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最近プレイしたゲームの感想あれこれ③
今年の夏季🍉☀️🌊休暇💃🎶🕺もスマホでRTAinJapanのTwitchライブを流しながらゲームに勤しむ、ゲームに始まりゲームに終わる充実した日々を過ごせました。もはや風物詩。
という訳で今月も遊んだ作品をご紹介していきます。
①Dordogne
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とある出来事をきっかけに子どもの頃の記憶を失っている主人公、ミミ。
突如知らされた祖母ノーラの訃報と父のもとへ届いた手紙を読んだミミは、祖母の家になにかとても大切なものを置いてきたことを思い出し彼女が住んでいたフランスにあるドルドーニュにやって来ます。
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家の中を探索して思い出の品々と再会するうちにミミはこの家で過ごしたひと夏の出来事を徐々に思い出していき、現在と子供時代の「あの夏の日」を交互に繰り返しながら物語は進んでいきます。
来たばかりの頃は早く帰りたい、友達に会いたい、長い夏になりそう…と文句ばかり言っていたミミが、日が経っていくと共にドルドーニュで過ごす日々に楽しみを見出してる様子が伺えてほほえましい。
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アートブックが…!欲しい…!!
この作品、すっっっっっっごく良かった…!!本当に良かった!!
今後オススメするゲームの一本に確実に入る心に残る良作です。
この「Dordogne」の魅力はなんといっても水彩画をベースにした鮮やかで美しいグラフィックだと思うのですが、キレイで、豊かで、眩しくて、お気に入りの画集のページをめくるようなワクワク感がありました。
ラストはおばあちゃん…!!としっかり泣かされる始末。
自然豊かであたたかさと優しさに満ちたドルドーニュ。
そんなドルドーニュの地で過ごした一ヶ月、愛すべき思い出の傍らにいたノーラ。
彼女がミミに最期に残したメッセージとは。
②Tinykin
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イージスという惑星で暮らしているマイロは"人類の起源"に興味があり、研究の結果「地球」という星に起源があるのではという結論に至ります。
それを証明するために転送装置で地球に向かってみたところ、そこは人間ではない未知の生物が暮らす不思議な世界でオマケに体もちっちゃくなっちゃった〜!?
ということで元の世界に帰るために広大なステージを冒険する3Dプラットフォームゲーム。
この世界にはタイニーキンというふしぎな生き物がいて、種族(色)によって力持ちだったりはしごのように連結出来たりと様々な能力があり
タイニーキンを指揮してマップを踏破していくピクミンライクな内容。
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イージスに帰るため、彼の研究に協力することに。
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本家ピクミンも好きなんですが下手くそゆえにめちゃくちゃ死なせてしまうので、4も友達が遊んでいる様子を眺めて満足していたところ
本作は敵がいない=タイニーキンが死なない?と聞いて「ほう……!!!!!」と思ったその日には遊び始めていました。オレ、ヘイワ、スキ…。
(※主人公と爆発するタイプのタイニーキンは普通に死にます。)
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一人ガンガン消費される哀れな赤タイニーキン。
広いマップを歩き回ってアイテムを収集したりタイニーキンの卵を見つけたり仕掛けを解いたり、マップを隅々まで見て回る探索メインのゲームが大好き!なので当然のように楽しい。
システム面においてもストレスフリーで、クリアまでずっと「楽しいな~!」という感情一色で遊べるオススメ作品です。
③Smushi Come Home
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キノコのスムシは湖に囲まれた島で兄妹キノコと平和に暮らしていましたが、突如飛んできた鳥に見知らぬ森まで連れ去られてしまい一人迷子に…。
広い森の中を探検して、スムシをみんなが待っている島に帰してあげよう!という内容のほのぼの大冒険ADV。
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全部で3つのステージに分かれており、高低差や入り組んだ箇所が多く壁を登ったり滑空したりアスレチックで遊んでいる気分。
マップはぱっと見はこじんまりした印象を受けるけれど、秘密の洞窟や海中ステージなど寄り道出来る場所が色々あって探索欲が刺激されます。
また、マップが入り組んでいる代わりに丁寧に導線が敷かれていたり「あそこになにかありそう…」と思ったところは大抵何か置いてあったりと、
プレイヤーの目線に立った親切な仕様が多く「このゲームを楽しんでほしい」という心配りが伝わってくる作品でした。
遊びやすくてかわいくてかなりオススメ!面白かったです🍄✨
④The Shape Of Things/物の形
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バラバラになってしまった何かのパーツを拡大したり回転させたりして繋ぎ合わせてもとの正しい形に戻していくリラックスパズルゲーム。
部屋に置いてあるガシャポンから計30種類のテーマに沿ったパズル(1種類につき10ステージ)が出てくるので、パズルを解いてコインを貯めてガシャポン引いて…を延々繰り返していきます。
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判定は少しシビアで、割ときっちり境目を合わせないといけないのであと数ミリ右…と何らかの職人のような気分で最後まで黙々と遊んでしまいました。計300ステージあるのでボリュームも申し分なし。
ゆったりした曲と各テーマに沿った自然音・生活音をBGMに解いていくのが非常に心地よくて癒し度高めのオススメパズルです。
⑤Hotel Sowls
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新薬の材料となる珍しい石を手に入れ、旅の疲れを癒すために「ホテル・ソウルズ」へやってきた薬学者の主人公。
しかし、翌朝目を覚ますと何者かによって部屋が荒らされ大事な石が盗まれてしまう大事件が起きており、犯人を捜すためホテル内を探索しながらこのホテルに隠された真実に迫っていくミステリーADV。
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キャラクターはゆるゆるな雰囲気で可愛いけど、ホテルの真相に近付くにつれて様子がおかしくなっていく従業員たちや狂気に呑まれていく様子が伝わる何者かの手記、点描を用いたコントラスト強めのグラフィックなどどことない不気味さが漂う作品。
エンディングは全部で8つあって一つ一つはあっさり。ホテルに隠された秘密に辿り着くころには従業員たちにも愛着や色んな感情が湧いて、もっと色んな話が聞きたかったなぁ…と思いました。
⑥I Am Future: Cozy Apocalypse Survival
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世界を襲った大洪水により水没してしまった都市『コスモポリス』のとあるビルの屋上にて、コールドスリープから一人うっかり目を覚ましてしまった主人公が人類が滅んでしまった後の世界を呑気に逞しく生きていくサバイバルシミュレーション。
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記憶があいまいで何が起きたのか覚えていない模様。
毒を持った花や虫なんかが拠点内をうろついていたり最初はろくな食べ物がなかったり過酷な状況…と思いきや、主人公が壊れた家具や機械を解体して取り出したパーツを使い作業台・電子部品・ロボットなど何でも作っちゃうスーパー有能エンジニアおじさんなので全然なんとかなる。
マップ上に置いてあるオブジェクトは大体解体できるため、新しいエリアに行くと(パーツ的な意味で)宝の山だー!!と一目散に駆け寄ってしまう。楽しい。
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充電用施設がどう見てもプール。アヒルも浮いてる。
辺り一面に散らばっている残骸を解体して探索範囲を広げたり、ロボットをあちこちに派遣して調査したり、釣りに勤しんだり、料理レシピを開発したりとやめどきが見つからない中毒性の高さ。
早期アクセス中で現在解放されているのは拠点と隣接した2エリアまでになり、18時間程度で今やれることは全部やったというところに来て
色々な制限・バグ・使い道がないままインベントリを圧迫していく素材問題等々ありますが日本語訳もされていて何より!面白い!
今後のアップデートが非常に楽しみな個人的注目作品です。
⑦Glass Masquerade 3: Honeylines
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ガラスの破片を組み合わせてイラストを完成させていく名作パズルゲーム『GLASS MASQUERADE』シリーズの3作目。
ステンドグラス風のグラフィックが特徴的だった1&2と違って3はノーマルなジグソーパズル形式になり、幻想的な空間の中でまったりパズルを楽しめます。
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世界各国の文化をテーマとした1、少しダークで物語調のモチーフが多い2と続いて3はどちらのテーマも取り入れた内容に。
また、今作から正答率やタイムアタックなどのチャレンジ要素が追加されましたがハードでもクリアしやすいかなりの優しめ難易度です。
作品間のつながりとかは特にないので気になる方はどのナンバリングからやっても大丈夫なんですが、個人的には1→3→2の順番でオススメです!
⑧Flutter Away
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蝶の研究のためにやって来た自然豊かな熱帯雨林にて5日間のキャンプ生活を楽しむ癒し系ADV。
用意されたタスクをこなしつつ、蝶を観察したりカピバラと交流したりしながら自然と触れ合っていきます。
蝶は止まり木に誘導することで近くで観察することが出来て、羽の模様がリアルなので虫が苦手な方はちょっと注意。でもキレイ。
カピバラもまた可愛くて、最初は警戒してすぐ逃げてしまっていたのが最終的には目の前を平然とてこてこ歩いていくようになり気付けば常時カメラを覗いてせっせと写真を撮りまくっていました。
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初めて見る蝶が多くて勉強になる
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1日の間で出来ることは決して多くなく、マップも狭いのでのんびり遊んでも3時間あれば終わるくらいのボリュームなのですが
鳥の鳴き声や心地いい風の音をBGMに色とりどりの蝶が飛び交う「この世界、いいなぁ」と思う空気に満ちていて、最終日は終わるのが少し勿体なくてウロウロしてしまい個人的にはボリューム以上に楽しめた作品だったなと思います。
⑨バベル号ガイドブック
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死者の魂を来世へと送り届ける巨大な船『バベル号』に引き寄せられた人々の混乱に満ちた群像劇とその結末を見届ける謎解きADV。
トレーラーが発表された時からひそかに楽しみにしていた作品です。
本作では、ほんの些細な出来事が予測出来ない結果をもたらす『バタフライエフェクト(バタフライ効果)』を軸として
既に起きてしまった出来事を書き換えるために過去に遡り、人や物にアクションを起こしてどのような変化が起きるか観察していきます。
親切なヒント機能も用意されているので詰み要素は基本なし。
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バベル号に乗船直後、なぜか取調室に拘束されてしまいます。
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ここから過去へ遡り結果を書き換えていくことに。
バベル号に乗り合わせた4名のキャラクターにスポットを当てて、彼らを待ち受ける様々な展開に対して
何をしなければならないのか、何が必要なのか、過去のどの部分を書き換えればいいのか?を考えて情報を整理していくのが気持ちいい。
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コメディ要素も多い反面、バベル号そのものが割とブラックユーモアに溢れていて、徐々に明かされていくキャラクターの悲しい過去や一抹の切なさが残るエンディングなど暗い雰囲気や設定をポップなグラフィックでマイルドに包み込んでいる印象。
ラストに至るまでの過程やちょっとしたことが複雑に絡み合って思いもよらない展開に繋がっていく謎解きシステム、個性豊かなキャラクターたちが織り成すストーリーなど独自の魅力が詰まっていて大満足でした。
※「バベル号ガイドブック」ネタバレ感想
以下エンディング含めてのネタバレ感想です。
未プレイの方はご注意下さい。
ジャスミンの悲惨な過去とか記憶を失っても縁を感じているモブ親子の会話とか、結構キツい・悲しい描写もある「バベル号ガイドブック」で
多くの人がああ…ってなってしまうのはやっぱり最後のブレイスとレイクのお別れなんじゃないかなと思うんですが、死者と生者で明確に二人の立場は分かれていて全てがあるべき場所に帰っていったんだと分かっていても悲しかったです。
板の上にレイクを押し上げたって言ってて、その時レイクだけはかろうじて救難艇に見つけてもらえたんだなーとか…。
ブレイスがレイクのためにどれだけ頑張ってたかプレイヤーとしてずっと見てたし、ジャスミンやトーマス兄弟みたいにバベル号で暮らせる道も示されてるし、なによりレイクが願っていたのは母との再会というよりも当たり前のようにブレイスを入れた「家族3人で」暮らせることだった訳で…。
大人のシャーロットからすると"たった2年半"離れただけだったかもしれないけれど、(もうすぐ)5歳のレイクからしてみれば彼女の人生の大半傍にいてくれたのはブレイスで、
同時にブレイスにとってもレイクは心の支えだったはずなのに真実に気づいた後もただ母親の元へ帰すことだけを一心に考えて動いている姿は血のつながりとか関係なく立派なレイクの父親だったなと思います。
レイクがシャーロットと幸せに、そしてブレイスが前世よりもっと穏やかな形でレイクとどこかで交差する新たな人生を送れますように。
今月はオススメという単語が頻出していますが、クセがないシンプルに遊びやすい面白い作品が多くて楽しかったです。
8月は個人的に書きたかったジャンルのゲームのセールやキャンペーンなどがちょうど開催されたこともあって色々書けたなと思い、サムネを作る余力も出てきたのでまずは3ヵ月継続を目指したいです💪💪
つい先日は超期待作の「Sea of Stars」もリリースされ、ずっと楽しみにしていたグランブルーファンタジーリリンクの発売日も決まり新作・過去作共に遊びたい作品が山ほどあって毎日ワクワクしています。
ゲームって本当~~に楽しい!
それではまた🌻🌼