【LIPS labo】「LIPSベストコスメ2022」発表!この1年のトレンドを振り返り 【2022年12月1号】
LIPSユーザーの美容事情や、ビューティートレンドをピックアップする『LIPS labo』。今回は、本日発表となった「LIPSベストコスメ2022」についてご紹介。あわせて2022年のビューティトレンドを振り返ります。
1、リアルなユーザーの声で作る「LIPSベストコスメ2022」とは?
「LIPSベストコスメ」は、"最も信頼できる「ベストコスメ」"を目指し、ユーザーのリアルなクチコミに基づいたランキング及びハッシュタグイベント「#私のベストコスメ2022」を用いた投稿をもとにアイテムを選出しております。
2022年10月24日に、LIPSのBIデザインをリデザインしたことに伴い、
「LIPSベストコスメ」のアワードロゴに加え、受賞ロゴも新たなデザインとなりました。
新たな受賞ロゴと合わせて、各賞についてご紹介いたします。
①年間総合大賞 / 部門賞
全87カテゴリある、各カテゴリで支持された商品を表彰する「部門賞」と、そのカテゴリを横断し、もっとも支持を集めた1位〜3位を表彰する「総合大賞」。
総合大賞ベスト3は美容感度の高いLIPSユーザーに選ばれた、まさしく"ベストオブベスト"のアワードと言えます。
②下半期新作大賞 / 新作賞
2022年下半期に発売された商品を全41カテゴリで分類し、人気を集めた商品を表彰する「新作賞」と、カテゴリを横断してもっとも支持を集めた1位〜3位を表彰する「新作大賞」となります。
③下半期こだわりアワード
今年上半期から新設されたこだわりアワードは、メイクアップの6部門から増設し、ベースメイク・スキンケア・ボディケア・ヘアケアを網羅した全19部門に。総合的な評価から算出した「総合大賞/部門賞」「新作大賞/新作賞」だけではなく、ユーザークチコミの商品特徴をもとに選出しています。発色など、商品がもつ強みに特化したアワードとなります。
④殿堂入り
「LIPSベストコスメ」において、複数年に渡りランクインした不動の人気商品を表彰するアワードです。今年は6商品が仲間入りしました。
2、【年間】総合大賞トップ3をチェック
昨年の総合大賞2位だった、LUNASOL「アイカラーレーション」が、堂々1位に。今年の総合大賞2位であるrom&nd「ベターザンパレット」も同様、今年ユーザーから多くの支持を集めたのは、発色や配色以上に"ラメの輝き"だったように思います。
①総合大賞第1位 LUNASOL「アイカラーレーション」
特に1位の「アイカラーレーション」は、2019年の発売以来、洗練されたラメの輝きが話題に。2022年8月発売の秋コレクションでは、"ダイヤの指輪"から着想を得たとされる「15 Flawless Clarity」が定番色として仲間入り。高輝度パールを配合した限定色だった同色が満を持して定番化とあり、ブランドのファンのみならず多くの話題を集めました。
②総合大賞第2位 rom&nd「ベターザンパレット」
ラメメイクの人気の背景には、2位にランクインしたrom&ndなど韓国ブランドが作り出した"大粒ラメ人気"が土台にありつつ、2022年のバズメイクとなった「純欲メイク」や「白湯メイク」で、キラキラとした輝きが多く使われていたことでも、人気に拍車をかけたように感じます。
③総合大賞第3位 KATE「リップモンスター」
3位には、昨年のバズリップKATE「リップモンスター」が名を連ねます。
今年に入っても店頭在庫が少なく人気であり「もはや幻!」と噂されたほどのアイテム。withコロナの今の時代、リップ選びは「落ちにくい」ことが前提に。"元祖マスクプルーフリップ"とも言える「リップモンスター」の人気は、そのレア度と合わせてまだまだ続きそうです。
3、「LIPSベストコスメ」からわかる、2022年のビューティートレンドとは?
先述の「純欲メイク」や「白湯メイク」など、今年下半期頃から全顔メイクのトレンド(これまででいう、チャイボーグメイクや地雷メイク)が戻ってきたのが、2022年は大きなトピックだったのではないでしょうか。
徐々にマスク解除の場面も多くなっており、また全顔メイクの大きなトレンドが生まれることを期待せずにはいられません。
そんなトレンドにも繋がる「LIPSベストコスメ」の受賞アイテムやユーザークチコミから振り返る、LIPS編集部がピックアップした、2022年のトレンドを紹介いたします。
①束間まで叶う!マスカラ豊作年
新作賞マスカラ部門1位、下半期こだわりアワード マスカラ部門カール賞1位 を獲得した、MAYBELLINE NEW YORK 「スカイハイ」。
上半期に圧倒的な人気を誇ったrom&nd「ハンオールフィックマスカラ」のカールキープ力に加え、下半期は束感がキーワードに。
韓国アイドルのまつ毛や「純欲メイク」のポイントがまつ毛の束感だったこともあり(TikTokやYouTubeなどの動画コンテンツでは、ポイントのつけまつげで束感を演出するメイクなども人気)、そんなトレンドまつ毛を叶えられるマスカラが多く登場&再度注目を浴びました。
・セザンヌ「耐久カールマスカラ」
・キングダム「束感カールマスカラ」
・pdc「ピメル パーフェクトロング&カールマスカラ N」
などのバズマスカラをLIPSでも多く目にしました。
また、バズりの法則として
という点を、ご紹介していましたが「ピメル パーフェクトロング&カールマスカラ N」も、その商品名よりキャッチコピーにつけられた"うそつきマスカラ"というワーディングが話題でした。
機能性はもちろん、こういった目に入る印象的なキーワード(そしてそれがユーザーが認識しやすく、なじみやすいもの)がある商品が強いということも、再度認識させられました。
②繊細なラメメイクが戻ってきた
下半期新作賞では、今季"グリッター部門"が登場。半期ごとの新作賞ではその時期のトレンドを反映するように部門賞をセレクトしています。
そんな下半期新作賞グリッター部門で1位を獲得したのが、CEZANNE「グロウリキッドライナー」。塗布するブラシも極細、細かいラメの輝きも特徴とあり、若年層だけでなく30代後半からの支持も多く聞こえ、幅広い世代にラメメイクが浸透していることがわかる結果となりました。
過去の分析からも、ラメメイクの人気の土台を作ったのは韓国コスメと言っても過言ではありません。しかし、韓国では比較的大きめラメが使われることが多く、日本では若年層に人気でも20代後半・30代以上で使うことに難しい印象に持っていた方が多かったのも事実。
そこで日本のマーケットでも好まれる、パールがきらめく洗練されたラメがまた人気を取り戻したのではないかと推察します。総合大賞1位を獲得したLUNASOL「アイカラーレーション」も2019年の発売当時から、その洗練されたラメ感が人気でした。国産ブランドがもともと得意としていた、そんな洗練された輝きにまた注目が集まった形といえます。
そこに追い風となったのが、アイメイクを色ではなく輝きやまつ毛で楽しむ
「純欲メイク」や「白湯メイク」の存在。さまざまな要因が重なり、繊細なラメメイクが今年注目を浴びる形となりました。
③グレーカラーが定番化。マスカラ、アイライナーのニュアンスカラー化が進む
上半期新作大賞に続き、早くも今回で年間マスカラ部門1位を獲得したrom&nd「ハンオールフィックスマスカラ」。トレンドの上向きカールをキープしてくれる機能性はもちろんのこと、人気に拍車をかけたのはその絶妙な発色だったように感じます。LIPSのクチコミ数でも他カラーより2倍以上の投稿数を誇る人気色「02 LONG ASH」がその代表格。
この1年、目元のカラーメイクはくすみのあるニュアンスカラーが長らく人気だったこともあり、そんなアイシャドウにマッチする、ブラックでもブラウンでもないカラーがマスカラだけでなくアイライナーでも人気だったように感じます。
特に、限定色などで今年多く登場したのが、さまざまなニュアンスのグレーカラー。ミルキーっぽい白みを感じさせるグレーやベージュみのあるグレージュ、さらに青みをきかせたブルージュなどのカラーが、マスカラ・アイライナーの分野で多く登場し、LIPSはもちろんSNSでもバズりを作っていた印象です。
これまでマスカラやアイライナーでは、様々なブラック(クリアブラックや漆黒ブラック)やブラウン(シフォンブラウンや◯◯ブラウン、ピーチやアプリコット、オレンジなど果物イメージのカラーも多い)が登場してきましたが、今後はグレーが定番化し、より様々なカラーレンジが広がるように感じます。
④ジェンダーレスコスメの定着
2022年の大きなトピックといえば、アイブロウ系のアイテムが多数発売されたこと。アイブロウコート・シェイパー部門で1位に輝いた、Laka「ワイルドブロウシェイパー」をはじめ、下半期アイブロウ部門1位Visée「アイブロウエンハンサー」など画期的なアイテムが多く登場しました。
眉毛サロンの市場拡大などもあり、眉毛を描くだけではなく整えることに意識が向いた1年だった中で、様々な"眉専用"コスメにも注目が注がれたのではないかと思います。
眉毛を整える、という点では女性だけでなく男性ユーザーにも気になるトピック。LIPSにも男性だからこその眉毛の整え方のHOW TOなどの投稿も多く見られます。
そのような流れの中、先に紹介したLakaなどコンセプトにジェンダーレスを掲げるブランドも多くなりました。今年のメイクトレンドも、地雷メイクやチャイボーグメイクといった女性性が強いものより、白湯メイク(すっぴん風と称される)に代表されるベーシックでニュートラルなものが多いことからも、ジェンダーの垣根は美容業界ではますます低くなってきているのではないでしょうか。
⑤成分ありきのスキンケア。今年はビタミンCアイテムが再注目
2020年のCICA(シカ)、2021年のレチノールに続き、今年はビタミンCが市場を席巻しました。CICAやレチノールより、すでに認知があったビタミンCがなぜ話題となったのでしょうか。
そこには
1、ユーザーの毛穴悩みの関心が増えた
2、(CICAやレチノールなどの「成分」人気を受け)成分への関心が底上げされ、ビタミンCも再度注目された
3、ビタミンCのイメージが美白から毛穴に変化した
といった背景が挙げられます。
特に「1、ユーザの毛穴悩みの関心が増えた」では、LIPSが調査したところ
約7割が「毛穴が気になる」と回答していたことからも、その傾向がうかがえます。今、スキンケアに求められるものは美白や透明感アップではなく、毛穴にアプローチできるかどうかといえます。
またメラノCCのせんがりがバズった理由に、「酵素洗顔はパウダータイプが多い」というイメージを覆す「酵素洗顔なのにチューブ」という、驚きを生む商品だった点も挙げられます。
4、まとめ
2022年のトレンドを振り返ると「回帰と定着」というキーワードが挙がられると考えられます。
目立った大きなトレンドというよりは、
・束感(セパレートまつげ)
・繊細なラメ
・ビタミンCコスメ(毛穴ケア)
といったベーシックなメイク、ケアへの回帰
・グレーカラーの定着
・ジェンダーレスコスメ、メイクの定着
が挙げられると考えられます。
とはいえ、「純欲メイク」や「白湯メイク」といった全顔メイクのトレンドが話題に上がり、"メイク冬の時代"に終りが見え始めているのも2022年の嬉しい兆しでした。
次回の『LIPS labo』では、12月6日(火)に実施予定のウェビナーの模様をレポート。テーマは、今回ご紹介した2022年のトレンドの振り返りと、2023年春夏のトレンド予想。スピーカーに、総SNSフォロワー数約30万人を誇る、美容系インフルエンサー・本田ユニ氏を迎え、ベストコスメやSNSなどから考える2023年春夏のトレンドをご紹介いたします。
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