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【西武ライオンズ 今日の見どころ】山下舜平大と早くも3度目の対戦 攻略のヒントは栗山にあり
●走者を置いての被安打は 栗山の1本だけ
【5日◇バファローズ‐ライオンズ7回戦(京セラドーム)18:00】
バファローズの先発は、今シーズンの開幕投手だった山下舜平大。4度目の1軍登板にして、ライオンズ戦はこれで3度目。日程の兼ね合いがあってのこととはいえ、2年前の宮城大弥のような「レオキラー」に育つことを、中嶋聡監督はイメージしているのかもしれない。
過去2試合あわせて12 1/3イニングの対戦で、ライオンズ打線が奪ったのは、開幕戦の栗山巧のタイムリー二塁打による1点だけ。前回4月23日の対戦では、2回表に無死2・1塁、4回表に1死2・1塁のチャンスをつくったのだが、ペイトン、佐藤龍世といった後続が倒れ、得点することができなかった。
プロ初勝利をあげた4月11日のイーグルス戦を含めて、山下はここまで塁上にランナーを置いた状態で26人の打者と対戦して、許したヒットは栗山の二塁打1本だけ。得点圏にランナーがいるときには、まったくヒットを打たれていないのだ(栗山のタイムリーは、走者が1塁にいたときだった)。
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正直付け入る隙が見当たらないのだが、そのなかにあって突破口になりそうなのが栗山だ。開幕戦のタイムリーに続き、前回対戦では自身の通算1,000四球を含む、3打席3四球を山下から選んでいた。
ここまでの与四球率(9イニング換算の四球の数)が3.12と、制球が乱れるようなタイプではなく、追い込んだらフォークボールがあるピッチャーだ。単純な待球策が通用する相手とは思えないが、ここまで山下攻略に唯一成功していると言っていい栗山の姿勢を、ライオンズの各打者は参考にしたい。
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前日までのファイターズ戦は3試合で合計4得点。そのうち3点が内野ゴロの間に入ったもので、タイムリーによる得点は1点だけと、山川穂高の復帰がすぐにはチームの得点力アップにつながっていかないのが、野球の難しいところ。
最近4カード勝ち越しがなく、最大4あった貯金が1にまで減ってしまった。山下に続いて、山本由伸、山岡泰輔の先発が予想される今回の3連戦だが、カード勝ち越しのためにも、そして山下に対する苦手意識をつくらないためにも、なんとか初戦をモノにしたいのだが…。