【西武ライオンズ 今日の見どころ】3試合連続零封負けだと 球団タイ記録 得意の相手に 光成がチームを救えるか
●バファローズ戦&京セラドームに強い髙橋光成
【6日◇バファローズ‐ライオンズ 8回戦(京セラドーム)14:00】
今シーズン2度目の髙橋光成対山本由伸。今回が通算10度目の顔合わせとなる。前回4月22日の対戦では、杉本裕太郎の2ランで先に髙橋のほうが失点したが、その後を完璧に抑えると、ライオンズ打線が山本に自身ワーストとなる11安打を浴びせて逆転。
髙橋は2年ぶりの完投勝利を自身初の無四球試合で飾り、京セラドームのライオンズ戦は5勝0敗だった山本に、文句の付けようのない形で投げ勝った。これで両投手の直接対決は、髙橋の5勝(2敗)。山本の2勝(3敗)となった。
現在通算58勝の髙橋光成だが、球団別で最も多くの勝ち星をあげているのがバファローズで14勝。また球場別でも、パ・リーグ他の5球団の本拠地球場のなかで、通算7勝と最も良い成績を収めているのが京セラドーム大阪で、2021年6月25日から4連勝中だ。
髙橋がよもやの4回5失点で敗れた29日のイーグルス戦から、チームは1勝5敗と歯車が狂い始めた。もちろん、その間の得点が12しかなく、1試合平均2点止まりなのだから、投手について云々するのはお門違いなのだが、それほど大きな影響を与えるくらい、エースの1敗は重いとも言える。
●3試合連続零封負けになると 球団14年ぶり
最大4あった貯金がなくなったライオンズ。チームは2試合続けて得点なく敗れ、ホームランは4試合出ていない。もし、きょうの試合も点を取れずに、3試合連続のシャットアウト負けとなると、2009年以来14年ぶり4度目の球団ワーストタイ記録になってしまう。
どうしても山本由伸との対決のほうに関心は集まるが、本来「得意にしている」京セラドームのバファローズ戦で、髙橋光成には苦しいチームに勝利を呼び込むガマンの投球が求められる。