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【西武ライオンズ 今日の見どころ】同一チームに負け越し17になると 球団ワースト 今年のうちに小島和哉の連勝を止められるか

● マリーンズ相手にシーズン20敗したのは 球団史上初

【29日◇ライオンズ-マリーンズ25回戦(ベルーナ)14:00】
きのう(28日)は、チームの大功労者である増田達至に、はなむけの勝利を贈ることもできずに、球団史上初めてシーズン90敗に到達。千葉ロッテマリーンズとの対戦成績は4勝20敗となった。

これまでに最も多くマリーンズ相手に敗れたのが、1959年の19敗。シーズン20敗したのは、今回が初めてになる。

ライオンズが同一カードでシーズン20敗以上したのは、64年南海ホークス戦(9勝20敗1分)と、95年オリックスブルーウェーブ戦(5勝21敗)だけ。今回が29年ぶり3度目となった。

また、負け越しの数では、95年ブルーウェーブ戦の16が最多。もし、きょうの試合で敗れると、今シーズンのマリーンズとの対戦成績は4勝21敗になり、ライオンズ史上ワーストの、17の負け越しで、このカードを終えることになってしまう。

●小島和哉 ライオンズ戦11連勝になると最長タイ記録

このようなタイミングで立ちはだかるのが、ライオンズ戦10連勝中の小島和哉なのだから、始末が悪い。小島とは、これで3週続けての顔会わせになるが、この2試合で奪った得点は、野村大樹のソロによる1点だけ。

先週21日ZOZOマリンでの対戦では、1回表2死満塁、2回表1死1・2塁のチャンスをモノにできずにいると、あとは攻略の糸口もつかめないまま、やすやすと10連勝を許していた。

先週の記事(ライオンズ戦9連勝中の小島和哉を止めるために 松本航は一発を防げるか)でも紹介したように、ライオンズに10連勝した投手は、小島で3人目。きょう勝って11連勝になると、武田翔太(福岡ソフトバンクホークス)の持つ、ライオンズ相手の最長連勝記録に並ぶことになる。

また小島は、昨シーズンライオンズ相手に5勝をあげていたのだが、今シーズンもここまでライオンズ戦は4勝0敗。

もし、きょうも勝利して、2年続けてライオンズから5勝することになると、マリーンズの投手では、オリオンズ時代の1969年から71年に、3年連続で5勝をした成田文男以来(69年5勝2敗、70年5勝3敗、71年5勝1敗)、53年ぶりになる。

当然ながら、小島和哉とは、きょうが今シーズン最後の対戦になる。苦手意識を来シーズンまで持ち越さないよう、なんとか今シーズンのうちに、その連勝を止めておきたい。

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