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【西武ライオンズ 今日の見どころ】4試合連続1点差勝利なら球団34年ぶり 松本航が5月1日以来の先発

●きょうも1点差勝利なら 1990年6月以来の4試合連続

【23日◇ライオンズ-イーグルス21回戦(ベルーナ)18:00】
3試合で合計わずか4得点ながら、今シーズン3度目の3連勝。相変わらずの貧打やバントの失敗、走塁ミスなどもありながら、投手陣の頑張りで、開幕してしばらくは、ことごとく敗れていた1点差ゲームを、3試合続けてモノにした。

すべて1点差ゲームでの3連勝は、2020年10月18、20、21日以来4年ぶりだった。もし、きょうの試合も1点差で勝利して、4試合連続の1点差勝利となると、1990年6月24~29日以来、34年ぶりのことになる。

●3ヶ月半ぶり先発の松本航 イースタンでも1イニングずつの登板

ライオンズは松本航が5月1日以来、およそ3ヶ月半ぶりの先発をする。今シーズンは先発でスタートしたが、甲斐野央の離脱があって、5月中旬からセットアッパーで起用されてきた。

先発とリリーフでの投球成績を比較したとき、最も顕著に差が表れているのが、リリーフ登板時の被本塁打の多さ。9イニング換算で被本塁打率を比較すると、先発時の0.32本に対して、リリーフ時は2.13本と、はね上がっている。

幸い、東北楽天ゴールデンイーグルス相手には、開幕3戦目に先発した試合こそ5回3失点だったが、リリーフ転向後は1点も獲られておらず、被本塁打は1本もない。

ローテーションからすれば、きょうは青山美夏人の順番だったが、21日に体調不良で登録抹消。松本航のほうも11日に抹消されて以降、イースタンでもリリーフでの起用が続き、1イニングずつしか投げていない。きょうの先発は、おそらく急遽決まったものだろう。

久しぶりの先発で、はたして首脳陣はどのくらいのイニングを任せるつもりなのか。場合によっては「ブルペンデー」のような、小刻みな投手継投もあるかもしれない。

●ビジター7連勝中の藤井聖 最大の特長は粘り強さ

対するイーグルス先発の藤井聖と言えば、すでに多くの報道がされているように、デビュー以来ビジターゲームで負けなしの7連勝中。今年4月21日にはベルーナドームでも、5回無失点で勝利投手になっている。

その最大の特長は粘り強さ。藤井の被打率は.293で、9イニング換算にすると1試合平均10.1本のヒットを打たれているのだが、防御率は3.29と、多くの打者を出塁はさせても失点は最小限にとどめている。

ライオンズ打線も6月30日の対戦では、7回途中まで藤井から8安打していながら、得点は1点止まりだった。今シーズン3度対戦して、打率.262とそこそこヒットは打っているのに、対戦防御率は1.59と、あと1本が出ないゲームが続いている。藤井に対しては、チャンスをつくってからが、本当の勝負になる。

両チームとも連勝中。互いに前の試合でサヨナラ勝利をして迎えるきょうの対戦。ライオンズは勝てば、今シーズン初の4連勝。借金は8月8日以来の30台に戻ることになる。 



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