【西武ライオンズ 今日の見どころ】隅田 初回と第1ストライクを制して ベルーナドーム2勝目なるか
●きょう勝てば 今季2度目のホークス戦カード勝ち越し
【20日◇ライオンズ-ホークス17回戦(ベルーナ)17:00】
4月19日以来、3ヶ月ぶりに初回に3得点しながら、直後に追いつかれる苦しい展開。それでも、なんとか勝ち切り、オールスター前の福岡ソフトバンクホークス戦のシーズン負け越しと、首位との30ゲーム差は回避した。
今回の3連戦のように、初戦に負けて、2戦目に勝利したケースが、開幕から7度ある。そのうち最初の4カードは続けて3戦目に勝利して、勝ち越しに成功していたのだが、このところ3カードは続けて3戦目に敗戦。3連戦を負け越してしまっている。
きょう勝利すれば、5月28~30日中日ドラゴンズ3連戦以来の「負・勝・勝」で、ホークス相手に今シーズン2度目のカード勝ち越しとなる。
●球数少なく対戦終える隅田 狙い打たれるリスクも
先発はライオンズが隅田知一郎、ホークスがモイネロ。タイプの異なる両左腕だが、共通しているのはひとりの打者に対して、少ない球数で決着をつけているところだ。
モイネロは今シーズン394人の打者と対戦して、総投球数が1590。ひとりの打者に費やしている球数は平均4.04球だ。隅田は打者414人対して、総投球数1489。ひとりの打者に平均3.60球と、モイネロよりさらに少ない。
隅田の場合、6月12日広島東洋カープ戦における、99球完封勝利が象徴するように、初球からストライクを先行させるケースがひじょうに多い。ただ、その反面、早いカウントのストライクを狙われるリスクもあり、ここまで6本の被本塁打のうち、4本がファーストストライクを打たれたモノとなっている。
また今シーズン、ホークス相手には4月13日、28日、5月5日と、3試合に先発して、3試合とも初回に失点している。隅田の試合の入り、初球の入り、ファーストストライクを巡る攻防が、勝負のカギになりそうだ。
現在チームトップの6勝をあげている隅田だが、ベルーナドームでは前述したカープ戦の完封勝利の1勝しかしていない。久々の勝利で、オールスター前、最後の試合を、良い形で締め括りたい。
◇読者のみなさまへ
ライオンズが”歴史的低迷”をするなかでのご愛読、誠にありがとうございます。また「フォロー」や「スキ」といった反応や拡散、日々の原稿作成の大いなる励みになっています。あらためて御礼申し上げます。
お知らせになりますが、オールスター期間中は、記事の掲載をお休みさせていただきます。次回の「西武ライオンズ きょうの見どころ」は、リーグ戦再開の7月26日を予定しております。ご了承ください。
オールスター明けは「●年ぶりの屈辱」「ワースト記録を更新」といった気の滅入るような記事ではなく、なるべく明るい話題を紹介していきたい…とは思いつつ。今後も変わらぬご愛読、心よりお待ちしております。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?