏み出せたなと思える終わり方で作品全体を包み込む心地いい雰囲気も相まってとっても良いゲームだった!

⑤百英雄伝 Rising

プレイ時間:41時間(全実績達成まで)
様々な人種が暮らす大地・オールラーン大陸の辺境にあるニューネヴァーの町を舞台に、3人の冒険者たちがこの土地に隠された謎とそれぞれのお宝を求めて困難に立ち向かっていくアクションRPG。

先日発売されたJRPG『百英雄伝』の前日譚にあたり、同作では仲間として登場する3人のキャラクターにスポットを当てて彼らが出会い、パーティーを組み、絆が芽生えていく過程が描かれています。
本作自体はリリース当初にSwitch版を一度クリアしたんですが百英雄伝のプレイ前におさらいしておこうと思い再プレイ。

一族で1番のお宝を求めて
ニューネヴァーへやってきた主人公のCJ。
町では大勢の個性豊かな住民たちがお出迎え。

本作は一族の掟に従いとっておきのお宝を探す旅をしているスカベンジャーの少女・CJ、お金にがめつく真面目で冷静な町長の娘・イーシャ、無骨で荒っぽいけど面倒見のいい獣人の傭兵・ガルーの3名を操作し、それぞれの特徴を活かしながらダンジョンを攻略していきます。

アクション部分において高度なテクニックは要求されず、アクションが苦手(私)だったり普段あまりやらない(私)人でも気軽に遊べる内容になっています。

ダンジョンで素材を回収し
住人たちのお願いを叶えると町が発展!

ストーリーはクエストをこなしていくことで進行し、その他にも住人たちから日々寄せられる依頼を叶えるごとに町が発展していくといったサブ要素もありお使い要素がかなり強めです。
クエストを達成するとスタンプが貰えて一定数貯まるごとに町が大きく発展し、CJたちの冒険における恩恵も大きいので積極的にこなしていった方が吉。

陰謀!謎!冒険!友情!勝利!という感じの真っすぐな王道ストーリーで百英雄伝の事前知識がないと楽しめないような部分もなくRising単体でしっかり遊べます。
百英雄伝はこの記事が投稿し終わったら遊び始めるつもりです。楽しみ!

⑥ピクセルクロス 牧場物語エディション

プレイ時間:20時間(180ステージくらいまで)
マーベラスの大人気農場シム『牧場物語』のロジックパズルゲーム。
再会のミネラルタウンを中心に、Welcome! ワンダフルライフオリーブタウンと希望の大地3つの里の大切なともだちの4作品をテーマとしたピクセルロジックパズルが収録されています。

クワのパズルを解くとピートとクレア(ミネラルタウンの主人公たち)が畑を耕し始め、農作物であれば畑に植え、動物であれば牧場に暮らし始めと解いたパズルの内容が牧場にどんどん反映されていくのが楽しくて
数ヶ月くらい掛けて少しずつ解いていくつもりが気付いたら数日で3桁に到達していました。時間泥棒が過ぎる…。

その他にもキャラクター図鑑や牧場物語シリーズの歴史が分かる年鑑などが見られるおまけ要素もあり。
個人的に牧場物語はハーベストムーンを始めとするミネラルタウン作品に1番思い入れがあるのでお馴染みのBGMが色々聞けて嬉しかったです🐥🌱

少しずつ賑やかになっていく
牧場を眺めるのが楽しい

お絵描きロジックはかなり久しぶりに遊んだんですけどめちゃくちゃ楽しい。シンプルなパズル大好き。
ゲームの価格が1,000円で計350問収録とボリュームも申し分なく、牧場物語やロジックパズルが好きな方にオススメです。

⑦Recolit

プレイ時間:3時間
どこかで見たことがあるような、ないような、そんな不思議な夜の町を探索してふわふわと漂う住人たちのお願いを叶えていく謎解きADV。

物語は海に不時着した宇宙船から主人公が脱出するシーンから始まり、道中出会う住民たちの小さなお願い(飲み物を買ってあげたり信号を代わりに押し上げたり)を叶えるため光を頼りに町の中を進んでいきます。
ただ、住人たちは存在がおぼろげで実態がある訳ではないらしく、会話の内容も主人公に語り掛けているのかそれとも違う誰かなのか曖昧だったり夢の中を歩いているよう。

現実なのか夢なのか曖昧な世界を漂う
住人たちのお願いを叶えてあげよう

作中は"灯り"が重要なギミックになっていて、灯りに照らされているものでなければ調べたり運んだりといったことが出来ないので光源になるものを探すなどのちょっとした謎解き要素もあります。
ただ、難易度はとても優しめで収集物のコンプリートや実績回収も簡単なので雰囲気を楽しむタイプのゲームだと思います。

照明、自動販売機、火…など
灯りの種類は思ったより色々ある。

滑らかに動くピクセルアートが素晴らしく、あたたかくてやさしくてどこかとぼけていて、でもなんとも言えずさみしい独特の空気に包まれていて
ストーリーはユーザーの想像に任せる部分が強く、分かりやすいハッピーエンドとかではなかったけれど人ってこういうシーンを繰り返して、こういう思いを積み重ねて生きていくんだよなぁと思いました。
雰囲気が良いな・好きだなと思った方はぜひ遊んでみて欲しいです。

⑧魔女の泉R

プレイ時間:65時間(全実績達成まで)
かつて神と呼ばれた存在は「自分たちも神になりたい」という傲慢な人間たちによって淘汰され、神は"魔族"に、神の子どもは"魔女"へと呼び名を変え狩りの対象に成り果ててしまったある世界。

森の奥深くで暮らす苺とパイが好きなちいさな魔女・パイベリーは人間に対抗出来る強い魔女になるため、そして自分が忘れてしまった大切な何かを思い出すため旅に出ます。
そんな波乱万丈に満ちた冒険の中で沢山の出会いと別れを経て成長していくパイベリーの物語を描いた王道ファンタジーRPG。

人間たちによる魔女狩りから逃れるため
森に隠れ住む魔女のパイベリー。

もとはアプリで配信されていて、100日という期限の中で育成・冒険など自由に行動を選びそれによってパイベリーの行く末が変わるマルチED形式だったのが、本作では日数制限が取り払われストーリーも一本道になり遊びやすい育成RPGに変化。
グラフィックも一新されイベントシーンもフルボイスで見応えがあり演出面に力が入ったストーリー重視のリメイクになっています。
パイベリーを始めとするキャラクターのモデリングが愛嬌があってすごくかわいい!

魔女は子供も大人も関係なく狩りの対象であり
パイベリーも常に命を狙われている状況…。

主人公のパイベリーは森で1人で暮らしていたためか良くも悪くも浮世離れしたところがあって、無邪気で純粋で楽観的な女の子に見えるけれど
ストーリーが進むごとに明らかになる彼女のささやかで幼気な願いを目の当たりにしてからはその健気さに泣けてしまい
「パイベリーは私が絶対に幸せにする……!!!😭😭😭😭」と思いながら魔力で全てをなぎ倒すマジカルゴリラパイベリーを目指してせっせと育てていました。
力こそ全て…!

育成部分はレベルを上げる以外にも修練・アイテム・武器の強化などによってステータスを伸ばすことが出来、やればやるだけメキメキ強くなっていくのが楽しくて
ラスボスも楽々捻り潰せる強くてかわいいパイベリーに育てよう!!と思いプレイ時間の大半を育成に費やしていました。

かわいい

パイベリーと彼女のしもべである変な鳥・ブラックジョーとの関係性がまた良かった。ああいう関係大好き。
ストーリーの進行具合によってタイトル画面が変わっていく演出も好き。
遊びやすくグラフィックもかわいくボリュームも適度な感じで最後までダレずに遊べてすっごく楽しかったです。オススメ!


今月はRPGをちょこちょこ遊びましたがやっぱりRPGはすっっっごく楽しい〜〜!!!
特に魔女の泉Rは評価が高いこともありかなり期待して遊び始めた結果、期待を裏切らない楽しさで大満足でした。

また、話は変わり昨年の7月から毎月noteに投稿していたのですが5月の投稿をもってしばらくお休みするつもりです。
ネガティブな理由とかでは全然ないのでそのうち再開するつもりなんですけど、そういう予定もあり5月は遊びたい度高めのゲームを中心にどんどんやるぞ〜💪(˙ᵕ˙  💪)と思ってます!

それではまた🌸🍡

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