【西武ライオンズ 今日の見どころ】こどもの日は4連勝中 與座の粘投に期待
●辻󠄀監督就任後 こどもの日は負けなし
【5日◇ライオンズ‐マリーンズ8回戦(ベルーナドーム)13:00】
こどもの日のデーゲーム。たくさんの少年少女が、ベルーナドームを訪れることだろう。ジャングル大帝レオのペットマークに代表されるように、所沢移転後のライオンズはジュニア層のファンの開拓を、経営方針のひとつにしていたと伝え聞く。
だから、というワケでもないのだろうが、不思議とライオンズは「こどもの日」に強く、所沢に移転した1979年から昨年まで、27勝14敗と大きく勝ち越し。辻󠄀発彦監督が就任した2017年からは4連勝中だ(2020年は6月開幕だったため、試合なし)。
●走者を置いてからの投球が與座の真骨頂
4月28日のホークス戦で、右脇上部の違和感を訴え降板したスミスのあとを受けて緊急登板。しっかりとリードを守って勝利した與座海人が、今シーズン2度目の先発にのぞむ。
よく「アンダースローは左打者が苦手」と言われるように、與座もキャリアトータルの被打率が右打者の.241に対して、左打者は.309。髙部瑛斗、佐藤都志也といった好調のマリーンズの左打者には注意したい。そのなかで、昨シーズン4打数3安打1本塁打と苦戦したマーティンが、不振で抹消中なのは、與座にとっての追い風だ。
今シーズンの與座で特徴的なのは、ランナーを置いてからのピッチング。被打率自体は高いのだが、許したランナーが得点圏に進んでも、そこで崩れずにピンチをしのいでいる。
相手先発の美馬学とは、昨シーズンの対戦成績がライオンズの1勝3敗。4月20日の今シーズン初対戦でも、6回裏までノーヒットに抑えられている。今日の試合も1点が致命傷になりかねない。
●沖縄凱旋登板へ ローテ定着なるか
佐藤隼輔を抹消、隅田知一郎の登板間隔をあけるなど、このタイミングで先発ローテーションが再編される見込み。来週、再来週と、週に5試合の日程が続くため、與座にとっては今後のローテーション定着を懸けたマウンドにもなる。
特に、今月17、18日には、沖縄でのホームゲームが予定されている。地元凱旋登板の切符を手にするためにも、與座には粘り強くランナーを還さないピッチングを期待したい。
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